【ビジネス】日本出張を振り返って
久し振りに「規制のない日本」に2カ月ほど滞在しました。
シンガポールに戻り、10日ちょっと。ようやく色々と落ち着いたので振り返りを。
規制がないとはいえ、コロナ感染者数が増加していた時期でもあり、感染予防や毎日の検温などに気を使いながら、少人数での会食やミーティングが主でした。
それでも昼夜ともに平日は2日程度しか空きがないぐらい毎日のように誰かにお会いし、久し振りの会話を楽しんだり、初めてお会いする方も沢山いて、充実した日本出張になりました。
予想外に色んな仕事が振ってきたので、まぁまぁ大変でしたけど…w
それでもマーケットと向き合い、この仕事を頑張っている後輩達と色々と話せたこと、限られた期間ではありましたが、その後輩達の為に少しぐらいは役に立てたかなと思えることもあり、この時期に日本に長期出張しておいてよかったと思えました。
また「せっかく日本にいるなら」と日経CNBCに出演させていただく機会をいただき、この取り組みを知っていただく機会になればと有難かったです。
今回、沢山のミッションがあったのですが、その中でも楽しみにしていたのが先日ここでもご案内した「PM(ポートフォリオマネージャー)育成コース」のスタートを見守ることでもありました。
当初、2~3名ぐらいの募集予定だったPM育成コース。
魅力的な人材が沢山いた結果、5名の採用を決めてのスタートとなりました。
早いメンバーは、8月から実際の運用に取り組んでいます。
取引開始したときの彼らの嬉しそうな表情を直接見ることができたのは、自分にとっても何よりのモチベーションにもなりました。
目指すものがディーラーであれ、ヘッジファンドのPMであれ、自分にとっては大切な後輩達です。
それぞれの可能性を伸ばし、運用者としての彼らの未来を切り拓いていく。そのサポートをしてやること。
一人一人の成長と共にビジネスを発展させ、より大きなフィールドに彼らの将来の可能性を繋げていくこと。
自分にとっても一番のミッションであり、ライフワークだと思っています。
ヘッジファンドを立ち上げて3年ちょっとが経ちました。
想像もしなかったような順調な時期もあれば、とても苦しく困難な時期もありました。
そういった時期を見守ってくださった投資家の存在の有難さを強く感じてもいます。
ディーリング業界で感じていたこと(これについては以前出した本にも書いているので割愛します)。
そして現在、ヘッジファンド業界にきて感じていること。
運用者が育つ場所があまりにも少なくなっている現実。
2008年のリーマンショックをきっかけにした規制強化(ボルカールール、ドット・フランク法など)によって、グローバルプレーヤーである外資系証券や大手証券でのプロップトレーディング(自己勘定取引)は大きく制限されてしまった。
2010年のアローヘッド稼働後、環境に依存していた地場証券ディーリング部は絶滅危惧種になってしまった。
この日本にお金も経験もない若者が、運用を仕事にしたいと思っても、どこにいけばそういったチャンスがあるのか?
予想外に色んな仕事が振ってきたので、まぁまぁ大変でしたけど…w
それでもマーケットと向き合い、この仕事を頑張っている後輩達と色々と話せたこと、限られた期間ではありましたが、その後輩達の為に少しぐらいは役に立てたかなと思えることもあり、この時期に日本に長期出張しておいてよかったと思えました。
また「せっかく日本にいるなら」と日経CNBCに出演させていただく機会をいただき、この取り組みを知っていただく機会になればと有難かったです。
今回、沢山のミッションがあったのですが、その中でも楽しみにしていたのが先日ここでもご案内した「PM(ポートフォリオマネージャー)育成コース」のスタートを見守ることでもありました。
当初、2~3名ぐらいの募集予定だったPM育成コース。
魅力的な人材が沢山いた結果、5名の採用を決めてのスタートとなりました。
早いメンバーは、8月から実際の運用に取り組んでいます。
取引開始したときの彼らの嬉しそうな表情を直接見ることができたのは、自分にとっても何よりのモチベーションにもなりました。
目指すものがディーラーであれ、ヘッジファンドのPMであれ、自分にとっては大切な後輩達です。
それぞれの可能性を伸ばし、運用者としての彼らの未来を切り拓いていく。そのサポートをしてやること。
一人一人の成長と共にビジネスを発展させ、より大きなフィールドに彼らの将来の可能性を繋げていくこと。
自分にとっても一番のミッションであり、ライフワークだと思っています。
ヘッジファンドを立ち上げて3年ちょっとが経ちました。
想像もしなかったような順調な時期もあれば、とても苦しく困難な時期もありました。
そういった時期を見守ってくださった投資家の存在の有難さを強く感じてもいます。
ディーリング業界で感じていたこと(これについては以前出した本にも書いているので割愛します)。
そして現在、ヘッジファンド業界にきて感じていること。
運用者が育つ場所があまりにも少なくなっている現実。
2008年のリーマンショックをきっかけにした規制強化(ボルカールール、ドット・フランク法など)によって、グローバルプレーヤーである外資系証券や大手証券でのプロップトレーディング(自己勘定取引)は大きく制限されてしまった。
2010年のアローヘッド稼働後、環境に依存していた地場証券ディーリング部は絶滅危惧種になってしまった。
この日本にお金も経験もない若者が、運用を仕事にしたいと思っても、どこにいけばそういったチャンスがあるのか?
未経験者に運用を経験させ、マーケットと向き合い、リスクと向き合う経験を積ませる場所がどこにあるのか?
