【相場雑感】昨夜のスイスフランの動きをみて
昨夜のスイスフランの動きはとんでもなかった。
チャートは昨年5月からの日足。
前日までの日々の動きがこんなものなのに一気にとんでもないボラタイルな動き。
政策に依存している相場である以上、その政策が止まってしまえばとんでもないことになる。
昨晩は大儲けした人もいたようだが、一生返せないような借金を背負ってしまった人も少なくないようだ。
「払えないからしゃあないよね。」
「自己破産するしかない。」
一部では自殺をほのめかすような書き込みすらあった。
株では滅多にここまでやられることはないけれど、東日本大震災のときにオプションの売りでとんでもない損失を出す人が沢山いた。
ネット証券の多くが損失を出した人から資金回収ができずに数十億円の損失を被り、一部では廃業・撤退すら起きた。
それよりも資本規模の小さい業者が多いFX業者。
損失を出した顧客からは回収できず、儲かった顧客には払わなければならない。
これからいくつものFX業者が危ないという話も出てくるのだろう。
「レバレッジ」
というのはとても甘美なものだ。
少ない元手でも大きな利益を上げることができる。
しかし、市場は時として暴力的になることがある。
そこで再起不能になるような損失を出さないようにすること。
リスクとリターンは背中合わせ。
リスクを取るからリターンが得られる。
でも背負えないリスクを取ってリターンを得にいくことはやってはいけない。
相場で勝ち続け、生き残っていきたいのなら相場に対する畏怖だけは忘れてはならない。
ま、確かに昨夜の動きは「予想しきれない動き」だったかもしれない。
でも資産を失う、多少の債務を抱えるレベルではなく、とんでもない債務を抱えるというのはそもそものリスクの取り方に問題があったのだろう。
思わぬ損失に巻き込まれても、それを取り返しにいくだけのリスクを取れる余力を残さなければ負けて退場するしかない。
「リスク・コントロール」
どんなにレバレッジをかけられたとしても、自分がとっていいリスクの限界値は自分で理解しておかなければいけない。
そこを守っていると一気に大きな勝負は出来ず、コツコツとしか稼げない。
それをつまらないと思うかもしれないけれど、そこから始めて少しずつ大きくなっていくしかない。
自分も株価指数先物メインだったけれど、取らせてもらえるリスクは最初はラージ一枚だった。
何年も経って気づいてみれば数百枚単位で売買するのが当たり前になっていた。
でもそこまで一気に増やしたわけではなく、毎月・毎年利益を積み上げてリスク許容度を上げていった。
相場で勝ち続けるのに近道はない。
今回のような相場でたまたま乗れた人は別だけれど(笑)
それを続けるとなると話は別だろう。
今回の勝ちで気が大きくなり、リスクを雑に取り始めれば結構簡単に半分ぐらいは溶かすかもしれない。
何年、何十年と相場の世界で戦い、勝ち続けたいのなら「コントロール」だけは失わないことだ。
http://matome.naver.jp/odai/2142132210649651101
チャートは昨年5月からの日足。
前日までの日々の動きがこんなものなのに一気にとんでもないボラタイルな動き。
政策に依存している相場である以上、その政策が止まってしまえばとんでもないことになる。
昨晩は大儲けした人もいたようだが、一生返せないような借金を背負ってしまった人も少なくないようだ。
「払えないからしゃあないよね。」
「自己破産するしかない。」
一部では自殺をほのめかすような書き込みすらあった。
株では滅多にここまでやられることはないけれど、東日本大震災のときにオプションの売りでとんでもない損失を出す人が沢山いた。
ネット証券の多くが損失を出した人から資金回収ができずに数十億円の損失を被り、一部では廃業・撤退すら起きた。
それよりも資本規模の小さい業者が多いFX業者。
損失を出した顧客からは回収できず、儲かった顧客には払わなければならない。
これからいくつものFX業者が危ないという話も出てくるのだろう。
「レバレッジ」
というのはとても甘美なものだ。
少ない元手でも大きな利益を上げることができる。
しかし、市場は時として暴力的になることがある。
そこで再起不能になるような損失を出さないようにすること。
リスクとリターンは背中合わせ。
リスクを取るからリターンが得られる。
でも背負えないリスクを取ってリターンを得にいくことはやってはいけない。
相場で勝ち続け、生き残っていきたいのなら相場に対する畏怖だけは忘れてはならない。
ま、確かに昨夜の動きは「予想しきれない動き」だったかもしれない。
でも資産を失う、多少の債務を抱えるレベルではなく、とんでもない債務を抱えるというのはそもそものリスクの取り方に問題があったのだろう。
思わぬ損失に巻き込まれても、それを取り返しにいくだけのリスクを取れる余力を残さなければ負けて退場するしかない。
「リスク・コントロール」
どんなにレバレッジをかけられたとしても、自分がとっていいリスクの限界値は自分で理解しておかなければいけない。
そこを守っていると一気に大きな勝負は出来ず、コツコツとしか稼げない。
それをつまらないと思うかもしれないけれど、そこから始めて少しずつ大きくなっていくしかない。
自分も株価指数先物メインだったけれど、取らせてもらえるリスクは最初はラージ一枚だった。
何年も経って気づいてみれば数百枚単位で売買するのが当たり前になっていた。
でもそこまで一気に増やしたわけではなく、毎月・毎年利益を積み上げてリスク許容度を上げていった。
相場で勝ち続けるのに近道はない。
今回のような相場でたまたま乗れた人は別だけれど(笑)
それを続けるとなると話は別だろう。
今回の勝ちで気が大きくなり、リスクを雑に取り始めれば結構簡単に半分ぐらいは溶かすかもしれない。
何年、何十年と相場の世界で戦い、勝ち続けたいのなら「コントロール」だけは失わないことだ。
http://matome.naver.jp/odai/2142132210649651101