【趣味】ダイビングと写真
このところお堅い話ばっかりだったので、ちょっと趣味の話でも(あ、いつもか…(^^;)。
自分はダイビングと写真が趣味。
5年前からダイビングをはじめて、3年半前ぐらいから写真も本格的に取り組み始めた。
恥ずかしながら…40歳過ぎるまで趣味らしい趣味もなく、『趣味は?』と聞かれると『仕事』か『相場』としか答えられないような状態だった。
それぐらい相場が好きだったし、ディーラーという仕事をトコトン突き詰めたいと思っていたから、自分としてはそれはそれで充実していたから、寂しいとも不満とも思わなかった。
でも40歳を過ぎる頃、公私に渡ってとても辛い時期を経験した。
自分の人生や未来を自分で選ぶことができない苦しさ。
大きな挫折でもあった。
その挫折が転機になった。
それまでは一人でどこか好きなところに旅に行くなんてこともなかったけれど、仕事をいったん辞めたこともあって、初めて一人でどこか旅をしようと思い立ち、トルコに一人旅に行った。バックパッカーのような旅だった。せっかくなのでパナソニックの小さなミラーレス一眼を買って旅に出た。
まさに自分を見つめなおす旅(笑)
そのときに撮った一枚。
そのときに写真が楽しいと感じ、どこかでちゃんとやってみたいなと思うようになった。
その直前に現在の会社の社長との出会いがあり、この方の下でならばやらなければいけないと思ってきたことが誠実にできるのではないかと感じた。
そしてトルコ一人旅から帰ってきてすぐに現在の会社で働きはじめた。
再始動するにあたって、これまでやりたいなと思っても、自分を抑えて我慢してきたことをこれからはやっていこうと決めていた。
その最初のものがダイビングだった。
その年の夏休み。
初めてのダイビング(ライセンス取得)に行った。
選んだ場所はサイパン。
近かったし、海も綺麗そうだったし、たまたまだけどエライリーズナブルなホテルもあったし。
一人旅だったから、まぁどこでもよかったんだけど、あの島を選んで良かったと今では心から思う。
OW講習にいったんだけど、そのまま一気にハマってしまい、日本に帰ってくるなり翌月の三連休も予約して、それからしばらくは毎三連休はサイパンに通っていた(笑)
マリアナブルーと呼ばれる海の青さ。
多様な魅力を持ったビーチ(ラウラウ、オブジャン、グロット)
そして現地の人達との出会いや交流。
その中にプロのフォトグラファーがいた。
しかも三人も。
彼らの写真に刺激を受けて、写真をもっとちゃんとやりたいと思う気持ちは強くなっていった。
そして友人でもある彼らは惜しげもなく様々なことを教えてくれて、いろんな機会も作ってくれた。
花や風景、海、そしてポートレートまで撮る機会も得られるようになって、写真は自分にとってとても大切な趣味になった。
それまではずっと全力疾走で生きていたような気がする。
綺麗なものを見ても立ち止まりもせずに通り過ぎていた。
でも写真を撮るようになって、夕焼けや道端の花や、何気ないものにも足を止めて何かを感じられるようになった気がする。
それもサイパンで出会った沢山の友人のおかげだと思う。
仕事以外でも沢山の友人がいて、全く違う世界で生きている彼らは自分の生活や人生を豊かにしてくれた。
仕事でも趣味でも沢山の『人』に恵まれて自分は幸せ者だなと改めて実感できたのが、この趣味のおかげかもしれない。