【相場雑感】指数マジック?
ファーストリテイリング(東証:9983)の上昇が止まらない。
3月4日の終値25370円からすでに29000円を突破、その
上昇率は14.31%を超えている。
同銘柄は日経平均株価採用銘柄225銘柄中でも最大の指数寄与度
(株価の変動が指数に与える影響が大きい)を誇っており、同期間
の日経平均株価の上昇幅250円弱(上昇率は+2.13%)のう
ち、150円弱(銘柄数としては225分の1に過ぎないのにほぼ
6割)の上昇をわずかひと銘柄で実現している。
... 一方で、TOPIX(東証株価指数)の上昇率は+0.78%にと
どまっており、ファーストリテイリングの影響の大きさの差が明確
に出た格好だ。
日経平均株価は修正単純平均。
TOPIX(東証株価指数)は時価総額加重平均。
指数の計算式による違いがここまで明確に出るのも久しぶりな気が
する(しかもたったひと銘柄で)。
かつて『ITバブル』と呼ばれた時代。
日経平均先物はあまり動かず、上昇も緩慢なものだったが、TOP
IXは大幅な変動、急激な上昇をしていた。
日経平均株価に採用されていない光通信やソフトバンクといったI
T銘柄がTOPIXへの指数寄与度を高めており、それらの銘柄が
動くとTOPIXは動くが指数に採用していない日経平均株価は無
風状態といった背景があった。
こういう指数マジックで株価が動いているとき、指数の水準だけを
見ていると市場全体を見誤ることが多い。
全体は上値が重く見えるのに指数はFリテひと銘柄で押し上げられ
ていく。
一歩引いて俯瞰していくことが肝要だろう。

3月4日の終値25370円からすでに29000円を突破、その
上昇率は14.31%を超えている。
同銘柄は日経平均株価採用銘柄225銘柄中でも最大の指数寄与度
(株価の変動が指数に与える影響が大きい)を誇っており、同期間
の日経平均株価の上昇幅250円弱(上昇率は+2.13%)のう
ち、150円弱(銘柄数としては225分の1に過ぎないのにほぼ
6割)の上昇をわずかひと銘柄で実現している。
... 一方で、TOPIX(東証株価指数)の上昇率は+0.78%にと
どまっており、ファーストリテイリングの影響の大きさの差が明確
に出た格好だ。
日経平均株価は修正単純平均。
TOPIX(東証株価指数)は時価総額加重平均。
指数の計算式による違いがここまで明確に出るのも久しぶりな気が
する(しかもたったひと銘柄で)。
かつて『ITバブル』と呼ばれた時代。
日経平均先物はあまり動かず、上昇も緩慢なものだったが、TOP
IXは大幅な変動、急激な上昇をしていた。
日経平均株価に採用されていない光通信やソフトバンクといったI
T銘柄がTOPIXへの指数寄与度を高めており、それらの銘柄が
動くとTOPIXは動くが指数に採用していない日経平均株価は無
風状態といった背景があった。
こういう指数マジックで株価が動いているとき、指数の水準だけを
見ていると市場全体を見誤ることが多い。
全体は上値が重く見えるのに指数はFリテひと銘柄で押し上げられ
ていく。
一歩引いて俯瞰していくことが肝要だろう。
