【マーケット】ハロウィン・バズーカ、国会解散…うーん
なんか違和感があるこの相場。
正直、「やりすぎ」に思える日銀の金融緩和。
政治の停滞。
消費税引き上げ先延ばし→景気悪化回避(財務体質改善の遅れ)
日銀が買って、年金が買う。
GPIFの株式比率は日本株比率ばかりがクローズアップされるが、海外株も加えると50%を超える。
すでに半分を超える金額を株で運用すると言っているのだ。
日銀の黒田バズーカもこのまま資産膨張を続ければ一年ほどで日本のGDPの7~8割近くに達してしまう。
年金や日銀の限界が見えたとき、恐らく市場は暴走し、それを止められる人はいなくなるだろう。
世界3位の経済規模の国が混乱をきたしたとき、世界経済に与える影響は計り知れない。
デフレは苦しかったが、新興国の台頭、安い労働力がそこにはあり、そこで安く生産されたものが流入してくれば自ずと物価は下落バイアスを受ける。そして雇用が新興国に流れた分、日本の産業は空洞化し、製造業においての雇用は悪化する。
本来、解決しなければならないのは製造業、サービス業、金融業…様々なビジネスが日本で行われるようにし、資本の日本への回帰、活性化、雇用の拡大を実現して、この国をビジネスの場として国際競争力を高めるこだ。
この国の病巣を取り除き根治させるのは「政治」でなければ出来ない。
日銀が国の借金肩代わりして(国債購入)、株買って(ETF購入)、不動産買って(REIT購入)、年金にまで株買わせて…そういったやり方で、株価を押し上げる、行き過ぎた円高を是正させるというのは対症療法としては理解できる。しかし、それだけでは薬漬けにして表面的な改善を示しているだけ。確かにそれによって一部動き出すものもあるだろうが、それは高熱の患者に解熱剤を投与して食事を取れるように体力を回復させているだけだ。
根本的な病巣を改善させない限り、病気は治らない。薬の投与を止めればあっという間に悪化し、薬の効き目も悪くなる。そして今回のハロウィン・バズーカは明らかに過剰投与だと思う。それにより過度な円安などの副作用を招き、結果として国民の暮らしは悪化しかねない。
日銀や年金などにリスク資産を買わせることでこの国が良くなると思うなら大きな間違いだ。
政治がやるべきことをやり、国際競争力の回復をしっかりと推し進めることが出来ていなければ、いつか日銀の信認が揺らぎ始める。
そのとき市場はコントロール不能に陥るだろう。
それは何年も先かもしれないし、そう遠くない未来かもしれない。
そうならないためには政治が機能することが何よりも重要だと思う。
このところ聞こえてくるのは、うちわだ観劇会だのという足の引っ張り合いから、消費税の話ばかり。法人税はどうなった?規制緩和とか第三の矢は?
そしてこの年末押し迫った中での解散話。
政治家は大騒ぎする。
選挙で負ければただの人だから。
でもあなたが政治家でいられるかどうかよりも、この国の未来を真剣に憂い、良くしていくためにこそ懸命であって欲しいと思う。
短命観測くすぶる第2次アベノミクス円安 http://s.nikkei.com/1GTBcz4
正直、「やりすぎ」に思える日銀の金融緩和。
政治の停滞。
消費税引き上げ先延ばし→景気悪化回避(財務体質改善の遅れ)
日銀が買って、年金が買う。
GPIFの株式比率は日本株比率ばかりがクローズアップされるが、海外株も加えると50%を超える。
すでに半分を超える金額を株で運用すると言っているのだ。
日銀の黒田バズーカもこのまま資産膨張を続ければ一年ほどで日本のGDPの7~8割近くに達してしまう。
年金や日銀の限界が見えたとき、恐らく市場は暴走し、それを止められる人はいなくなるだろう。
世界3位の経済規模の国が混乱をきたしたとき、世界経済に与える影響は計り知れない。
デフレは苦しかったが、新興国の台頭、安い労働力がそこにはあり、そこで安く生産されたものが流入してくれば自ずと物価は下落バイアスを受ける。そして雇用が新興国に流れた分、日本の産業は空洞化し、製造業においての雇用は悪化する。
本来、解決しなければならないのは製造業、サービス業、金融業…様々なビジネスが日本で行われるようにし、資本の日本への回帰、活性化、雇用の拡大を実現して、この国をビジネスの場として国際競争力を高めるこだ。
この国の病巣を取り除き根治させるのは「政治」でなければ出来ない。
日銀が国の借金肩代わりして(国債購入)、株買って(ETF購入)、不動産買って(REIT購入)、年金にまで株買わせて…そういったやり方で、株価を押し上げる、行き過ぎた円高を是正させるというのは対症療法としては理解できる。しかし、それだけでは薬漬けにして表面的な改善を示しているだけ。確かにそれによって一部動き出すものもあるだろうが、それは高熱の患者に解熱剤を投与して食事を取れるように体力を回復させているだけだ。
根本的な病巣を改善させない限り、病気は治らない。薬の投与を止めればあっという間に悪化し、薬の効き目も悪くなる。そして今回のハロウィン・バズーカは明らかに過剰投与だと思う。それにより過度な円安などの副作用を招き、結果として国民の暮らしは悪化しかねない。
日銀や年金などにリスク資産を買わせることでこの国が良くなると思うなら大きな間違いだ。
政治がやるべきことをやり、国際競争力の回復をしっかりと推し進めることが出来ていなければ、いつか日銀の信認が揺らぎ始める。
そのとき市場はコントロール不能に陥るだろう。
それは何年も先かもしれないし、そう遠くない未来かもしれない。
そうならないためには政治が機能することが何よりも重要だと思う。
このところ聞こえてくるのは、うちわだ観劇会だのという足の引っ張り合いから、消費税の話ばかり。法人税はどうなった?規制緩和とか第三の矢は?
そしてこの年末押し迫った中での解散話。
政治家は大騒ぎする。
選挙で負ければただの人だから。
でもあなたが政治家でいられるかどうかよりも、この国の未来を真剣に憂い、良くしていくためにこそ懸命であって欲しいと思う。
短命観測くすぶる第2次アベノミクス円安 http://s.nikkei.com/1GTBcz4