【ビジネス】俺が伝えてやれること
昨日は若手(2年目、3年目)の後輩たちを引き連れて、他社のトップ・ディーラーのヤツに先生やってもらってきました。
彼は中堅証券ながら、国内証券のプロップ(ディーラー)では屈指の規模で運用をしているロング・ショートのプレーヤー。
いずれメジャー(ヘッジファンド)に挑戦してくれると期待している後輩の一人だ。
昨日連れて行ったウチの若手は5人。
入社前に面談をしたときは、全員が現物株で板張りの一カイ二ヤリ。
収益低迷を『アローヘッド』が稼働してから難しくなって…という。
稼ぎ方は一つじゃない。
環境の変化にどう対応していくのか?
それを伝えることから始めた。
特に日計り、一カイ二ヤリはスポーツに似ている。
精神的な強さやリズム、間合いの取り方…そして敵(アルゴ)はどんどん高速化し、安定的に勝ち続けることは容易ではなくなってきた。
それを正面からやってこなせるかな、と思えるヤツは2人。
このアプローチはどうしても性格的な向き不向きも出てくるから。
それ以外のメンバーは、違うアプローチの方が合っているように思えた。
そこで異なるトレーディングについて伝えることを最初にしていった。
色んな稼ぎ方があることを知ったうえで、彼ら自身に選択して欲しかった。
一つはロング・ショート。
もう一つは先物(デリバティブ)。
もっともっと色んなアプローチがあるが、今の会社の管理体制ではまずはそこから、というとこだろうか。
先物は俺自身で示してやることが(まだ何とか)出来る。
だから俺が先物にこだわって、目の前である程度の利益を上げていくことで、彼らに伝えてやれる。
ロング・ショートについては、俺自身が実戦である程度やっていたのは1998年~2000年ぐらいまで。
基礎的なことや、考え方、管理方法、バックテスト、それらに必要なVBAについては教えてやれる。
でもそこまでが限界。
VBAなんかもだいぶ覚えてくれてきた。
そして3人のうちの2人は実際のロング・ショートでの運用を開始した(まだ入門レベルだが)。
次は、現在の相場でトップ・レベルの運用をしているヤツから話を聞いて、彼ら自身でヒントを見つけていくこと。
そういった機会を作ってやりたいと話したら、彼は喜んで受けてくれた。
メジャー(ヘッジファンド)で通用するのは板張りではなく、こっちのアプローチだ。
ヘッジファンドの世界では、一カイ二ヤリを主とする運用はとてもマイナー。手数料ばっかりかかるし、割りに合わない。そして規模の大きい運用には(流動性の問題から)向かないからだ。
若いうちに色んな運用者、運用スタイルを知っておいて欲しい。
そのうえで自分に何があっているのかを考え、自分で道を選んでいって欲しい。
日計りでうまくいかないから運用者としては不適格だとは思わない。
相場が大好きで、必死に努力をしてるヤツにはみんな可能性があると思う。
昨日、追加で他社のディーラーだが、俺の元部下が参加していた。
そういう場があるなら自分も聞きたいと。
そいつは元部下たちの中でも一番成功してくれたヤツ。
ノートとペンを持ってきて、居酒屋で一生懸命聞きながらメモをとってた。
『コイツならディーラーやらせたらうまくいく。』
そう思わせてくれた元部下。
そして実際に成功してくれた。
ウチの若手はまだそこまでがっついて勉強する感じはなかったけど、最初の頃に比べれば色々と質問し、吸収しようという姿勢をみせてくれていた。
俺が伝えてやれること。
それは近くで伝えてやれる。
俺に伝えてやれないこと。
それをこうして力を貸してくれる友人・後輩がいることに感謝(^^)
彼は中堅証券ながら、国内証券のプロップ(ディーラー)では屈指の規模で運用をしているロング・ショートのプレーヤー。
いずれメジャー(ヘッジファンド)に挑戦してくれると期待している後輩の一人だ。
昨日連れて行ったウチの若手は5人。
入社前に面談をしたときは、全員が現物株で板張りの一カイ二ヤリ。
収益低迷を『アローヘッド』が稼働してから難しくなって…という。
稼ぎ方は一つじゃない。
環境の変化にどう対応していくのか?
それを伝えることから始めた。
特に日計り、一カイ二ヤリはスポーツに似ている。
精神的な強さやリズム、間合いの取り方…そして敵(アルゴ)はどんどん高速化し、安定的に勝ち続けることは容易ではなくなってきた。
それを正面からやってこなせるかな、と思えるヤツは2人。
このアプローチはどうしても性格的な向き不向きも出てくるから。
それ以外のメンバーは、違うアプローチの方が合っているように思えた。
そこで異なるトレーディングについて伝えることを最初にしていった。
色んな稼ぎ方があることを知ったうえで、彼ら自身に選択して欲しかった。
一つはロング・ショート。
もう一つは先物(デリバティブ)。
もっともっと色んなアプローチがあるが、今の会社の管理体制ではまずはそこから、というとこだろうか。
先物は俺自身で示してやることが(まだ何とか)出来る。
だから俺が先物にこだわって、目の前である程度の利益を上げていくことで、彼らに伝えてやれる。
ロング・ショートについては、俺自身が実戦である程度やっていたのは1998年~2000年ぐらいまで。
基礎的なことや、考え方、管理方法、バックテスト、それらに必要なVBAについては教えてやれる。
でもそこまでが限界。
VBAなんかもだいぶ覚えてくれてきた。
そして3人のうちの2人は実際のロング・ショートでの運用を開始した(まだ入門レベルだが)。
次は、現在の相場でトップ・レベルの運用をしているヤツから話を聞いて、彼ら自身でヒントを見つけていくこと。
そういった機会を作ってやりたいと話したら、彼は喜んで受けてくれた。
メジャー(ヘッジファンド)で通用するのは板張りではなく、こっちのアプローチだ。
ヘッジファンドの世界では、一カイ二ヤリを主とする運用はとてもマイナー。手数料ばっかりかかるし、割りに合わない。そして規模の大きい運用には(流動性の問題から)向かないからだ。
若いうちに色んな運用者、運用スタイルを知っておいて欲しい。
そのうえで自分に何があっているのかを考え、自分で道を選んでいって欲しい。
日計りでうまくいかないから運用者としては不適格だとは思わない。
相場が大好きで、必死に努力をしてるヤツにはみんな可能性があると思う。
昨日、追加で他社のディーラーだが、俺の元部下が参加していた。
そういう場があるなら自分も聞きたいと。
そいつは元部下たちの中でも一番成功してくれたヤツ。
ノートとペンを持ってきて、居酒屋で一生懸命聞きながらメモをとってた。
『コイツならディーラーやらせたらうまくいく。』
そう思わせてくれた元部下。
そして実際に成功してくれた。
ウチの若手はまだそこまでがっついて勉強する感じはなかったけど、最初の頃に比べれば色々と質問し、吸収しようという姿勢をみせてくれていた。
俺が伝えてやれること。
それは近くで伝えてやれる。
俺に伝えてやれないこと。
それをこうして力を貸してくれる友人・後輩がいることに感謝(^^)