【日常】今を大切に…
ランス・アームストロング。
自転車ロードレースの最高峰ツール・ド・フランスで前人未到の7連覇(1999年~2005年)を達成した素晴らしい選手だ。
自分がロードレースに夢中になっていたのはベルナール・イノー全盛期の1980年代。
レースから遠ざかり、あまり興味を持たなくなっていたが、彼の存在によってまた見るようになった。
彼の本なども読んだ。
ただ強いだけの選手ではない。
1996年に彼は癌に侵され、生存確率50%という状況の中、闘病生活を乗り越えた。
再起不能と言われた彼は1999年にツール・ド・フランスで初優勝を飾り、7連覇を遂げる。
死と向き合い、病気を乗り越え、そしてリハビリを経ての偉業だ。
彼の走り続ける姿に多くの人が勇気づけられたと思う。
昨日、夜に食事をご一緒した方も生存率20%、5年間もの闘病生活を乗り越えてこられた方だ。
ビジネスを通じて知り合い、二人で飲み交わし、仕事や業界についての意見交換などもさせてもらってきた。
とても前向きでエネルギッシュに仕事をされている。
そしてプライベートではランナーとして走り続けている。
闘病生活のこと、その頃の写真なども見せていただいた。
自分はそういった病気になったとき、しっかりと向き合えるだろうか?
前向きで在り続けられるだろうか?
彼は言った。
『病気を乗り越えた自分が走り続けること、それを伝えることで少しでも誰かが勇気づけられるのなら頑張り続けたい。』
と。
彼が目指すものはツール・ド・フランスではないが、その素晴らしさはランス・アームストロングと同じだ。
今を前向きに生きていられることに改めて感謝しなければと思った。
思うようにならないことがいっぱいあるけど、それに対して不満を持てることすら幸せなのだろうと思う。
今ある『当り前』のことへの感謝を忘れずに、今を大切に生きていきたいと改めて感じた。
もう一人の大切な友人とともにいい時間を過ごさせていただきました。
紙面をアップしたいぐらいだけど…ぜひランナーズ誌を読んでみてください。