【欧米市場動向】2012/01/05
欧州懸念は継続。ユーロが軟調な展開となりユーロ円は98円台に突入した(11年振り)。欧州株は全般的に売りが先行した。引き続き銀行セクターの下落が目立つ。
ウニクレディト(伊)が75億ユーロ規模の増資にかかわる目論見書で『ユーロ圏のソブリン債危機が悪化するとの懸念が、域内1カ国以上での自国通貨の再導入、もしくは特に厳しい状況ではユーロ廃止につながる可能性がある』とユーロ分裂に懸念を示したことも話題となった。
http://www.bloomberg.co.jp/
news/123-LXC46S07SXKX01.html
... ハンガリーのフォリントは史上最安値更新後に切り返す展開。
仏債入札は無難に消化し(予想よりは低迷との声も)、債券市場はSMPのサポートもあり(仏債入札後に参加し、イタリア債およびスペイン債を中心に久しぶりの規模となる買い取りを行った模様)、債券市場は比較的落ち着いていたが、為替市場でのユーロ安に歯止めがかからず市場全体の雰囲気は悪いまま。
米ADP(+325K)の内容が市場予想を大きく上回ったことで一時株価も切り返す場面が見られたが欧州時間帯は上値の重い状況が続き、(23:30取引開始)米国市場も朝方売りが先行する展開となった。
NYダウは一時▲135ドル安まで下落。しかし、欧州市場クローズ後に堅調さを取り戻し、オバマ大統領が1兆ドルにのぼる住宅ローン借り換え政策を準備しているという噂が市場を巡り米株価指数は前日の終値水準まで切り返す形に。
週末に雇用統計、来週は米企業決算発表が控えていることもあり、大きく方向感が出る動きとはならなかった。CME日経平均先物も8400円台後半での往来となっている。
新年に入り、株価は比較的底堅い動きを続けているものの、為替市場を見る限り欧州懸念はくすぶり続けている。ユーロの動きに引き続き警戒を払っておきたい。
ウニクレディト(伊)が75億ユーロ規模の増資にかかわる目論見書で『ユーロ圏のソブリン債危機が悪化するとの懸念が、域内1カ国以上での自国通貨の再導入、もしくは特に厳しい状況ではユーロ廃止につながる可能性がある』とユーロ分裂に懸念を示したことも話題となった。
http://www.bloomberg.co.jp/
news/123-LXC46S07SXKX01.html
... ハンガリーのフォリントは史上最安値更新後に切り返す展開。
仏債入札は無難に消化し(予想よりは低迷との声も)、債券市場はSMPのサポートもあり(仏債入札後に参加し、イタリア債およびスペイン債を中心に久しぶりの規模となる買い取りを行った模様)、債券市場は比較的落ち着いていたが、為替市場でのユーロ安に歯止めがかからず市場全体の雰囲気は悪いまま。
米ADP(+325K)の内容が市場予想を大きく上回ったことで一時株価も切り返す場面が見られたが欧州時間帯は上値の重い状況が続き、(23:30取引開始)米国市場も朝方売りが先行する展開となった。
NYダウは一時▲135ドル安まで下落。しかし、欧州市場クローズ後に堅調さを取り戻し、オバマ大統領が1兆ドルにのぼる住宅ローン借り換え政策を準備しているという噂が市場を巡り米株価指数は前日の終値水準まで切り返す形に。
週末に雇用統計、来週は米企業決算発表が控えていることもあり、大きく方向感が出る動きとはならなかった。CME日経平均先物も8400円台後半での往来となっている。
新年に入り、株価は比較的底堅い動きを続けているものの、為替市場を見る限り欧州懸念はくすぶり続けている。ユーロの動きに引き続き警戒を払っておきたい。