【ビジネス】ディーラーとしての想い
自分が若手だった頃、師匠であったチーフがよくバックオフィスの人たちのことを『レベルが低い』『仕事をしていない』と口にしていた。
そしてバックオフィスの人たちの一部はそのチームに対してかなり強い反感を持っていた。
ディーラーである師匠から見れば、バックオフィスの人たちは給料もらってるんだし、その元となる収益を稼いでいるのは自分なんだから協力するのは当たり前。そして彼らの反感は妬み、やっかみに映ったのだろう。
そしてバックオフィスの人たちにとっては、その態度は傲慢で自分たちを蔑視していると受け取れたのだろう。
若手ながらそういった関係を目の当たりにして
『嫌だな』
と思っていた。
なんで相手の立場に立って考えようとしないのだろう。
どうしてもっと思いやりを持てないのだろう。
同じ会社、同じ仲間なのに…。
お互いに仕事をしている以上、厳しさは必要だ。
自分も怠慢や卑怯な真似をされた時には、上司だろうが誰であろうが怒りはぶつける。実際にそういった形で会社を辞めることが二度ほどあった(^^ゞ
回想録でも少し書いたけど、そのチームが山一證券の倒産の時にCBの問題で大きな損失を抱えかねない状況に陥ったことがある(結果は利益だったけど)。それをバックの人たちが噂し、一部では喜んでいた人さえいたらしい。
すごく嫌だった。
自分がその師匠たちとの決別をした時に誓ったこと。
一流と言われた師匠や兄貴達をプレーヤーとして超えてみせる。
そして胸を張って彼らに育ててもらったと言おう。
そして彼らから学んだものを次の世代に伝えていく。
それを目指して走り続けた。
でもその時にもう一つ決めていたことがある。
バックオフィスや経営の人に心から応援してもらえるプレーヤーでありたいということ。
稼ぐのは当たり前。それが仕事なんだから。
それが出来ないでこの仕事をしていること自体が間違い。
当たり前のことをしているのだから、稼げていても謙虚さと人への感謝を忘れてはならない。
挨拶やありがとう、お疲れ様といった小さな一言を大事にしたい。
心をこめていった言葉は必ず伝わる。
師匠たちとの決別後、独りでディーラーとして戦う道を選んだ。
そのときにバックオフィスにいた後輩が孤独だった自分に言ってくれた一言。
『応援してます!』
すごく支えられた。
ソイツは今でも変わらず自分にとっては大事な後輩だ。
その会社が合併で大きな会社に吸収されたとき…
たった14人のディーリングチーム。自分は最年少でありながらトップを争う位置にいた。
吸収した会社の人たちから見たら面白くない話だ。
敵意に近い目で見られていることをヒシヒシと感じていた時期が続いた。
でも自分は『おはようございます』『ありがとうございます』と言い続けた。
当時の本部長は半年間一度も挨拶を返してはくれなかった。
でも何年かしてその会社を辞める決断をしたとき、
『お前のことを息子のように思っているんだ。』
と言ってくれた。
退社後も気にかけてくれ続けたオヤジだ。
謙虚と卑屈は違う。
守るべきプライドと虚勢は違う。
自分の進むべき道を邪魔しようとする人間や卑怯な手段で足を引っ張ろうとした人間もいる。
嘘をついたり、公正を欠いた対応をされたこともある。
相手を追いこむ必要はないけど、自分が守らなければならない一線を越えられたら絶対に引かない。
でもつまらないことで人と争う必要はない。
そしてバックオフィスの人たちの一部はそのチームに対してかなり強い反感を持っていた。
ディーラーである師匠から見れば、バックオフィスの人たちは給料もらってるんだし、その元となる収益を稼いでいるのは自分なんだから協力するのは当たり前。そして彼らの反感は妬み、やっかみに映ったのだろう。
そしてバックオフィスの人たちにとっては、その態度は傲慢で自分たちを蔑視していると受け取れたのだろう。
若手ながらそういった関係を目の当たりにして
『嫌だな』
と思っていた。
なんで相手の立場に立って考えようとしないのだろう。
どうしてもっと思いやりを持てないのだろう。
同じ会社、同じ仲間なのに…。
お互いに仕事をしている以上、厳しさは必要だ。
自分も怠慢や卑怯な真似をされた時には、上司だろうが誰であろうが怒りはぶつける。実際にそういった形で会社を辞めることが二度ほどあった(^^ゞ
回想録でも少し書いたけど、そのチームが山一證券の倒産の時にCBの問題で大きな損失を抱えかねない状況に陥ったことがある(結果は利益だったけど)。それをバックの人たちが噂し、一部では喜んでいた人さえいたらしい。
すごく嫌だった。
自分がその師匠たちとの決別をした時に誓ったこと。
一流と言われた師匠や兄貴達をプレーヤーとして超えてみせる。
そして胸を張って彼らに育ててもらったと言おう。
そして彼らから学んだものを次の世代に伝えていく。
それを目指して走り続けた。
でもその時にもう一つ決めていたことがある。
バックオフィスや経営の人に心から応援してもらえるプレーヤーでありたいということ。
稼ぐのは当たり前。それが仕事なんだから。
それが出来ないでこの仕事をしていること自体が間違い。
当たり前のことをしているのだから、稼げていても謙虚さと人への感謝を忘れてはならない。
挨拶やありがとう、お疲れ様といった小さな一言を大事にしたい。
心をこめていった言葉は必ず伝わる。
師匠たちとの決別後、独りでディーラーとして戦う道を選んだ。
そのときにバックオフィスにいた後輩が孤独だった自分に言ってくれた一言。
『応援してます!』
すごく支えられた。
ソイツは今でも変わらず自分にとっては大事な後輩だ。
その会社が合併で大きな会社に吸収されたとき…
たった14人のディーリングチーム。自分は最年少でありながらトップを争う位置にいた。
吸収した会社の人たちから見たら面白くない話だ。
敵意に近い目で見られていることをヒシヒシと感じていた時期が続いた。
でも自分は『おはようございます』『ありがとうございます』と言い続けた。
当時の本部長は半年間一度も挨拶を返してはくれなかった。
でも何年かしてその会社を辞める決断をしたとき、
『お前のことを息子のように思っているんだ。』
と言ってくれた。
退社後も気にかけてくれ続けたオヤジだ。
謙虚と卑屈は違う。
守るべきプライドと虚勢は違う。
自分の進むべき道を邪魔しようとする人間や卑怯な手段で足を引っ張ろうとした人間もいる。
嘘をついたり、公正を欠いた対応をされたこともある。
相手を追いこむ必要はないけど、自分が守らなければならない一線を越えられたら絶対に引かない。
でもつまらないことで人と争う必要はない。
心からの想いはいつか伝わるものだと思うから。
そしてそういった人たちが心から応援してくれたとき、変えられないと思っていたことが変えられる力になる。
一人ではできないことでも実現できるようになる。
マーケットフォーラムもその一つかもしれない。
その人たちの信頼がプレーヤーとしての自分をより強くしてくれる。
苦しい時に励ましてくれる彼らの存在は何よりの力だ。
これまでもこれからもそういった想いを忘れないディーラーでありたいと思う。
まだちょっと凹んでるのかな…怒った側が凹んでるのは何か変だけど(笑)
何となく想いを書き綴りたくなりました(^^ゞ