【ビジネス】あのとき…
2006年4月22日に提出したディーリング部改革案。
久し振りに引っ張り出して読み返してみた。
色んな思いがよぎる…。
当時の認識はまだ甘くて、自分はアルゴ・HFTの影響がここまで強くなると思っていなかった。
それでもこの案について真剣に当時から取り組めていればだいぶ違う形になった気がする。
2006年4月といえばまだ収益的にはなんとかなっていた時期。それでも市場には変化の兆しが出始めていた。
しかし、2005年後半からの上昇相場で上がった収益もあり、マネジメントには危機感が薄かった。
当時、契約だった自分の立場では提案以上のことが出来ず、結果的に何も出来ないままその会社を去ってしまった。
非常に強いディーリング部だった。年間数十億円の収益も上げていたこともある。
正しい道筋を切り拓ければ今でも業界のリーダーシップをとれていたかもしれない。
しかし、いまや存続が危ぶまれる状況にある。
同じ失敗を繰り返したくない。
時間も無駄にしたくない。
無駄にしてしまった数年間の間に自分なりにチャレンジもし、知識や経験、コネクションも得てきた。
当時の自分が出来なかったことも今なら出来ることがあるはず。
改革には痛みも伴う。
反発もあるだろう。
でも実現したその先に未来が切り拓ける。
あのとき出来ずに終わったこと、ここなら出来ると信じたい。