日本一時帰国、シンガポールへの再入国プロセスについて
8月初旬から日本に一時帰国していました。





隔離期間もあり、滞在期間中はほぼ緊急事態宣言下だったのでミーティングや会食もほとんど出来ませんでしたが…。
今、人のいない成田空港にいて、これからシンガポールに帰国します。
シンガポール再入国プロセスについて、自分も色々と確認しながらだったのでシェアしておきます。あくまでも10月9日現在の状況です。
(再入国申請について)
シンガポール国民やPR(永住権)保有者はいつでも再入国できますが、EPやSPassなどのビザによる長期化滞在者は再入国許可を申請して、許可を得なければなりません。この申請は一ヶ月前からできますが、タイミングによってはなかなか許可がもらえなかったりします。
自分は10月2日に再入国予定でしたが、一週間許可を得ることが出来ず、一週間毎朝申請をトライしてようやく10月11日(前後1日が入国可能日)の再入国許可を得ることが出来ました。
自分は10月2日に再入国予定でしたが、一週間許可を得ることが出来ず、一週間毎朝申請をトライしてようやく10月11日(前後1日が入国可能日)の再入国許可を得ることが出来ました。
(航空券の手配)
それから航空券の変更手続きです。
10月2日だった旅程を再入国可能な日にシンガポールに着くような便を選んで変更しました。SQ(シンガポール航空)だと、シンガポールのデスクに電話すれば無料で変更を受けてくれます(コロナ禍の特別対応でしょうが)。
(PCR検査の予約)
次に、日本を出国する前のPCR検査の予約です。
これはTeCOT(https://www.tecot.go.jp/)という日本側で運営されているサイトで探しました。
現在、シンガポールは48時間前のPCR検査の陰性証明を求めているので(以前は72時間前でよかった)、電子的な交付をしてくれて、英文の陰性証明書を対応してくれるクリニックを探して予約します。TeCOTはスマホアプリもあるので、作成したアカウントでログインすれば、予約情報をいつでも確認できます。
現在、シンガポールは48時間前のPCR検査の陰性証明を求めているので(以前は72時間前でよかった)、電子的な交付をしてくれて、英文の陰性証明書を対応してくれるクリニックを探して予約します。TeCOTはスマホアプリもあるので、作成したアカウントでログインすれば、予約情報をいつでも確認できます。
ただし、ビジネス渡航であっても、海外法人だとビジネス渡航以外で登録しないといけないような感じです。日本国内法人向けになってるのかな。ちょっと分かりづらかったです。
自分が受診したクリニックはメールでPDFの陰性証明を添付してくれました。16時に受診して、その日の夜には受け取っています(翌日午前中までにはなっていましたが、早めに送ってくれました)。
(ワクチン接種証明)
もちろんワクチンが2回接種済みであることは必須です。シンガポール国内で接種してある自分は、シンガポール政府が提供しているTraceTogetherやHealthHubといったスマホアプリでも接種証明は出来るし、PDFもダウンロード出来ますが、日本などで接種している場合は、接種証明を英文に翻訳して提示する必要があります。
(シンガポール到着後の隔離について)
これまでは強制的にホテル隔離で隔離費用も自己負担(14日間で2000SGD)でしたが、シンガポールはwith コロナを目指し始めており、だいぶ緩和されてきています。
自宅がある場合は、自宅での隔離も認められるようになりました。条件としては、一人暮らしか、同居している人も同じ旅程であることがありますが。
自宅がある場合は、自宅での隔離も認められるようになりました。条件としては、一人暮らしか、同居している人も同じ旅程であることがありますが。
自宅がない場合はホテル隔離になりますが、それも14日間から7日間に現在は短縮されています。隔離に関する費用、その間のPCR検査の費用は事前に支払い、決済しておく必要があります。
(チャンギ空港ででのPCR検査の予約について)
Safe Travel Concierge(safetravel.changiairport)
というサイトで登録しておけば、到着時のチャンギ空港でのPCR検査の予約や、Travel Checklistなどが確認できます。
チェックリストでオールグリーンになっていれば入国可能となります。
ここでしっかりとチェックリストをクリアしていないと、チャンギ空港に着いたから面倒なことになります。
というサイトで登録しておけば、到着時のチャンギ空港でのPCR検査の予約や、Travel Checklistなどが確認できます。
チェックリストでオールグリーンになっていれば入国可能となります。
ここでしっかりとチェックリストをクリアしていないと、チャンギ空港に着いたから面倒なことになります。
(必要なアプリのインストール)
・TraceTogether(シンガポール国内で日常的に用いられている接触追跡アプリ。これがないとほとんどのお店やモール、オフィスにも入ることが出来ない)
・FWMOMCare(隔離期間中に必要になるらしい。自分も今回使用するのは初めて)
は必須となります。ただし、PRやローカルの人はこれは不要なようです。登録すらできませんでした。管轄がMOMではなくICAになることがあるのかもしれません。
は必須となります。ただし、PRやローカルの人はこれは不要なようです。登録すらできませんでした。管轄がMOMではなくICAになることがあるのかもしれません。

(成田空港にて)
免税店や飲食店はほぼ閉まっていました。人もおらずガラガラです。お土産もののお店が少しやっている程度で、ラウンジですら、ほとんど開いていませんでした。時間にもよると思うので、先にウェブサイトで確認しておいた方がいいでしょう。

