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【コラム】フィスコ『週刊展望』(07/08)

さて、今日も相変わらずな日中の値動きでしたね。
ミニSQにも関わらずこの出来高…(-_-;)
そしてこの値動き…(-_-;)
終わってます…(>_<)

とりあえず限定記事ということで、今週のコラムを転載しちゃいます。
出来ればフィスコさんの『週刊展望』購読してあげてくださいね(^^ゞ


 日経平均株価はついに10000円台を回復!いよいよ震災前の水準をほぼ回復してきました。とってもめでたいことなのですが、日本市場で日計りやっている(特に先物)ディーラーはとーってもストレスのたまる相場展開じゃないでしょうか?
 なぜなら…トレンドは完全に上昇なのに日本時間で上がらない、動かない。値幅がない、出来高もない。『どーせ走らないだろう。』とは思うものの、ホントにそうなってみると『なんだかなぁ…。』と感じる毎日です(-_-;)


しがないディーラーのブログ


 さて上のグラフはなんでしょう?6月27日の『0』を起点に推移しています。これは6月27日の日経平均先物の始値9620円を起点として日中(東京時間のみ)のみの先物の値動きをプロットしたものです。夜間の値動きを排除するため、前日比の誤差は調整してあります。つまり、日中の値動きだけを示したグラフになっています。
 で、6月27日の日経平均先物の始値は9620円。7月8日の先物の終値は10160円。実に△540円も
の上昇幅を記録しているのですが、日中だけの値動きをみるとこの通り…(-_-;)

寄り付き買うとやられる相場…つまり陰線が多く、7月6日のザラ場上昇だけが唯一といっていいほどのトレーディング・チャンスだったと言えます。ザラ場の動きだけなら、この2週間で▲40円。夜間で△580円もの上昇になっている。つまりそれだけ日本市場に主体性がなく、海外市場が上昇した分、朝は高く始まるものの、その後はこう着という状態が続く。しかも、週末はミニSQだというのに出来高も少なく、外資系証券注文動向のフローもかなり少なめ。日本市場の存在感の低迷振りは来るとこまで来た…そんな感じすら受けます。

 こうなってしまった背景にはいくつかの要因があります。一つは売買の短期化。ディーラー、デイ・トレーダーも日計りが多く、夜間ヘッジ手段を持たない状況では一カイ二ヤリを中心とした売買にならざるをえない。そこにHFTなどのサヤ取りが加わり、買えばすぐに売ることを考えるような市場参加者がかなりのウェイトを占めてしまっていること。そして投資主体の構造的問題。トレンドを作っているのは外国人投資家。彼らが買えば上がる。しかし、売っているのは信託銀行(年金)や個人。年金や個人は東京時間でしか売買をしない。つまり、その時間帯はがっつり逆張りの売りが並んでおり、それをぶち破るような買いフローが入ってこないと抜けるような動きにならない。外国人投資家は日本株について、かつてほどウェイトを高めておらず、海外が上がった分のリバランス程度の買いしか入ってこない。そして年金や個人のいないイブニングや夜間ではすんなりと上にいく。

 構造的な問題はありますが、何よりも日本市場にもっと多様な参加者が増え、そして日計りのみではなく、もっと長いスパンでの運用をする参加者が増えてこないと、こういった状況はさらに強まっていくでしょう。ホント危機的ですよ!

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プロフィール

tetsu219

Author:tetsu219
元証券ディーラーです。
二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち上げてみたりと色々やってきて、とある証券会社でディーリング部長になり、今はシンガポールでヘッジファンドの設立・経営をやっています。

基本仕事ネタです。
更新は気が向いたときだけ(^^;
でもこのブログを通じて運用を志す若い世代の人たちに何か伝えられること、その一助になればと思っています。

初期は限定記事にしていましたが、今は開き直って全部公開にしてますのでお気軽に(笑)

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