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【投資・運用】リターンとリスクは表裏一体

自分がいつも見ているTwitterのタイムラインも大谷に関するものが目立ちました。
一回戦での敗退は残念でしたが、盛り上げてくれましたし、楽しんでいる姿が何よりも見る人の気持ちに響くんでしょうね。
明日の活躍も楽しみです。

今日、Bloomberg Newsでこんな記事を見かけました。

ビットコイン、リスク調整後パフォーマンスは資産クラスで最悪の部類
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-12/QW4XC0T1UM0Z01?srnd=cojp-v2

暗号資産(仮想通貨)がダメと言っているわけではありません。
それらが秘めている可能性や魅力はある程度は理解しているつもりですし、興味の深い分野でもあります。だからこそ多くの人を惹きつけもする。

ただここ数年、暗号資産(仮想通貨)やAI(人工知能)という言葉が一人歩きして、流行り文句のようになり、そういったものがすごく儲かるとか、ちょっと誤解を生じさせかねないような言葉で誘う言葉も多く見かけます。

それらの可能性は確かに魅力的なものだと思っていますが、そういった「キーワード」に踊らされるのが一番危険です。
「よく分からないもの」だからこそ、難しい言葉を並べ立てて、それっぽく語ると「ああそうなのか」と感じ入ってしまったり、引き込まれてしまったりもします。
よく分からないものに手を出すこと自体が「リスク」でもあるということは予め理解しておく必要があるでしょう。

AIを活用して市場と向き合うビジネスを真剣にされている方たちも友人・知人にはいます。
自分にはとても理解できないような高度なことをやってるのは間違いないだろうなと尊敬もしています。
一方で、そういった彼らの多くは「AIが万能ではない」ということをよく言葉にします。

暗号資産(仮想通貨)はまだ見極めきれない面も多くあります。
こんな動きも出てはいますが、
「エルサルバドルのビットコイン法定通貨化」とは何なのか?日本への影響は?
一方で、中国はそれらを完全に締め出す方向に動いています。
ビットコイン一時3万ドル割れ 中国の規制強化で

その存在は、各国の法定通貨やその発行体である中央銀行による通貨流通量のコントロールや経済調整などの手段に大きな影響を与える可能性を秘めています。
今後、社会においてどのように受け入れられていくのか、その有用性は間違いないものの、既存の国家統制や経済基盤との折り合いをどうつけていくのか、まだまだ見えない面もあります。

債券のように利回りがあり、償還があるもの。
株式のように企業の支配証券としての一面や配当などの裏付けがあるもの。
通貨のように国家(中央銀行)による裏付けがあるもの(その中央銀行が信用できるかどうかは別にして)。

ともその性質は異にするものだと思っています。
ただそれは既存の仕組みを根底から変えていく可能性も秘めている。
この辺はもっと詳しい方々がいらっしゃるでしょうから、あくまでも自分が感じている印象ということでご理解ください。
それがいいとか、悪いとかという話をしたいわけではありません。
それぞれの世界で真剣に取り組み、専門的な見識を持つ友人・知人もいますし、彼らと話していると多くの学びを得ることもあります。そして個人的には興味もあります。

ここでお伝えしたいのは、最初に紹介した記事の分析にあるように、暗号資産(仮想通貨)は魅力もある一方で、リスクも大きく、ボラティリティ(変動率)も非常に高いということです。
そういった資産に投資するのであれば、そのリスクをしっかりと理解したうえで、自分のリスク許容度に合わせて投資を行うことが重要ということです。

投資や運用には必ずリスクが伴います。
リターンとリスクは常に表裏一体です。
多くの人が「リターン」にしか目を向けず、「リスク」と向き合わずにこの世界に飛び込んでしまいます。
今の時代、投資や運用は人生設計においてもとても大事なことだと思います。
昨日のことと被ってしまいますが、美味しい話にこそ気をつけてください。
より大きなリターンが得られる可能性があるということは、それなりのボラティリティもあり、リスクもあるということです。

そしてAIは万能ではありません。
その学習能力は人間を凌駕しますし、どんどん人の領域を超えていく面も増えていくのでしょう。
運用においてAIを活用しようという動きは沢山ありますが、AIは魔法のようにリスクを消してくれるわけではありません。
そして”そのときになぜそういう判断をしたのか”、AIはそれを説明してくれるでしょうか?

真摯にそれらと取り組み、それらの持つ可能性を実現しようと取り組まれている人たちのことを尊敬もします。そういった人たちが未来を変えていくのだろうとも思います。
ただそれに乗じて、そういったものを魔法のキーワードのように振り回して、人を惑わす人も少なくないのが実情です。

投資や運用と向き合うとき、「リターン(美味しいところ)」ばかりを見ずに「リスク(不都合な真実)」ともしっかり向き合ってください。

リスクを取るからリターンも取れる。
リターンの裏には必ずリスクもある。
そのバランスを見極めながら、リスクを最小化しつつ、リターンを最大化していく取り組みが投資や運用です。
リスクを軽視したり、無視してしまう行為はとても危険なものです。
どんなに実績があり、経験豊富な人でも、リスクを見誤るだけでも大きなダメージを負う世界です。
いくら稼ぐ力があっても、それを失うことは簡単なのですから。
長く相場に残っている人たちは、そのバランスを取ることに長けている人が多いと思います。

コロナ禍で投資や運用に取り組む人が増えたのはとてもいいことだと思います。
初心者であるのなら、なおさらよく分からないものに安易に手を出すのは慎重にいてください。
手を出すなというのではなく、興味があるなら、失ってもいい範囲の投資額にとどめるとか、リスクの調整のしかたはいくらでもあります。
そのうえで実際に少額のリスクでも保有することでより興味がわき、勉強したり、調べたりということの動機付けにもなるでしょう。リスクを増やすのは、それらを十分に理解できたと思ってからでいいのではないでしょうか。

自分のリスク許容度を理解し、それに対して適切な範囲で投資や運用を行っていくこと。
流行りものや流行り言葉に惑わされないこと。
せっかく投資や運用の世界に興味を持ってくれたのなら、長くそれと付き合い、社会や経済を知るきっかけにしたり、生活や人生設計において多少なりともプラスにして欲しいと願います。
プロフィール

tetsu219

Author:tetsu219
元証券ディーラーです。
二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち上げてみたりと色々やってきて、とある証券会社でディーリング部長になり、今はシンガポールでヘッジファンドの設立・経営をやっています。

基本仕事ネタです。
更新は気が向いたときだけ(^^;
でもこのブログを通じて運用を志す若い世代の人たちに何か伝えられること、その一助になればと思っています。

初期は限定記事にしていましたが、今は開き直って全部公開にしてますのでお気軽に(笑)

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