FC2ブログ

【ビジネス】ヘッジファンドを作るには…

gaien この週末に行ってきた外苑にて。この季節感が日本のよさですね(^^;

この週末に次の取り組みについてはご報告させていただきましたが、先週末は自分の現職の退任と引継ぎのために東京に一週間ほど滞在していました。
今朝、シンガポールについて、そのままオフィスで仕事をしています。

仕事での出張は今後しばらくは予定がなく…。
ちょっとホームシック気味ではあるのですが、何気にやることが目白押し。

「ヘッジファンド」
って日本では、なんか悪いイメージ持たれがちな気もしますが、海外の方の印象とはだいぶズレがあるというか…。
まぁその辺はまたどこかでお伝えしたいとは思いますが、今日は自分が今色々と仕事をさせていただいている方々についてお伝えしてみようかと。

PB(プライムブローカー)…ヘッジファンドにとってはビジネスパートナーともいうべき存在。セットアップのサポートから、他の業者の紹介、投資家紹介(キャピタル・イントロダクション)、レバレッジの供与、貸し株の提供など、ファンド周りのサポート全般を行う。外資系証券や大手証券などにはそういった部門がある。

アドミニストレータ…ヘッジファンドの運用成績やコストの計算・管理など、バックオフィス的な業務全般を行う。第三者としての立場から、ファンドの運用成績をしっかりと計算してもらうことが投資家の信頼を得るうえではとても重要でもあるため、こちらもカギとなる存在。

監査法人…ファンドおよび運用会社それぞれに監査法人をつけないといけない。これも第三者がしっかりとチェックしていることが大事なので、どこの監査法人に頼むかによって、そのファンドの信用にもつながりやすい。BIG4などに頼めば信頼度は高まるが、お値段も…。

特に重要なのはこの辺り。
ストラクチャリング(ファンド組成や運用会社の設立・ライセンス申請など)では、法律事務所などとの連携も必要になるし、それはそれぞれの国で必要になる。
その他、トラスティ、カストディアンなど。

昔、ファンドビジネス関連でのスキャンダルが起きた。
日本のAIJ事件や米国マドフ事件。
資産運用業務を営む者が起こしたスキャンダルは、余りにも巨額であったため、悪い印象を持つ人も多かったと思う。
彼らは関連会社、内輪で色んなことをやっていたため、ごまかしも出来たところがある。

投資家に信頼してもらうためには、先に挙げたようなビジネスパートナーを第三者にしっかりと担ってもらい、さらには名の通った実績のあるところにやってもらうことも大切なポイントだったりする。そういったところはそれなりに費用もかかるし、スタートアップだとお金もそこまでかけられないので限度もあるんだけど。あとは引き受けてもらえるかもね(^^;
ある機関投資家などでは「ホワイトリスト」を持っていて、このリストに入っている業者を使っているファンドじゃないと投資は出来ないといったルールがあったりもする。

ものすごくしっかりとした作りこみをし、ライセンスを取得するうえでも細かい質問や資料を整える必要もある。
投資家の資産をお預かりして運用するということは、それだけ責任が重い仕事なんだと痛感させられることも多い今日この頃です。




20181203204023796.jpg
季節感のない国より

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

tetsu219

Author:tetsu219
元証券ディーラーです。
二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち上げてみたりと色々やってきて、とある証券会社でディーリング部長になり、今はシンガポールでヘッジファンドの設立・経営をやっています。

基本仕事ネタです。
更新は気が向いたときだけ(^^;
でもこのブログを通じて運用を志す若い世代の人たちに何か伝えられること、その一助になればと思っています。

初期は限定記事にしていましたが、今は開き直って全部公開にしてますのでお気軽に(笑)

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR