【ビジネス】面接
東京・大阪と続いてきた面接が終わりました。
あとは来週のシンガポールを残すのみです。
50名弱いるディーラー一人ひとりと向き合い、彼ら自身のこの一年間の結果と向き合う面接です。
全体としては好調を維持できてはいても、個々で見れば結果を出せている者、いない者、中には損失を出してしまっている者もいる。
うまくいっている者からは希望や要望も出てくるし、それに応えてあげなければいけない。それは大変でも嬉しいこと。
一方でうまくいっていない者には、ポジション枠の削減や、中には契約終了つまりクビも宣告しなければならない。
毎年10月ぐらいから心配し、頑張って欲しいと思いながらも悩み続け、決断し、伝えるのが自分の役割。
利益を出すのが仕事であるのに儲からないどころか損すら出している状態を放置していれば組織は弱体化してしまう。
その理由や原因ももちろん考慮はするものの、一年間という期間で見て結果を出せなかったという現実には向き合わざるをえない。
今年もごくわずかだけれど契約終了を伝えなければいけない者がいました。
契約は維持しても厳しい話をしなければならない者もいました。
それは受け止める側にももちろん、伝える自分にとっても辛いことです。
でも…。
そんな中でも若手の成長や、彼らがキラキラした目をしながら来年はもっともっとこうなりたいという目標や夢を持ってくれていることは自分にとっての励みにもなりました。
来年度には新卒が4名入社し、中途も合わせると育成枠のディーラーは10名近くになる。
わずか一年半前、二年前、異なる業界から飛び込んできた若いディーラー達が現在では主力にまで育ってくれている。
そしてこれから入ってくる者の指導を彼らに頼んだら、『自分もそうやってきてもらったんで、自分に出来ることがあるならお手伝いします。』と引き受けてくれた。
若手が次々とチャレンジし、バトンが繋がっていく。
自分がこれまで実現したいと願ってきたもの。
それがここにありました。
人のお金でリスクを取り、収益を上げるという仕事。
それは儲かることもあれば損をすることもある。
その結果は運用者自身が受け止めるしかない。
結果が全て。
その覚悟が出来ていなければ、この仕事はやるべきではない。
自分も二十数年間、その立場で仕事をし、結果を出し続けてきました。
夢もあるけれど、厳しい現実とも向き合わなければならないのがこの仕事です。
夢を勝ち取りたいのなら、それだけの努力をし、結果を出す。
結果も出せていないのに、朝もロクに準備もせず、引けたらすぐに帰ってしまう。
それでなんとかなるほど相場は甘くはない。
懸命に足掻き、なんとかしようと努力している者には手を差し伸べられても、結局は本人次第。
今年の面接でも、辛い話もしなければならなかったけれど、未来を感じることも沢山出来た面接でした。
あとは来週のシンガポールを残すのみ。
そこからは来期戦うための体制をどう作るか。
今日はウチに入社したいという若いディーラーの採用面接です。