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【雑感】まさにクレイジー...

アルケゴス損失、世界の銀行で計100億ドル突破-野村とUBSが追加

まさにクレイジー。。。

この金額、この規模で世界の名だたる金融機関を巻き込んで損失を出したアルケゴス。ブローカー側の損失がこれだけあったということは、担保として差し入れていた金額で不足した金額の総計がここまでになったということなんだろう。アルケゴス自身が失った資産、全部の損失合わせると倍以上になるのだろうか…?損失額が凄すぎて実感が沸かない…。

個人投資家とかで、極端なレバレッジかけて、たまたまうまくいって資産が一気に増えたとかいうならいざ知らず、この資産規模でこんな極端なレバレッジかけてここ(兆円規模)まで資産を増やしてきたことがまずアンビリーバブル。

よほどクレイジーな人か、リスクジャンキーか、もしくは裏があって確信的に儲かる自信があったのか…。
レバレッジについては、使い方間違えると一発で全てを失うことになる。
相場なんだから、間違えることは必ずある。
そういった世界でリスクを取っているのに「勝ったときのこと」ばっかり考えて、「負けたときのこと」をあまり想像できない人が過剰なレバレッジを使い、人生が変わってしまうような損失を出す。
「株はギャンブル」「株は危険」そう決めつけてしまう。
株をギャンブルにしているのも、その危険性を高めてしまうようなリスクを取っているのも自分自身なのに。
リスクとリターンは背中合わせ。
レバレッジは便利なものではあるが、自分達の取っているリスク、資産の流動性をしっかりと理解し、コントロール可能なレベルで適正に使ってこそ有用なものだ。

今後は、これがきっかけとなり、ファミリーオフィス、スワップなど、様々なところで規制が強化されていくだろう。

もう一点、この事件でふと感じたこと。

自分が若手の頃に経験した「ベアリングスショック」。
このときにたった一人のトレーダーによって生じた損失は約8.6億ポンド(約1,380億円)。
ベアリングス銀行の自己資本(750億円)を遥かに超過していたため、同行は破綻することになった。
今回、各金融機関が受けた損失はそれに匹敵するか、はるかに上回る金額の損失になっている。
それでも企業として破綻する云々といった状況にはならず、期間損益に大きなダメージを受けたというレベルで終わってる。
20数年経ってるとはいえ、金融の世界の状況・規模ってここまで変わってるんだと改めて実感させられもした。
今回の損失額も、過去に聞いた「巨額損失」と言われるものをはるかに超えている。

なんかすごいね…。
「兆円」って単位の記事を見たときにすっごいビックリした。

プロフィール

tetsu219

Author:tetsu219
元証券ディーラーです。
二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち上げてみたりと色々やってきて、とある証券会社でディーリング部長になり、今はシンガポールでヘッジファンドの設立・経営をやっています。

基本仕事ネタです。
更新は気が向いたときだけ(^^;
でもこのブログを通じて運用を志す若い世代の人たちに何か伝えられること、その一助になればと思っています。

初期は限定記事にしていましたが、今は開き直って全部公開にしてますのでお気軽に(笑)

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