【相場雑感】今日の相場を振り返って
米国株式市場が大幅下落。
その割にCME日経平均先物は下げ渋った(?)印象だった。
そして寄りつき。
9700円割れとなり、投げが出るかに見えたが、寄りつき後まもなく先物は切り返し始めた。
そして終日ジリ高という展開。
結果、大幅下落でもおかしくない外部環境下でプラスに切り返すという強さをみせた。
昨日は10000円台トライと見せかけて反落、そして今日は崩れると見せかけて上昇。雰囲気だけでやってると結構振り回されかねない動きだ。
昨日の下落は立花の売りをきっかけに崩れたが、その後切り返す場面もあったり、決して脆い印象はなかった。
中国株の急落が最後に足を引っ張ったが、日本株の動きをみる限り、目先の需給は悪くない。
米国債の利回り上昇。円安。欧米株、中国株などの下落。完全にここしばらく続いてきたトレンドの反対の動き。
これまでは米国金融緩和期待から利回り低下が続き、円高、そして過剰流動性を背景とした株価上昇。そして蚊帳の外に置かれていた日本株。
それがこのところ完全に流れは反対になっている。強かったものが売られ、弱かったものが買われる。
おそらく季節的な需給要因が強いんじゃないだろうか?
ヘッジファンドの多くが11月締めになっているため、決算前にポジションクローズの動きが先行している。
これが本格的なトレンド転換につながるかは疑問が残るが、11月末までは、そういった流れにあまり逆らわない方が無難そうだ。
明日も難しい一日になりそう。
初めての羽田国際便。
夜にはシンガポールに発つ。