FC2ブログ

【ビジネス】投資家から学ぶこと

運用会社としての登録が完了し、投資家の方からお問い合わせいただいたり、お話する機会も急速に増えてきた。

皆さん、様々なバックボーンをお持ちだけれど、プロの投資家ばかり。しかもアジア、欧州、米国…とその地域も幅広い。

結構なプレッシャーでもあるし、投資家によっても求めるものが違う。どの程度のリターンを求め、どの程度のボラティリティを許容できるのか。それに我々の運用の特性がどの程度マッチしているのか。自分たちのストラテジーを論理的に説明し、どういった特徴があり、強み・弱みなどを的確に答えられるようでなければいけない。

投資条件や、どういったところと体制を作っているのか(アドミニストレータやプライム・ブローカーは特に重要)。リスク管理体制や損失への対応、運用上のルール、開示内容…様々な点からもチェックされる。

どう伝えていけばいいのか、何を求められるのかなど、一つ一つ手探りしながら、ミーティングを重ね、その都度反省点を見つけて改善していくように努める。
『そういった視点で見られるんだ』と知ることが、また一つ自分にとっての勉強にもなる。

何事も『初めて』ってあるしね。
今、足りないもの、出来ていないものはしかたがない。
それを自覚し、改善し、補っていく。
それを積み重ねて、より高い完成度、対応力を身につけるしかない。

でもゼロから作り上げるプロセスを経験できるって、とても貴重なことだ。
ホント毎日が勉強だと感じる。昨日の自分より、今日の自分、そして明日の自分がより成長できているように、一日一日を無駄にしないこと。

そして最初にお会いしたときに十分ではないと感じられた方がいても、次にお会いするときには別人と思ってもらえるぐらいまでになってみせるしかない。

損を出すことのある我々の『運用』という仕事。
そこには信頼が不可欠だし、それに応えられる誠実さなければいけない。
信頼に足るだけの組織になること。そして結果でその信頼に応えること。

後輩たちが思う存分、運用者としての能力を発揮できる舞台を作る。
そして彼らの可能性を最大化し、投資家の信頼にしっかりと応えていく。

十年前の挑戦のとき、自分は監督兼プレーヤーだった。でも細かいことは他の人たちがやってくれた。
今回、自分は監督であり、プロデューサーであり、大道具、小道具、照明、音声、美術…etc。プレーヤーは信頼できる後輩たち。そして自分は彼らのファンでもある。彼らがこの舞台でどういった活躍をしてくれるのかが誰よりも楽しみだったりする。

『地場証券のディーリング』
という世界から、次のステージへ。

さぁ、これからが本当の始まりだ。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

tetsu219

Author:tetsu219
元証券ディーラーです。
二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち上げてみたりと色々やってきて、とある証券会社でディーリング部長になり、今はシンガポールでヘッジファンドの設立・経営をやっています。

基本仕事ネタです。
更新は気が向いたときだけ(^^;
でもこのブログを通じて運用を志す若い世代の人たちに何か伝えられること、その一助になればと思っています。

初期は限定記事にしていましたが、今は開き直って全部公開にしてますのでお気軽に(笑)

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR