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【ビジネス】「ディーラー」と「トレーダー」

日系の証券会社で「ディーラー」といえば、会社の資金を運用して利益を上げるお仕事をしている人たちです。

でもこの「ディーラー」という言葉。
海外では通じません…。

外資系証券の外人に「僕の仕事はディーラーです。」といっても、日本で働いている人ならまだしも、そうでない人には理解してもらえないでしょう。

外資系証券においては、同じような仕事をしている人たちのことを「プロップ・トレーダー」といいます。

自己運用=プロップ

を行うトレーダー。

日系証券にいると「常識」と思っていたことがグローバルには「非常識」だった。ということはたくさんあります。

例えばコンプライアンス。
今、取引所は24時間取引を目指しています。
その中で日系証券の多くがイブニング、ナイト・セッションの対応に苦慮し、多くの「ディーラー」がやりたくてもやれない状況が目立ちます。

・事務所として届け出をしているオフィス以外からの発注禁止。
・売買には管理者の立会いが必要。

と思い込まれています。
本当にそうなのでしょうか?

ある在日の外資系証券のプロップ・トレーダーと飲んだとき、彼は「ちょっと、ゴメン」と言って携帯で電話をかけて注文を出していました。

資本は海外でも同じ日本の証券会社です。
外資系証券では事前に届け出て承認を得ているトレーダーは会社外からの売買を容認されています。

24時間動く市場でリスクをとっているんだから、当たり前のことですよね?
24時間デスクに張り付けというのはナンセンスですし、現場を無視した話です。

重要なのはリスク管理体制が十分に保持されているかどうかのはずです。
現場を考えた議論もなしに、さっきの二つの前提条件を当たり前と決めつけている。

今はブローカーでも発注端末でも発注制限はかけられます。
また管理者の自宅にアプリを入れれば、インターネット環境さえあれば、損益状況をモニタリング出来ます。

要するにリスク管理体制は作れるのです。
なのにそこに踏み出そうとしない。
やる前から出来ないと決めつけてしまう。

オーバーナイトでポジション(リスク)取らせて、夜間ヘッジ手段を与えない方がリスク管理出来ていないと思うんですけどねぇ(^_^;)

同じ日本でも日系証券と外資系証券の常識はかなりかけ離れています。
このコンプライアンス、リスク管理の二重基準。

皆さんはどう思いますか?

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プロフィール

tetsu219

Author:tetsu219
元証券ディーラーです。
二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち上げてみたりと色々やってきて、とある証券会社でディーリング部長になり、今はシンガポールでヘッジファンドの設立・経営をやっています。

基本仕事ネタです。
更新は気が向いたときだけ(^^;
でもこのブログを通じて運用を志す若い世代の人たちに何か伝えられること、その一助になればと思っています。

初期は限定記事にしていましたが、今は開き直って全部公開にしてますのでお気軽に(笑)

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