【相場雑感】相場を見る目
年末年始には楽観ムードが支配していた日本株市場。
しかし、今年に入り約2000円ほど日経平均株価は下落してしまった。
昨日の後場はさすがに追い証なんかも出ていたのかな?
引けにかけては特に乱暴な売りが出ていた。
昨晩の米国株は反発。
日経平均先物もそれなりに戻りをみせている。
企業業績自体は改善傾向にあり、こういった需給要因による下落局面はバリューから判断して優良な銘柄を割安な水準で拾うチャンスにもなる。
年末にかけての上昇も需給主導だった。取り立ててファンダメンタルズに大きな変化もなく、米国FRBが金融緩和縮小に向かい始める中で海外HFを中心とした兆円規模の買いによって指数は押し上げられていった。日経平均株価とFリテの上昇ばかりが目に付くような投機性の高い動きだったと言えるだろう。5月23日前の動きと似ているという声も多かったはずだ。そしてそれは正しかったのだろう。結果、この反動安につながった。その裏に潜むリスクを軽視して、上がる指数や株価だけを見ていれば痛い思いもするだろう。
「株価は需給」とよく言うが、ファンダメンタルズの裏付けのない投機的な動きにはそれなりの反動を伴う。バブル崩壊、ITバブル崩壊、株ブームの終焉、リーマンショック…。それぞれその直前にはファンダメンタルズを軽視した買いが入り続けて上昇している。
ま、その間が「同じ阿呆なら踊らにゃ損損」になるのだけれど(笑)
大切なことは基本にある。あまりに端的な表現ではあるが、株価は上がれば上がるほどリスクが増大し、下がれば下がるほど低下する。
上昇相場中であってもそのときのリスクを理解し、一見阿呆になりながらも撤退点さえしっかりとコントロールしていればいいだけのことだ。長く生き残るには「損切り」が上手であること。
一番いけないのはいくらまで上がるという夢だけをみて、そうならなかったときの対処を考えない、示さないこと。多くのストラテジストやメディアがそこは軽視している気がする。
メディアや周囲の雰囲気に流されることなく、自分の目でその企業の力を見極めてその価値を考える。相場を見る目を養うことが大切だ。
短期売買は機械に支配されつつある。
瞬間的な動きが増え、人間の入る余地は失われつつある。
呼値は縮小され板の意味は失われつつある。
だからこその原点回帰。
相場で勝つために何が必要なのかを改めて考えたい。
しかし、今年に入り約2000円ほど日経平均株価は下落してしまった。
昨日の後場はさすがに追い証なんかも出ていたのかな?
引けにかけては特に乱暴な売りが出ていた。
昨晩の米国株は反発。
日経平均先物もそれなりに戻りをみせている。
企業業績自体は改善傾向にあり、こういった需給要因による下落局面はバリューから判断して優良な銘柄を割安な水準で拾うチャンスにもなる。
年末にかけての上昇も需給主導だった。取り立ててファンダメンタルズに大きな変化もなく、米国FRBが金融緩和縮小に向かい始める中で海外HFを中心とした兆円規模の買いによって指数は押し上げられていった。日経平均株価とFリテの上昇ばかりが目に付くような投機性の高い動きだったと言えるだろう。5月23日前の動きと似ているという声も多かったはずだ。そしてそれは正しかったのだろう。結果、この反動安につながった。その裏に潜むリスクを軽視して、上がる指数や株価だけを見ていれば痛い思いもするだろう。
「株価は需給」とよく言うが、ファンダメンタルズの裏付けのない投機的な動きにはそれなりの反動を伴う。バブル崩壊、ITバブル崩壊、株ブームの終焉、リーマンショック…。それぞれその直前にはファンダメンタルズを軽視した買いが入り続けて上昇している。
ま、その間が「同じ阿呆なら踊らにゃ損損」になるのだけれど(笑)
大切なことは基本にある。あまりに端的な表現ではあるが、株価は上がれば上がるほどリスクが増大し、下がれば下がるほど低下する。
上昇相場中であってもそのときのリスクを理解し、一見阿呆になりながらも撤退点さえしっかりとコントロールしていればいいだけのことだ。長く生き残るには「損切り」が上手であること。
一番いけないのはいくらまで上がるという夢だけをみて、そうならなかったときの対処を考えない、示さないこと。多くのストラテジストやメディアがそこは軽視している気がする。
メディアや周囲の雰囲気に流されることなく、自分の目でその企業の力を見極めてその価値を考える。相場を見る目を養うことが大切だ。
短期売買は機械に支配されつつある。
瞬間的な動きが増え、人間の入る余地は失われつつある。
呼値は縮小され板の意味は失われつつある。
だからこその原点回帰。
相場で勝つために何が必要なのかを改めて考えたい。