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【回想録】育成のとき…4

『R』のことは自分の中にも大きな影を落とした。

しかし、すでに未経験者のB君とKは入社し、育成プロジェクトも動き始めていた。
自分には立ち止まっている余裕はなかった。

そしてこの頃、ファンド立ち上げについて『彼』が本気で考え始めていた…。

地場証券ディーラー出身のヘッジファンドといえば、真っ先に出てくるS氏。

自分の一世代上の先輩で、色んな面で伝説を残した人。

まだ若手立った頃、兄貴やチーフに連れられて何度か会ったことがある。当時は雲の上の存在だった。

S氏はヘッジファンドを立ち上げてシンガポールにいた。

『彼』も自らヘッジファンドを起こすべく動き始めていた。

当時、『彼』とO証券のKさん、A証券のNといった先物手口上位の常連メンバー四人で月に一度飲みに行っていた。

全員力のあるプレーヤーだったから、『彼』の影響もあってヘッジファンドへの転身を考え始めていた。

その中で一人踏み切れない自分。

育成プロジェクトは自分の提案で会社が動いてくれたこと。始めかけの段階で投げ出す訳にはいかなかった。そして既に採用されている二人の若手。

チーフ達との決別のときに誓った『人を育てる』ということ。

自分はその時期動く訳にはいかなかった。

自分も挑戦したい…その思いを拭い去りきれないままだったが、今はやらなければならないことに集中しよう。

そして彼らはシンガポールに渡っていった。
今もシンガポールでヘッジファンドをし、『彼』は日本人ヘッジファンドの中でも注目される存在にまでなっている。

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プロフィール

tetsu219

Author:tetsu219
元証券ディーラーです。
二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち上げてみたりと色々やってきて、とある証券会社でディーリング部長になり、今はシンガポールでヘッジファンドの設立・経営をやっています。

基本仕事ネタです。
更新は気が向いたときだけ(^^;
でもこのブログを通じて運用を志す若い世代の人たちに何か伝えられること、その一助になればと思っています。

初期は限定記事にしていましたが、今は開き直って全部公開にしてますのでお気軽に(笑)

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