【欧米市場動向】2011/12/09
注目されたEUサミットは決定的な対策で合意(いわゆるバズーカ)までは至らな
かったものの、①ESM稼動を2012年に前倒し②PSI条項の緩和③IMFに最大200bnユー
ロを拠出などポジティブな内容もあったことで市場はポジティブに反応した。
しかし、依然として詳細に欠けること、英国の強い反対もあってEU全体での合意
には至らなかったことなどもあり、今後も懸念はくすぶり続けることになりそう
だ。
先週、水曜日以降動きが見られなかったSMPも買いを入れてきており、規模は小
さいながらも債券市場をサポートしていたようだ(ストリート全体で1bnとの市場
推計。イ61%/ス31%/ポ4%/ア4%)。
指標ではミシガンが67.7と強い結果となり、市場の上昇をサポートした(予想
65.8)。NYダウは+186.56ドル高の12184.26ドルとなり、前日の下落をほぼ埋め
る展開となった。