【政治雑感】「社会保障と税の一体改革関連法案」を巡るドタバタについて
今回の「社会保障と税の一体改革関連法案」を巡るドタバタ。
でも一つ注目しておきたいのは民主党と自民党、公明党が議論の末に手を結んでこの法案を成立させたこと。
民主党側の相当な譲歩もあったけど、議論の末に歩み寄って与野党が力を合わせた。
確かにマニュフェスト(公約)で示したことは守るべき(小沢派の主張)。それを元に国民は投票したのだから、それを守れないなら再選挙すべき(野党の主張)。
でも政治家だって間違いはあるだろうし、野党だったときに考えたことと政権を担ってみて考えることが違いがあってもしゃあない気もする。初めて知ることもいっぱいあるだろうし。
間違いを認める度に政権替わられてもねぇ(^^;)
君主豹変す
http://www.iec.co.jp/
kojijyukugo/vo01.htm
なんて故事もありますし(^^ゞ
今の国家財政は危機的な状況。国民も夢を見れなくなり、日本に期待する人は少なくなってしまった。この状況は待ったなし。
そんなときに「○○すべき」で引っかかって議論も政策も前に進まないでは話にならない。
方法論が違っていても「日本をよくしていきたい」という思いは同じはず。
党内に反対があってもいい(政党政治の仕組みを考えれば一致すべきだとは思うが)。
それでもやらなければいけないと思ったことをやり抜いたことを評価したい。批判を浴び、多くの妥協をし、数々の障害を乗り越えて歩み寄った三党合意。こういった決め方も出来ることを示したという点において一つの前進だと感じる。