【旅行】クシャダスでの一日
今日は丸一日観光というわけではなく、エーゲ海の街クシャダスでのんびりと過ごす一日。
朝起きてすぐに軽く散歩してきた。
さすがエーゲ海のリゾート地だけある。
クシャダス・マリーナにはヨットがいっぱい並んでいた。
いったん、ホテルへと戻り朝食。
朝の散歩で見つけたギュウェルジン島を目指す。
14世紀頃の砦がある島だ。
陸路でつながっていて、徒歩で20分ぐらいのところ。
海沿いを歩いて行くと途中に小さな市場があった。
今朝、近海で取れた魚を売っているという。
こんなんも近海で取れんのか…。
潮の香りのする中での散歩はやはり気持ちがいい。
ギュウェルジン島に着くと、中は公園のようになっていた。
オリーブがいっぱい植えられていた。
新芽が芽生え始めている木も
ところどころには花も
気持ち良く散歩してきました(^^)
帰りに途中で見かけた小さなショッピング・モールに立ち寄る。
目的はスタバ…(^_^;)
トルコに来てからコーヒーと言えば『ネスカフェ』でだいぶ飽きていたから。
海沿いに並べられた椅子に座ってジャバチップ・フラペチーノ(^^)
隣はレモンチーズケーキ(甘いもの食べすぎとかいう指摘はナシで…)。
なんか幸せ…(笑)
海や飛び交うカモメを眺めながら休憩していたら、猫がすり寄ってきた。
お腹が空いているらしい。
なかなか離れようとしない。
チーズケーキのかけらを分けてあげる。
その後、ショッピング・モールのお店を外から眺めながら歩いていると、ちょっと良さげなお店をみつけた。
トルコのアナトリア地方で作られているもので、らくだの骨で作られている置物や小物入れと香水入れ。
絵柄もとても綺麗なものだった。
そこの店員のOrhanさん。
色々と説明してくれて、話している間にちょっとチャイでもどう?とのお誘い。
ビーチリゾートであるクシャダス。
冬のこの時期はオフシーズンのため、店も暇らしい…。
店を閉めて、近くの小さな別の店でチャイをご馳走してくれた。
ついでに手をつけかけていた競馬新聞を取り出し、一緒にどうだ?と(笑)
全然分からないし、字も読めないからフィーリングでしか出来ないというと、その方が当たるんだと。
どこの国もギャンブルは同じだな…(笑)
いくつかピックアップしたけど、結果が出るまで待ってられないし、ひとまず退散。
ちょっと遅めのランチを海沿いのカフェで食べる。
こんなのんびりした休日もいいものだ。
その後、丘の上に行きたいと思い、タクシーに乗って連れて行ってもらう。
帰りが大変だな…と思っていたら、運転手のおじさんが入口に車を止めて、丘の上の公園まで一緒に付き合ってくれた。
夕方のクシャダス
そこの公園では子供たちがサッカーをして遊んでいた。
日本にいると、ヒマになってしまうと何をしていいのか分からない自分がいた。
仕事を始めてから、ずっと全力で走ってきて、いつも追われるように何かをしていた。
多趣味であったはずの自分。
自転車やキャンプ、写真、読書、映画…etc
いつの間にか『趣味は?』と聞かれると返答に困るようになっていた。
自分の時間というものをあまり大事にしてこなかったのかもしれない。
1月末に仕事を辞めた。
いっぱい時間はあるはずなのに、空いた時間をどう使っていいか分からなかった。
結局、次の会社が決まってからはそれに絡んだミーティング、仕事関係で頼まれたことなどをこなす毎日。
そうやって慌ただしくしている方がどこか落ち着いた。
旅行に出てよかった。
本当にいっぱい歩いた。
これまでなら目的地を決めて、最短のルートで効率よく回ることを選んでいたと思う。
でも今は時間がある。
だから今回の旅行ではいっぱい歩いて、これまで見落としてきたもの、気付かなかったものを見つけていきたいと思った。
通りがかりに咲く花にこうして感動したり、夕焼けを飽きることなく眺めたり、見知らぬ人とのふれあいを楽しんだり、ゆっくりとした時間を過ごすことでそういったものに気づくことが出来た。
久しぶりにシャッターを押しまくった。
色んな街並みや風景を切り取っておきたかった。
写真が趣味ってことをようやく思い出した(^_^;)
日本に帰ったら、これからの休日はちょっと違う楽しみ方が出来るような気がする。
色んなところに出掛けてみよう。
そして自分の時間を大切にしよう。
走ってばかりではなく、のんびり歩くのも悪くない。