【雑感】いくつまで働けるんだろう?
年金受給開始年齢の引き上げやら、再雇用の年齢引き上げやら…そんなニュースがひっきりなしの日本。
50歳になって最近たまに考えるようになったことがある。
『いくつまで働けるんだろう?』
ただ生活のためだけに、モチベーションも低いままに、大した貢献も出来ないままズルズルとしがみつくような働き方はしたくない。
それまでの貢献に胡座をかいて、権力を振り回したり、自己保身に走るような老害にもなりたくない。
お金をもらうということは、誰かの役に立ってはじめて正当化出来る。
他人や組織、社会の役に立つこと。
自分自身にとってのやりがいや目標も持ち続けていたい。
そのためには…
年齢に応じた成長や変化をしていかなければいけないんだろう。
時代に即したスキルや知識も身につけていかなければならない。
自分がいることが誰かの役に立つ。
必要としてくれている人達がどれだけいるか。
今はまだ多分大丈夫。
でもマネジメントとしての目標は、常に「自分がいなくても回る組織にする」ことにあったりする。
人を育て、組織作りをしっかりと推し進めていけば、自ずと自分の必要性は低下していくことになる。
結果、次のステージに自分が進んでいかなければ…となる。
これまでも様々な場所で、組織を生み出し、育て、委ねてきた。
で、自分は常に何かを作り上げることに必死になってる。
今、必死になって生み出そうとしている現在の組織も、いつか軌道に乗り、そのときが来たら委ねていくのだろう。
今はまだその時ではないし、やりたいこともやらなければいけないと考えていることも沢山ある。
恐らくそれを形にするには十年はかかるだろう。
30代の目標。トッププレーヤーと認めてもらえるレベルになり、人を育て、先輩たちから受け取ったバトンを渡すこと。いちプレーヤーとしてだけではなく、業界のために出来ることを考え、それを形にし、人の繋がりを広げていくこと。マーケットフォーラムがそれにあたる。
40代の目標。絶滅危惧種とまで揶揄されたディーリング業界。可能性のある若い世代もまだまだいる。プレーヤーとして目の当たりにしてきた現実や問題と向き合い、道を切り開くこと。その組織を業界トップレベルまで押し上げ、みんなが未来に目標を取り戻せるようにすること。
50代の目標。地場のディーリングという狭い世界に留まらず、もっと広い視野で運用と向き合い、若い世代がより広い世界を目指し、その可能性を追える環境を作っていくこと。そして日本のポテンシャルでもある「個人金融資産」がもっと活力に繋がるような資産運用の受け皿、選択肢を作っていくこと。これはまだ始まったばかり。
60代を迎える頃には、また新たな目標や役割、責任を担って、誰かの役に立てる自分でいたいと思う。
そのためにも沢山苦労して、苦しい思いもして、経験や知識をもっともっと身につけていかなければならない。
生きていくって修行だなw