またチェックイン時に、シンガポール入国に必要なものが全て揃っているな確認されます。関連書類は印刷しておいた方がスムーズかもしれません。チェックインカウンターの方が、色々と入力しないといけないようなので。自分の場合は、紙を渡してカウンターのスタッフさんがそれを見ながら入力されていました。スマホの画面確認だと、入力している間にロック画面になってしまったりと面倒なように思います。
・PCR検査の陰性証明
・入国許可書類
・IDカード(EPなどの承認書類)
・アプリのインストール
など
など
一つでも欠けていると入国出来ない場合があるので要チェックです。
あ、あと体温計も。チェックはされませんでしたが、隔離期間中に体温測る必要があるので保持しておく必要があります。
(チャンギ空港にて)
空港に着いてからはイミグレーションまですんなりと進みます。
IDカードによる自動のイミグレーションは止まっていました。
必要書類や隔離期間の待機場所の手配状況、PCR検査の予約などを確認されます。日本でのPCR検査の陰性証明もここで確認されます。全てオッケーだと、シールを渡されて次に進めます。自分の前に二組ほど手続き不足だったのか、通ることが出来ずに戻されていましたので、ちょっと心配でしたが…。
必要書類や隔離期間の待機場所の手配状況、PCR検査の予約などを確認されます。日本でのPCR検査の陰性証明もここで確認されます。全てオッケーだと、シールを渡されて次に進めます。自分の前に二組ほど手続き不足だったのか、通ることが出来ずに戻されていましたので、ちょっと心配でしたが…。

その後、荷物を通常通りに受け取り、外にあるPCR検査会場に進みます。ここで空港でのPCR検査予約のQRコードの提示を求められます。先のSafe Travel Conciergeで予約した画面を呼び出すと、そこにQRコードがあります。もし会社の人などにSafe Travel Conciergeを通じて予約してもらっている場合は、QRコードを必ずスクショか、プリントアウトの形でシェアしてもらっておいてください。

そこでPCR検査を終えると、結果を待たずにSHN期間の待機場所へと移動します。
自分の場合は自宅待機を選択出来たので、タクシーでいつものように帰宅しました。
ホテル隔離ではなく、自宅が隔離の場合は腕にGPS装置を装着することが義務付けられます。
(自宅隔離のための機器セッティング)
リストバンドは3時間以内に装着し、セッティングするように言われました。
StayHome@SGというアプリをインストールし、そのセッティングの指示に従い、リストバンドや下のGatewayと呼ばれる機器のシリアルナンバーを登録します。
StayHome@SGのインストールについては、AppleでもGoogleでも、シンガポールのアカウントで探す必要がありそうです。もし使っているアカウントが日本に紐づいているようなら、別のアカウントを作成して、シンガポールに紐づけて検索する必要があります。

この機械をセッティングする必要がある。
今回自分は7日間です。
10月11日追記
(在宅確認について)
自分はWorkPass(EP)なので、MOM管轄になります。
MOMからビデオコールがかかってきて、機器が適切にセッティングされているか、また在宅の状況などを確認されました。
PRの妻については、ICAが管轄になるため、ICAの担当者が2名1組で自宅まで来て在宅隔離の状況を確認されました。
色々と面倒なことも多いですが、シンガポールは国内感染者数が増加していても、海外との往来に関する規制は緩める方針を続けています。
お陰で帰国前に在宅隔離が認められて、さらに隔離期間も7日間に短縮されました。
隔離なしで往来できる国も増えてきているので、来年はもっと自由に行き来できるようになりそうです。
お陰で帰国前に在宅隔離が認められて、さらに隔離期間も7日間に短縮されました。
隔離なしで往来できる国も増えてきているので、来年はもっと自由に行き来できるようになりそうです。
10月17日追記
昨日、隔離期間終了前のPCR検査を受けてきました。
Workpassの自分は在宅隔離が始まって翌々日ぐらいにMOMからビデオコールが来て隔離状況やリストバンド、ゲートウェイの設置状況を確認されました。
PRの妻はICAの担当者が二人一組で来宅し、在宅隔離状況の確認をされました。
その後、5日目の段階でSMSでPCR検査の連絡がきます。どこで何時に来てください。30分前には来るようにということと、30分前から飲食は控えるようになどの通知が来ます。またその際の移動手段は定められている下記の業者を使う必要があります。
自分はComfortを使いました。アプリで予約が簡単にできるので。予約の際には「SHN」とドライバーへの追加情報を入れて予約する必要があります。Advance bookingだとちょっと割高ですが、24時間以内なら事前予約も可能です。
S/N | Service provider | Contact details |
1 | ComfortDelgro Taxi (Comfort & CityCab taxis) | 6333 1133 or use the ComfortDelGro app |
2 | TransCab | 6213 0997 |
3 | SMRT | 6477 5971 |
4 | Prime | 6776 7553 |
5 | Premier | 6681 9462 |
6 | Go-Jek, GrabSHN, Ryde or MVL(TADA) | Use the respective service providers’ app |
PCR検査の結果は午前中に受けていれば、その日の夜にはHealth Hub上で確認できました。
無事「陰性」でした。
その後。ICAのスタッフが来て、ゲートウェイは回収されます。
リストバンドはまだつけておくように言われました。
翌日(隔離最終日)にSMSでその連絡が来てから、カットして外に出ていいよとのことです。
シンガポールへの入国は結構色々と細かいルールがあり、罰則の厳しいこの国ですから、しっかりと守らないといけません(その辺は日本の規制と違うところなので要注意。だからといって日本ならルール破っていいわけではありません)。
今日、SMSを受け取れたら、リストバンドをカットして、ようやく一週間ぶりに自由な外出を楽しめます。
ホテル隔離強制(費用も自腹)や隔離期間が14日間だったことを考えれば、これでも相当負担は減ったと思います。
来年は自由に行き来できるようになることを願って。