【マーケット】需給の良さの中で生じている変化?
売り材料には事欠かない中で、「不安後退」から株価が上昇した先週。
まぁあれだけ悪材料があって、売る人売っちゃった状態で出来高が細り、20000円の攻防もそれほど強い危機感もないような感じだったし、需給がいいんだろうなとは思っていたんですが、指数でみると今週も相変わらず。あんまり下がる感じもなく、需給は依然として悪くない印象。
ただ先月末あたりから徐々に出ていた変化が、今週に入って一気に強まってきた印象を受けています。下記、バリュー・グロース指数(TOPIX、同Small、S&P)を併記。
これまで株価の上昇を引っ張ってきたような銘柄群が売られ、足を引っ張ってきたような銘柄群が買われている印象も強い(リバーサルが効いている)。
どっか大きなところがアンワインドしてるだけ?
WeWorkが大きく期待外れになりそうなところもあって、「成長期待」への行き過ぎの反動なのか。
米国市場でも、買われ続けていたものが一気に売られ、低迷していたものが買われている。
そんな動きが続いています。
日本市場に限った変化ではないので、ちょっと注意は払っておいた方がいいかもしれないですね。
市場全体を表す株価指数だけ見ていると、決して弱い訳じゃないし、ある意味循環物色と感じるところもなくはないけれど、昨日顕著に表れたその物色動向の変化はちょっと注視しておいた方がよさそうです。プレーヤー(ストラテジー)によっては、その辺すごく影響を受けますし。
今週はメジャーSQ。
12月限は指標金利がマイナスであることに加えて、配当がかなり大きいので、フェアバリュー(理論価格)がかなりのマイナスです(BBG算出のもので現時点で▲169.38円、配当落ち後は変わる)。
市場関係者でそんなこと言う人はいないと信じますが、「先物が安過ぎる」なんて理論価格を見ないで言わないでくださいね…(^^;