【ビジネス】ディーラーという仕事の変遷⑧
二年半前にディーリング部長という立場に立たせていただいてから、いろんなことに取り組んできた。
Chi-XやSBIJapannextなどのPTSとの直接接続
海外派生商品や為替商品への対応
オプション取引の環境整備
様々な運用管理体制の整備(多様な運用手法を管理できる体制の構築)
人材育成(未経験者採用)
大阪拠点の開設
シンガポール拠点の開設
…etc
今では50名近いディーラーが在籍し、人数でも最多クラス。
『地場証券のディーリングは一カイ二ヤリの日計り』
というイメージとはかけ離れた運用も出来るようになってきた。
運用手法の多様性という意味では業界随一といっていいと思う。
マルチ・ストラテジー
マルチ・アセット
グローバル
運用の多様性をさらに推し進めていきたい。
また自社でのシステム対応力の向上は必須課題だと思っている。
AIによる運用などが台頭してくるこれからの時代を戦いぬくためにはまだまだ足りない。
システムトレード。株の世界でAPIを公開しているシステムは少ないが、コンピュータを駆使し、高いレベルでの分析や運用ができる体制も構築していかなければいけない。
そしてビジネスモデルの発展的な次への展開。
その全てで鍵になるのが『人』。
これまで地場証券にはこなかったような人材も何人も当社に来てくれた。
様々なスキルセットを持った人材が必要になってくるだろう。
これから何年か先、全く別の運用組織であるかのような変革をしていかなければいけないと思う。
その変革が現在ここで戦っているディーラー達の夢を広げてくれるだろう。
せっかく好きなこと仕事にしてるんだからワクワクしなきゃね(^^)
自分自身、運用者として成長していくプロセスはずっとワクワクしていた。
後輩達が自分達の業界の未来を悲観し、下を向いているような姿はもう見たくはないから。