【ビジネス】様々な変化
久し振りにブログ書いてみようかと(笑)
この半年余りの間に色んなネットワーク作りをしてきて、東京・シンガポール・香港で色んな人に会ってきた。
これから取り組もうとしていることは、自分も十分な経験と知識を持っているわけではない。
だから、その世界をよく知っている人たちに会い、学び、また今後ビジネスを一緒にやっていただける関係を作る必要があったし、自分自身、これからの構想を固めるうえでも、もっと沢山の知識や情報を必要としていたから。
それを自分自身がやろうと思ったときに考えた。
その時点での自分自身の知識・経験・能力では、最適な判断はできないと自覚している。
それが出来るであろう人に任せるという選択を考えてはいたけれど、どうやら自分自身がやるべきだ。
なら一定の時間をかけて、足りないものを学び、身につけていく必要がある。
だからこそここまで準備に時間を要した。
分析に時間をかけた分、決断してからは最短で進めていく。
トレードと同じ。
情報収集をしっかりと行い、それを適切に判断できるだけの知識を持ち、そしてリスクとリターンの分析をし、決断する。
マネジメントをやるようになって思う。
運用者やっててよかったなと。
その経験が活きる場面が沢山あった。
ただ大きく違うのは、
トレードだとロスカットも容易だし(それが苦手という人も多いけど)、取り返せばいいだけのことと割り切りもできる。
でも、ビジネスの面では多くの人を巻き込んだり、その未来がかかっていたりするから簡単ではない。その失敗は、関わった人の生活や未来に影響を与えるし、会社にも多くの損失を与えてしまうリスクもある。
『じゃあ新しいことなんてやらなければいいじゃん。』
とは思わない。
会社という組織、そこに関わる人達。
その未来をどう切り拓いていくのか。
何もせず、そこに立ち止まっていたら、時代に取り残されていく。
そこにいる人たちも変化し、成長していけば、今の場所が窮屈になり、離れていくときもくる。
『何もしないリスク』
をしっかりと認識できていないマネジメントがどれほど多いことか。
『今までこれでやってきたんだからいいじゃん。』
現在と過去しか見ずに、未来を見ようとしないマネジメントが多かったから、この業界は大きくシュリンクしてきた。
『何もしない』
でいたときのリスクを想像できていなかったから、それが現実になったときに取り残され、淘汰されてきた。
運用者だってそう。
よく『ディーラーって若い人じゃないと出来ない仕事ですよね?』と聞かれることがある。
自分は必ずしも『年齢』が決めるものではないと考えている。
どちらかといえば『成功体験』が邪魔をして、変化を出来なくなることが一番怖い。
『かつてうまくいっていたやり方』
が染みついてしまって、マーケットやテクノロジー、時代が変化してきているのに、自分をそれに対応させるための変化ができなくなっていく。
かつて成功したディーラーが、いつの間にか稼げなくなっていくのは、それが一番の原因だと思う。
もし、マネジメントの立場にいるならば、常に新しいことを学び、情報を得て、その世界の未来を想像し、自分達の未来を創造していく必要がある。
その責務はディーラー以上に重い。
上の立場にいるからには、そこにいる人たちの未来を背負っているんだから。
まぁ自己保身やら利己的な発想やら、そんなものばかり目につく上司が多かったけれど、中には尊敬できる上司や先輩もいた。
現在の自分が、少しでもマシな上司でいられるように、いい年こいてもまだまだ頑張らないとね。
さてこれから数カ月、忙しくなるぞ。