【雑感】老後に2000万円必要…
なんでこんな騒ぎになるのかな。
少子高齢化、出生率の低下が続く日本にあって、現役世代が支える日本の年金制度に限界が来ていることは既知の事実。
だいぶ前から『年金はアテに出来ない。』と思っている人が多かったと思う。
だいぶ前から『年金はアテに出来ない。』と思っている人が多かったと思う。
でもどこかでアテにしていた?
そしてそれを政治・官僚サイドから突き付けられてカチンと来た?
そんな反応のようにも見える。
『(国民から税金や年金徴収して、その将来に責任を持つべき)あなたたちが言うことではないでしょう。』
と。
現実問題、年金が支給される年齢が引き上げられたりもしていて、増える高齢者がどう生きていくかは様々な立場で真剣に考えなければいけない課題。
同じく少子化に悩むシンガポール。でもこういった問題は生じない。
シンガポールにはCPF(Central Provident Fund)という制度がある。
自分の老後のために、自分自身が積み立てる(雇用者と被雇用者双方で積み立てて、さらに一定の利回りがつく)。積み立てるのも自分なら、受取人も自分だ。
そもそもの制度設計が違う以上、安易に比べてみてもしかたないけれど、少子高齢化の中で制度自体に様々な限界が見えてしまっている今、その現実とは向き合っておいた方がいい。
老後に備えて、どう資産形成をしていくのか。
これだけ異常な低金利にも関わらず、まだまだ日本の預金率は高い。
『貯蓄から投資へ。』
ATMのコスト考えたら、銀行口座にお金置いていても実質マイナスじゃないかな?
物価上昇率が伸び悩んでいるとはいえ、物価上昇率以下の金利しかつかない状況では、実質的には資産は目減りしていると同義だ。
将来に備えて、賢く、自分の限られた資産を大切に、どう効率的に形成していくか。
自分の未来は自分で守る。
そのためにも投資や運用を知ることには意味がある。
政治や経済にも興味を持ってもらいたい。
政治はどう動いているのか?
景気がどうなっていくのか?
金利はどうなっていくのか?
株価や不動産などはどうなっていくのか?
社会や経済の動きを知ることは、生きていくうえでとても意味のあること。
今回の騒動は妙な形で話題になっちゃったけど、これをいいきっかけに『考える』機会になってくれたらいいなと思う。
ま、自分自身が資産運用業界にいるからってのはあるけどw