【市場雑感】よく分からんなぁ(^_^;)
まぁ下げも下げなら戻しも戻しですねぇ(^_^;)
コール売りのヘッジで先物買いが入ったとか日経の記事では出ておりましたが。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL20H5E_Q4A021C1000000/
でもなんとなく違和感。
こんだけ急落してニアのコールを相場観で裸で売るってねぇ。
現物株のポートフォリオに対するヘッジでカバード・コールとか、ボラを売りにいったショート・ガンマというならまだしも。でもそれならそんなに慌てふためいて先物でヘッジのヘッジをかけるかなぁ(^_^;)
まぁ最近はオプションの手口までチェックしてはいないのでなんとも言えませんが、その通りだとするならば、よく分からないリスクの取り方するなぁと感じる記事でした。
急落すれば戻りもそれなりに急なものになることは多い。しばらくはボラタイルな動きが続くでしょうからね。
オプションをやるうえで大切なことは
「自分が何を取りにいっているのか?」
「どういうリスクを取っているのか?」
を適切に把握し理解すること。
特に軽視しがちな「(ネガティヴ)ガンマ・リスク」を適切にコントロールすることが肝です。先物でヘッジ出来ているということはまだリスクとしては余裕があるのかもしれませんが、過去にオプションですっ飛ばした人達はガンマ・リスクを軽視し、先物でのヘッジすらままならないような危険極まりないリスクの取り方をしていました。
単に下げを取りにいくだけなら先物売ればいい。あえてコールを売る意味をどこに見出してポジションを作っているのか?割高なボラを売りに行くのならデルタリスクはそれなりに抑制されているはず(それでもデルタ・ヘッジは必要ですが)。さらなる急落を取りたいならプット買いでしょう。その辺を考えると急落しているところでコールを売るって何を取りたかったんだろう?とちょっと考えてしまいます。
オプションは組み合わせることによって自分の相場見通しやストラテジーを適切に表現できる素晴らしい商品です。ただそれだけにそのストラテジーが何を取りにいっているのかを明確にしておかなければならない。
昔、「NT(日経平均先物とTOPIX先物の銘柄間裁定取引)のヘッジで銀行株を売ってる」とかいう先輩ディーラーがいました。
若い自分ながら「この人は何をしたいのだろう?」と感じました。
銀行株のウェイトが高いTOPIXとそうではない日経平均株価の動きの違いを取りにいって、その差分を個別銀行株でヘッジするってねぇ(^_^;)
顧客のバスケット受けなきゃいけないようなトレーダーならまだしも、シンプルな運用をしている証券自己で、ポジションもそんなに大きくはないのに。ヘッジ・トレードのヘッジをして、結局何を取りたいのか分からないポジションになり、うまくいっても利幅も減らす。ポジションが小さければ小さいほど何を取りにいくのかを明確にし、そこにしっかりとリスクをかけなきゃ利益は残りませんから。
オプションから離れてしまいましたが、どんなトレードでも同じこと。自分のポジションが何を目的にリスクを取っているのか?そしてその目的のためにそのポジション選択が最適であるのかどうか?です。
なんとなくこんな急落局面でニアのコールを売って、戻りで先物でヘッジするって…よく分からないなぁと感じる話です。
ま、これだけ一気に戻ればショート・カバーも相当入るでしょうし、それはそれで理解できるのですけれど。
まぁ実際には記事とは異なるかもしれませんけどね(^_^;)
コール売りのヘッジで先物買いが入ったとか日経の記事では出ておりましたが。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL20H5E_Q4A021C1000000/
でもなんとなく違和感。
こんだけ急落してニアのコールを相場観で裸で売るってねぇ。
現物株のポートフォリオに対するヘッジでカバード・コールとか、ボラを売りにいったショート・ガンマというならまだしも。でもそれならそんなに慌てふためいて先物でヘッジのヘッジをかけるかなぁ(^_^;)
まぁ最近はオプションの手口までチェックしてはいないのでなんとも言えませんが、その通りだとするならば、よく分からないリスクの取り方するなぁと感じる記事でした。
急落すれば戻りもそれなりに急なものになることは多い。しばらくはボラタイルな動きが続くでしょうからね。
オプションをやるうえで大切なことは
「自分が何を取りにいっているのか?」
「どういうリスクを取っているのか?」
を適切に把握し理解すること。
特に軽視しがちな「(ネガティヴ)ガンマ・リスク」を適切にコントロールすることが肝です。先物でヘッジ出来ているということはまだリスクとしては余裕があるのかもしれませんが、過去にオプションですっ飛ばした人達はガンマ・リスクを軽視し、先物でのヘッジすらままならないような危険極まりないリスクの取り方をしていました。
単に下げを取りにいくだけなら先物売ればいい。あえてコールを売る意味をどこに見出してポジションを作っているのか?割高なボラを売りに行くのならデルタリスクはそれなりに抑制されているはず(それでもデルタ・ヘッジは必要ですが)。さらなる急落を取りたいならプット買いでしょう。その辺を考えると急落しているところでコールを売るって何を取りたかったんだろう?とちょっと考えてしまいます。
オプションは組み合わせることによって自分の相場見通しやストラテジーを適切に表現できる素晴らしい商品です。ただそれだけにそのストラテジーが何を取りにいっているのかを明確にしておかなければならない。
昔、「NT(日経平均先物とTOPIX先物の銘柄間裁定取引)のヘッジで銀行株を売ってる」とかいう先輩ディーラーがいました。
若い自分ながら「この人は何をしたいのだろう?」と感じました。
銀行株のウェイトが高いTOPIXとそうではない日経平均株価の動きの違いを取りにいって、その差分を個別銀行株でヘッジするってねぇ(^_^;)
顧客のバスケット受けなきゃいけないようなトレーダーならまだしも、シンプルな運用をしている証券自己で、ポジションもそんなに大きくはないのに。ヘッジ・トレードのヘッジをして、結局何を取りたいのか分からないポジションになり、うまくいっても利幅も減らす。ポジションが小さければ小さいほど何を取りにいくのかを明確にし、そこにしっかりとリスクをかけなきゃ利益は残りませんから。
オプションから離れてしまいましたが、どんなトレードでも同じこと。自分のポジションが何を目的にリスクを取っているのか?そしてその目的のためにそのポジション選択が最適であるのかどうか?です。
なんとなくこんな急落局面でニアのコールを売って、戻りで先物でヘッジするって…よく分からないなぁと感じる話です。
ま、これだけ一気に戻ればショート・カバーも相当入るでしょうし、それはそれで理解できるのですけれど。
まぁ実際には記事とは異なるかもしれませんけどね(^_^;)