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【トレード】負けず嫌い①

あなたは「負けず嫌い」ですか?

…と聞かれればほとんどの人が「そうだ」と答えると思います。少なくとも自分もそうだし、ほとんどの後輩や部下もそうでした。
そりゃ誰だって負けるの嫌なのは当たり前ですから(笑)
「負けるの大好きです!」
なんて笑顔で言われたら若干引きます…。

でもね、ツッパる相手を間違えてはいけません。
もし相場で引かされて(評価損を抱える羽目になって)、「くそーっ」という気持ちや「負けてたまるか」という負けん気だけで相場に対してツッパるのは間違いです。

相場に入っていると、すごく難しいことなのですが
①「単なる意地や負けん気だけで我慢している」のか?
②「何らかの根拠を持ったうえで耐えている」のか?
その違いは見極めること。
それはとても重要です。

①の我慢を「根性」という言葉で表す人がいます。まぁ自分のお金でやってるならそれも許されるのかなとは思いますが、他人様のお金や会社のお金で運用しているディーラー、トレーダー、ファンド・マネージャーと呼ばれるプロがそれではいけません。
自分が負けを認めたくないとか、①のようなやせ我慢を「根性」と称して人のお金をリスクにさらすなんて大きな間違い、勘違いです。
②であれば「根性」をもって我慢し続けることもアリですけど。
ま、我慢しないで済むのが一番いいんですけどねぇ(^_^;)

相場で底値を買う、天井を売るなんて芸当はまず不可能です。
出来てもたまたまぐらいに思っておくべきでしょう。

ということは基本ある程度の評価損は覚悟してポジション・テイクは行うべきなのです。ポジションを取り損なって収益機会を逸することこそ大きな機会損失なので、これはまぁ「コスト」と割りきるべきものです。
そこにしっかりとした根拠があって、その根拠が覆されていない限りはある程度の評価損に耐えることは必要なのです。
「この水準からは玉を拾い始める(ポジションを取り始める)。」
という感覚です。
つまり一見「ナンピン」に見えてもそれは計画的な「ナンピン」であり、ポジションを作る際の時間・価格の分散によって買いそびれることを防いだり、いきなりガツンといってちょっと引かされたところで投げさせられるという愚行を防ぐ一つの手段なんです。

一方で、同じ「ナンピン」でもガツンを勝負にいって「ここが底値!」と信じていったのに見通しが外れ、意地になってする「ナンピン」は危険です。スカンピンになりますから…(^_^;)
そんな風にロクに根拠もないのにただツッパればとんでもない損失を出すこともあるでしょうし、いずれ身動きが取れなくなるはずです。

「負けを認めることも勇気」
なんです。
「恐怖で投げる」のではない「ロスカット」。
それはポジション・テイクするときよりも強い意志が必要かもしれません。

「負け方」って長く相場で生きていくためにはとても大事なことなのです。
誰だって間違いは犯す。
間違えていいんです。
負けてもいいんです。
負けることは悪じゃない。

続く…

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プロフィール

tetsu219

Author:tetsu219
元証券ディーラーです。
二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち上げてみたりと色々やってきて、とある証券会社でディーリング部長になり、今はシンガポールでヘッジファンドの設立・経営をやっています。

基本仕事ネタです。
更新は気が向いたときだけ(^^;
でもこのブログを通じて運用を志す若い世代の人たちに何か伝えられること、その一助になればと思っています。

初期は限定記事にしていましたが、今は開き直って全部公開にしてますのでお気軽に(笑)

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