【欧米市場動向】2012/01/02
欧米市場は悪材料が目立つ中で売りが先行する展開。
しかし、大きく崩れるようなことはなく、米国株式市場にいたってはジリジリと値を戻し、引けにかけては上昇に転じて取引を終えている。底堅さを感じさせる一日となった。
材料としては
欧州関連で①スペイン政府がEUとIMFにローン申請を検討しているとの報道(関係者談・スペイン紙)、②ウニクレディト(イタリア)が新株発行を発表(▲43%ものディスカウント価格)、③ハンガリーのEU・IMFとの金融支援協議が難航(フォリントは過去最安値更新)、④ドイツ10年債入札は低調(フェイルはしなかったものの、明日の仏債入札への懸念が残る状態)
こういった材料を受けて欧州銀行株の下落が主導する形で欧州株価指数は反落。
米国株もそれにつられて売りが先行する展開となった。
米製造業受注指数は+1.8%と予想+2.0%を若干下回り、一時は下げ幅を拡大(▲60.13ドル安)。
しかし、その後はジリジリと値を戻し、引けにかけてNYダウはプラスへと転じた。
終値は12418.35ドル(+20.97ドル高)。
ナスダック指数はほぼ変わらず(▲0.1%安)で取引を終えている。