【回想録】人とのつながり
チーフや兄貴達との決別。
その時に決めたことのうちの一つ。
「自分なりの人脈を作る」
山一ショックのとき。
チーフと揉めたとき。
また自分の未来が閉ざされるのではないかという不安。
それを自身で守る力を持たなければ。もう「誰かの部下」ではないのだから。
それにこれまでは常に自分が目標とする人が身近にいた。
今はそれもない。
慕っていた親父ともいうべき年配ディーラーはいたが、良き相談相手であり、ライバルという気持ちにはなれなかった(収益自体は競い合うようにトップ争いをしていたけど)。
自分がもっとハングリーであるためにも他社の近い年代の凄腕連中と知り合いたいとも思っていた。
そんな思いから外部との交流を積極的に始めた。
ディーラーの飲み会。
最初は40名ぐらいだったかな(それがあんな大事になるとは…)。
そこにはそれからの自分に大きな影響を与えることになる人、そしてかけがえのない友人になる人もいた。その後も年2回ぐらいのペースでその会を続けた。ちなみに10年以上経った今、その会は年1回で500~600名規模の集まりになっている。
その頃の自分を支えてくれた友人たちについて少し触れていきたい。