【相場雑感】前場の展開
北朝鮮と韓国の交戦。近くの国で地政学的リスクが高まったことと、欧州危機が再燃したことで大幅下落でのスタートとなった。
CMEでは9800円割れ目前まで一時下落していたが、大証225先物は9950円で寄り付き、比較的落ち着いたスタート。
これまでの堅調相場もあって押し目買い意欲もそれなりにあったということだろう。
いったん9900円まで売られる場面もあったが、その後は切り返す。KOSPI(韓国総合株指数)や上海総合株指数の反発力も強く、日経平均株価も反発に転じた。
途中で10000円どころ、10050円どころに1000枚の買いが入るなどもあり、それなりの勢いで戻りを示した。
問題はここから。
前日比プラスまで買われる理由はない。
地政学的リスクもかなり高いレベルにあり、欧州危機も後退したわけではない。前日アイルランド銀行が▲25%も急落、VIX指数(ボラティリティインデックス=恐怖指数)も急上昇するなど、休み前の状況に比べればかなり環境は悪化している。
大幅下落したところはいったん買い。
ただ上がったところを追うべきとは思えない。
もしそうなったのならそれだけ需給がいい証左なのだろうが、過度な楽観は禁物。
韓国が今後泣き寝入りをしたままでいるかどうか?
まだまだ予断の許さない状況は続きそうだ。
ちなみに一昨日のポカを今日は取り返せた。
前場560万ちょっとプラス。
もうひと踏ん張り!