【回想録】成長のとき
チーフに願い出て現物株に転向した。
ポジション枠は3億だったかな。
どう考えても先物5枚とバランス合わない気もするが…とりあえずポジション枠も増えた。
そこから自分の運用成績は急激に伸びていった。
月に1000万を下回ることはなくなり、チーム内でも上位にいることが増えた。
色々な運用以外の業務負担もかなり減り、若手から中堅扱いぐらいにはなっていた…と思う。
少し余裕が出来た自分はプログラミングの勉強を再開した。
VBAは日頃から使いまくっていたが、Excelの世界から飛び出してみようと思ったのだ。
やはりExcelだけでは出来ることに限界もある。そこで勉強を兼ねてチャートのソフトを開発することにした。
まず最初に開発言語としては、VB(Visual Basic)から入ることにした。VBA(Visual Basic for Application)で基本が出来ているためだ。
結構楽しみながら出来た。
最初は基本的なチャート描画。そして色んなテクニカル手法の実装。
そこからあんな機能が欲しい、こんな機能が欲しいと思うものをどんどん搭載していった。
例えば、チャートの自動再生機能。当時、引け後に800銘柄強の日足を毎日見ていた。
ちょっと話は脱線するが、この習慣は新人の頃に尊敬する凄腕ディーラーの先輩から学んだもの。
その先輩は毎日のように引け後、端末の前に座って個別銘柄のコードを一つ一つ叩いて何時間も見ていた。片手に新聞の証券欄、片手に赤ペン。まるで競馬新聞見ているオッサンのように…f^_^;)
でも、すごい人だった。
一人で百数十銘柄のポジションを常に持ち、買いもあれば売りもある。東証だけではなく、大証、店頭市場(JASDAQ)、名証まで手を広げていた。パソコンもほとんど使えない超アナログ人間なのに…。
情報部にいた時、いいと思う銘柄をレポートで取り上げる。でもその人のポジションを見せてもらうと大体既に持っていた。しかももっと安い株価で…。
「すげぇな。なんでこんな風に運用出来るんだろう?」
時間がある限り、引け後チャートを見ているその人の横に張り付かせてもらった。
ほとんど会話すらなかったが、たまに話しかけてくれる。その言葉が自分にとっては宝物。すごく勉強になった。
それから引け後にチャートを見ることは自分の習慣にもなった。
だいぶ話がそれてしまったが、そんな習慣があった自分にとっては800強の銘柄コードを叩くことが結構おっくうだったりしていた。
自分が毎日見る銘柄コード取り込んで、ビデオのように再生出来たら…。
で、そんな機能を実装させてみたり。
自分の作りたいものを自分で開発するのは結構楽しかった。
時代はITバブルを迎えようとしていた。
ポジション枠は3億だったかな。
どう考えても先物5枚とバランス合わない気もするが…とりあえずポジション枠も増えた。
そこから自分の運用成績は急激に伸びていった。
月に1000万を下回ることはなくなり、チーム内でも上位にいることが増えた。
色々な運用以外の業務負担もかなり減り、若手から中堅扱いぐらいにはなっていた…と思う。
少し余裕が出来た自分はプログラミングの勉強を再開した。
VBAは日頃から使いまくっていたが、Excelの世界から飛び出してみようと思ったのだ。
やはりExcelだけでは出来ることに限界もある。そこで勉強を兼ねてチャートのソフトを開発することにした。
まず最初に開発言語としては、VB(Visual Basic)から入ることにした。VBA(Visual Basic for Application)で基本が出来ているためだ。
結構楽しみながら出来た。
最初は基本的なチャート描画。そして色んなテクニカル手法の実装。
そこからあんな機能が欲しい、こんな機能が欲しいと思うものをどんどん搭載していった。
例えば、チャートの自動再生機能。当時、引け後に800銘柄強の日足を毎日見ていた。
ちょっと話は脱線するが、この習慣は新人の頃に尊敬する凄腕ディーラーの先輩から学んだもの。
その先輩は毎日のように引け後、端末の前に座って個別銘柄のコードを一つ一つ叩いて何時間も見ていた。片手に新聞の証券欄、片手に赤ペン。まるで競馬新聞見ているオッサンのように…f^_^;)
でも、すごい人だった。
一人で百数十銘柄のポジションを常に持ち、買いもあれば売りもある。東証だけではなく、大証、店頭市場(JASDAQ)、名証まで手を広げていた。パソコンもほとんど使えない超アナログ人間なのに…。
情報部にいた時、いいと思う銘柄をレポートで取り上げる。でもその人のポジションを見せてもらうと大体既に持っていた。しかももっと安い株価で…。
「すげぇな。なんでこんな風に運用出来るんだろう?」
時間がある限り、引け後チャートを見ているその人の横に張り付かせてもらった。
ほとんど会話すらなかったが、たまに話しかけてくれる。その言葉が自分にとっては宝物。すごく勉強になった。
それから引け後にチャートを見ることは自分の習慣にもなった。
だいぶ話がそれてしまったが、そんな習慣があった自分にとっては800強の銘柄コードを叩くことが結構おっくうだったりしていた。
自分が毎日見る銘柄コード取り込んで、ビデオのように再生出来たら…。
で、そんな機能を実装させてみたり。
自分の作りたいものを自分で開発するのは結構楽しかった。
時代はITバブルを迎えようとしていた。