エクイティ・ロングショートという株式ヘッジファンドでは最も一般的ともいえる運用手法。
かつては「トレーディング・オリエンテッド」と呼ばれる運用経験を原点としたヘッジファンドのマネージャーもそれなりにいた。そういった人材が育つ場所が失われていった結果、リサーチドリブンと呼ばれるアナリストなどを出自としたリサーチによるボトムアップがほとんどになっている現状。
マルチマネージャー形式(複数のPMによる運用で分散を実現し、安定リターンを目指すファンド)のところは、引き抜きを活発にやるけれど、そういったところですら次の運用者を見つけることが困難な状況になるほど次世代の運用者が枯渇しつつある現状。
未来を目指す若い人材や、その可能性を発掘する取り組みが出来ていない業界は廃れていく。
マルチマネージャー形式(複数のPMによる運用で分散を実現し、安定リターンを目指すファンド)のところは、引き抜きを活発にやるけれど、そういったところですら次の運用者を見つけることが困難な状況になるほど次世代の運用者が枯渇しつつある現状。
未来を目指す若い人材や、その可能性を発掘する取り組みが出来ていない業界は廃れていく。
それは自分がいたディーリング業界で目の当たりにしてきた現実です。
会話の中で例に出すのは
吉本であったり、劇団四季であったり、AKBであったりするんですが、次世代を育成する仕組みがしっかりあるところは、ちゃんと次の人材やスターが出てくるものです。人材育成の土台をしっかり作ることが一番大切なのだと思います。
自分達には自分達なりのやり方で、「次世代の運用者を育てる」ことに取り組み、「職業としての運用者という道で生きていきたい」と願う若者に少しでも機会を作り、「次世代の資産運用の担い手を一人でも多く輩出する」取り組みをしていきたいと思っています。そしていつか彼らが「投資や運用の必要性は感じているけれど、出来れば信頼できるプロに任せたい」という人たちの役に立てる存在になってくれたらと願っています。
個人投資家であれば、自分自身の資産を増やす。
ディーラーであれば、会社の資産を増やす。
ファンドマネージャー(PM)であれば、預けてくれる投資家の資産を増やす。
目的に違いこそあれ、個人的にはどれも大切だし、必要な存在だと思っています。
会話の中で例に出すのは
吉本であったり、劇団四季であったり、AKBであったりするんですが、次世代を育成する仕組みがしっかりあるところは、ちゃんと次の人材やスターが出てくるものです。人材育成の土台をしっかり作ることが一番大切なのだと思います。
自分達には自分達なりのやり方で、「次世代の運用者を育てる」ことに取り組み、「職業としての運用者という道で生きていきたい」と願う若者に少しでも機会を作り、「次世代の資産運用の担い手を一人でも多く輩出する」取り組みをしていきたいと思っています。そしていつか彼らが「投資や運用の必要性は感じているけれど、出来れば信頼できるプロに任せたい」という人たちの役に立てる存在になってくれたらと願っています。
個人投資家であれば、自分自身の資産を増やす。
ディーラーであれば、会社の資産を増やす。
ファンドマネージャー(PM)であれば、預けてくれる投資家の資産を増やす。
目的に違いこそあれ、個人的にはどれも大切だし、必要な存在だと思っています。
それぞれ目指すものによって、運用戦略も求められるリスク管理も違ってくるし、面倒なことも増える半面、可能性が広がったりもします。
それでもこれから始めるのであれば、一人一人の将来を考えた時、可能性のある人材がより世の中に貢献し必要とされる存在になって欲しい。
個人であっても、会社であっても、必要とされる存在であること、その存在意義が他者に認知されていくことが、その先の長い未来に繋がっていきます。
そういう想いがあっての「PM育成コース」のスタートでした。
実際に、現在のウチのファンドのPMには、全くの異業種・運用未経験から山和証券ディーリング部にディーラーとして入り、運用経験を積み上げて、現在はヘッジファンドのPMになっている人材もいます。
そんな後輩達の成長と成功が、自分にとっても何よりの励みです。
実際の運用を通じて、マーケットと向き合い、リスクと直面し、様々な運用経験を通じて成長してくれること。
そしてその先により大きな資産運用の世界で活躍してくれること。
今はまだ小さな存在かもしれませんが、一人、また一人とそういった人材がPMとして増えていく中で、目指すものがしっかりと形になり、みんなとそれを実現していくこと。
決して資金力や力が潤沢にあるわけではない小さな存在に過ぎない自分達ですが、そんな想いをもって取り組んでいます。
今日は久し振りに彼らとのミーティングを予定しています。
彼らが実際の運用を経験して一ヵ月。
楽しみがまた増えました😃
それでもこれから始めるのであれば、一人一人の将来を考えた時、可能性のある人材がより世の中に貢献し必要とされる存在になって欲しい。
個人であっても、会社であっても、必要とされる存在であること、その存在意義が他者に認知されていくことが、その先の長い未来に繋がっていきます。
そういう想いがあっての「PM育成コース」のスタートでした。
実際に、現在のウチのファンドのPMには、全くの異業種・運用未経験から山和証券ディーリング部にディーラーとして入り、運用経験を積み上げて、現在はヘッジファンドのPMになっている人材もいます。
そんな後輩達の成長と成功が、自分にとっても何よりの励みです。
実際の運用を通じて、マーケットと向き合い、リスクと直面し、様々な運用経験を通じて成長してくれること。
そしてその先により大きな資産運用の世界で活躍してくれること。
今はまだ小さな存在かもしれませんが、一人、また一人とそういった人材がPMとして増えていく中で、目指すものがしっかりと形になり、みんなとそれを実現していくこと。
決して資金力や力が潤沢にあるわけではない小さな存在に過ぎない自分達ですが、そんな想いをもって取り組んでいます。
今日は久し振りに彼らとのミーティングを予定しています。
彼らが実際の運用を経験して一ヵ月。
楽しみがまた増えました😃