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【トレード】今日から運用開始なんだけど…

ようやく売買を開始できるようになりました…が、予想通り戻ってきたらハイボラ・マーケットはどこかにいってしまい、介入以外ではかなり静かな相場になってしまいました。

ま、今月はならし運転でいくという約束をしてるから玉もいけないし、いいんですけどね…(-_-;)


さて、ひまわり証券の証券業務廃業に加え、松井証券も35億円の立替金そして貸し倒れ引当を迫られる状態とのこと。

個人投資家でオプションを売りまくっていた人たちが爆死したようです。ブッコミさんに教えてもらったサイトを見て…正直、引きました…(-_-;)


昨日、少し書きましたが、非常に安いプレミアム(価格)のプット(ディープ・アウト)をいっぱい売るという行為をしていた個人投資家がかなりいたのでしょう。そのポジションのリスクをしっかりと理解していなかったのだと思います。

デリバティブをある程度理解出来ている人なら『ガンマ・リスク』の怖さを知っています。

彼らはそれを軽視もしくは無視した。

権利行使価格が遠いから大丈夫だろう…程度の意識だったのかもしれません。

プレミアムが安いものを売る…つまり利益が限られているから、枚数をいきたくなる。そして結果は『爆死』。

そのサイトを見ると1億円の証拠金入れていた人が10億円の損失を出したそうです(年収400万円だそうです)。


タイム・ディケイ(時間的価値の減少)を狙ってオプションの売りをやるときは先物によるデルタ・ヘッジに加え、値動きに連動して権利行使価格の入れ替えなども必要になってきます。

ただそこまではいかないだろうでやっていた人は考えてないからパニックでしょうね。

特にダウン(下落)サイドはベガでも大きくやられるリスクがあります。
相場が急騰するときにはあまりボラティリティは上昇しません。
でも相場が急落するときは機関投資家や外国人投資家など株式を大量保有している主体からのヘッジ・ニーズが高まり、プットの買い(プロテクティブ・プット)や先物への売りなどが一気に出ます。スピードも速いし、ボラティリティは大きく上昇しやすくなる。

少なくともショート・ガンマ戦略においてはプット・サイドに関しては何らかのアイデアを持っていないと危険です。

期先のプットを買うとか、さらに近いところは少しでも買っておくとか…。
でも、個人であれば期待収益を目減りさせるようなそういった手段はしたくない…というかもしれません。

なら安易に無防備なショート・ガンマはやらないことです。
ホントに決済不能な個人がかなり多いと聞きます。

いくつもの企業や運用者がオプションによって多額の損失を出してきているのです。
そういったことを知り、リスクの本質をよく学んだうえで運用してください。
特にデリバティブは…。

それをやらせた会社側にも問題があるかもしれません。
『スパンで証拠金預かっているから大丈夫』
というのは思考停止のリスク管理手段。

スパンの計算式は恐ろしくシンプルです。
そして相場はそんな簡単なものではありません。
万が一の状況が訪れた時の対応策を定めておかなかったのか、対応が遅れたのかは分かりませんが、厳しい言い方ですが自業自得なのです。

これから裁判なども出てくるのでしょう。
この機会を無駄にせず、オプションの怖さを学び、そしてそれの良さを知り、適切な運用をしていって欲しいものです。
 

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プロフィール

tetsu219

Author:tetsu219
元証券ディーラーです。
二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち上げてみたりと色々やってきて、とある証券会社でディーリング部長になり、今はシンガポールでヘッジファンドの設立・経営をやっています。

基本仕事ネタです。
更新は気が向いたときだけ(^^;
でもこのブログを通じて運用を志す若い世代の人たちに何か伝えられること、その一助になればと思っています。

初期は限定記事にしていましたが、今は開き直って全部公開にしてますのでお気軽に(笑)

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