【日常】レオがいない夜
昨日の夜。
家で仕事をしていたら、異臭がした。
「レオが部屋の中でうんちでもしたかな?」
そう思って様子を見に行くと、ソファのうえで嘔吐していた。しかもかなり大量に…。
とりあえずケージに入れてソファカバーを外す。ただあまりにもおとなしいので気になって声をかけてみる。
レオは懸命に起き上がって、自分のもとに来ようとするが、フラフラと真っ直ぐ歩くことも出来なくなっていた。
パニックだった…。いつも元気で飛び回っているレオ。すぐに抱き上げたが、信じられないほど力なくグッタリとしていた。
「こんなに軽かったか?」
レオじゃないみたいだった。
そのまま動物病院に電話。
時間が夜だったこともあり、一軒目は断られた。二軒目で休診日だけど、先生がいるから診察してくれるとのこと。
すぐに検査。待っている間もさっきのレオの姿が頭から離れない。
自分のもとまで来ようと必死に、でも真っ直ぐ歩くことも出来ず、フラフラとしていたレオ。
自分の腕の中で弱々しくグッタリとしていたレオ。
先生が戻り、検査結果の説明を受けた。
肝臓系の数値が異常な値だった。「重篤」な状態にあるとのこと。万が一のこともありえると。そしてそのまま入院に。
いつも横にいるのが当たり前だった。
ウザいぐらい絡んできて、甘えん坊。
家の中、どこにいくにもついてきて…。
当たり前だったのに、今日はその当たり前がない。
この何年か、色々とあってすごく寂しい時間が長かった。でもレオが居てくれたから救われていた自分がいる。
12月25日のクリスマス。
その日はレオの誕生日。
祝ってやりたい。
また元気な姿で戻っておいで。