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【トレード】来週の相場

NYダウはようやく?大幅安。
 

 日経平均先物はだいぶ厳しい…。
 

来週が追い証増加で、投げ本番になるのかな。
こういうときに楽観は禁物。
短期的に市場参加者が余裕を失い、悲観に染まり、感情的な下落が生じた時にようやく相場はコツンと底を打つ。 

直近の下落は、一部のCTAなどと思われる大量の先物売りなどが背景になっていて、多くの投資家はそこまでヤバくはならないだろう、米国株強いし、という声が多く聞こえた。
中国とは物理的に距離もある米国の楽観的な動きもあったし。

「大丈夫だろう」
と多くの市場参加者が思えている間は、本当の底はなかなかつけてくれない。 
繰り返しになるが、市場参加者の多くが冷静さを失ったとき、たいてい相場は(短期的には)底を打つ。

最悪を想定し、それが顕在化しても対応できるように備える。
リスクとの向き合い方では大事なことだ。
「大丈夫だろう」
で、それが顕在化したときに終わってしまうようなリスクの取り方では、相場の世界で長く生き残ることは難しい。
「かもしれない」で、備えはしておく。そうなったときに致命的な傷を負わないようにはしておかなければいけない。

SARSのときと比較して「大丈夫」という楽観をする人も少なくないが、そのときとは中国の経済規模も渡航者数も前提条件が全く異なっている。
SARSと今回の新型コロナウイルスの特性の違いもあるだろう(医療関係者で専門的な知識を元に言っているならともかく、そうでないのに同列には扱わない方がいい。致死率は確かにSARSより低いが、それだからこそ…のリスクもあるはず)。

中国以外の国での蔓延を防ぐことが出来るかどうかがとても重要だろう。
中国では、武漢以外の都市も悪化の一途をたどっている。
各国がしっかりと対策を講じ、それが効果をもってくれればいい。
新型コロナウイルス拡大が世界に広まらないことを心から願う。

そして一日も早くワクチンが開発され、量産され、治療法が確立されることを願う。
そうなれば、いずれはちょっと怖いインフルエンザ、麻疹や風疹のような存在へとなってはいくのだろう。
恐らくここまで広がると撲滅は容易じゃない気はするけれど、まだ時間はかかるだろうが、医学の力を信じたい。
それまでは感染予防、従業員とその家族、ビジネスの継続性を守れるよう対策を徹底していく。
プロフィール

tetsu219

Author:tetsu219
元証券ディーラーです。
二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち上げてみたりと色々やってきて、とある証券会社でディーリング部長になり、今はシンガポールでヘッジファンドの設立・経営をやっています。

基本仕事ネタです。
更新は気が向いたときだけ(^^;
でもこのブログを通じて運用を志す若い世代の人たちに何か伝えられること、その一助になればと思っています。

初期は限定記事にしていましたが、今は開き直って全部公開にしてますのでお気軽に(笑)

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