【ビジネス】オプションやるのも大変ですねぇ(^^ゞ
ようやく日中から夜間にかけてポジションを自由に動かせそうです。
ただこれはあくまで最初の一歩。
自分の中では昨年末(遅くても年度末)には終わっているイメージだったんですが…(^^ゞ
その先にある海外指数先物やリスクカテゴリーの違う商品への取り組み、そしてオプション。
今はオプションについて経営・管理とやり合ってますが、正直オプションを『日計りなら、買いだけなら』という意味が分からない…(-_-;)
オプション=危ないと勉強もせずに決めつけ、その商品特性を活かした運用が出来ないように縛ってしまっている。
前にブログでも書いたけど『オプション=危ない』のではなく、『オプションの取扱説明書をしっかりと読まずにやること=危ない』のであって、しっかりと勉強し、そのリスク要因がどこにあるのかを理解さえしていれば何も怖くはない。
流動性の少ない銘柄や、財務リスクが大きい銘柄を裸で大量に買う方がよっぽど怖いっての(-_-;)
証券のプロであるべき証券会社の経営や管理がそのレベルじゃあねぇ。
韓国見習ってオプション活性化しようにもこれは厳しい(>_<)
オプションによる巨額損失は確かに過去たくさんある。
ベアリングス証券を潰したニック・リーソンも最初は資金不足からショート・ガンマのポジションをバカスカ作って動かれたら困るから先物で買い支えていた。
それ以降も勧角証券、タイコム証券、東日本大震災のときのネット証券(あと個人。一人で10億円損した人がいた)といい、ハタから見ていても怖いポジション取るなぁと思っていたところは大体やらかしてる。
でもね、ハタから見ても怖いって分かるんだから、リスクを理解さえすればいい。
その全てが過剰なガンマ・リスクを取っていたのは明白だ。
点ではなく線で捉え、さらに立体的にストラテジーを組み立てていく。
それがオプションの基本。
それを点でしかリスクを考えなければ危ないことこの上ない。
その一方で、オプションほど相場観を柔軟に表現できる商品はない。
時間経過を利益につなげることもできる。
上がってもいい、下がってもいい、動かなくてもいい、少しだけ上がるでもいい、少しだけ下がるでもいい。
それを理解しようともせず安易に危ないからやらせない…なんてのは証券市場の基盤を担う会社としてどうなんだろ。
後輩たちでもチャレンジしたがっている奴らがいる。
みんながやりたい時間にやりたい商品で戦える環境を実現する。
そしてそれを的確に管理する体制を作る。
一年近く前に管理部門に自分が作成したオプションのポジション・シミュレーターを渡してしっかり検証しておいてくれるように頼んでおいた。
それすらもまだ十分理解できていない。
あのシートは自分が入社して一年目のときに作ったもの。
つまり20年近くも前の代物だ(当然Excelのバージョンアップに合わせてリメイクはしているけど)。
本当に90年代に出来ていたことが今の証券会社は出来ていない。
確実にレベルが落ちている気がする。
MiFIDⅡによる欧州の規制強化の流れは日本市場に大きな影響を及ぼすだろう。
(日本においては)HFTによる市場支配はどんどん強まっていく。
戦えるフィールドを広げ、時間軸を広げ、みんなが戦い抜けるように。
戦術だけではなく、今戦略的に動かなければいけないとき。
時代の変化を読み、その一歩二歩先をいかなければ成功はない。
二歩も三歩も後ろを歩いている今の状況では先は…。
みんなで考え、みんなで苦しみ、みんなで乗り越え、みんなで喜べるように。
会社の、業界の未来を少しでも明るくして未来を担うべき後輩たちが夢を語れる時代を取り戻したいと思う。
今日も一日頑張りますか!