【ビジネス】来る者、去る者…
10月に3名の中途採用。
来年度新卒入社予定者4名。
俺が部長になってから平均年齢の低下が激しい(笑)
その一人一人に可能性を感じたから採用した。
それでもその可能性を形にできるかどうかは分からない。
10人やって2~3名生き残れれば…という世界。
1人残らず生き残れるようにしてやりたいし、成功してほしい。そして夢を実現して欲しい。
どう育成していくかは大きな課題。
短期間で決めつけるのではなく、一人ひとりにあった戦い方を見つけ、それを身につけ、経験を積んでいくプロセス。
そのためには一定の時間も必要だ。
若さは可能性でもある。
まだ実績も知識も経験もない。
でもそれを身につけるための時間を持っている。
ただそれを活かせるかどうかは本人次第だ。
可能性があり、能力もあり、センスもある。
にもかかわらず、楽をしてしまったり、ぬるま湯につかり、努力を出来ないままにその可能性を伸ばしきれないやつがどれほど多いことか。
「もっと真剣に頑張ればまだまだ上にいけるだろうに。」
そんな気持ちにさせられるやつが沢山いる。
結局のところやるかやらないかだ。
やらないヤツはそこそこにはなれても一流にはなれない。
そしてどんなに若くても怒られてやらされているような時点で、そいつは上にはいけないだろう。
ディーラーをやりたいからここに来たはず。
やりたくてもやれない人が沢山いる(ウチでも書類選考で8割~9割は落ちている)。
そのチャンスを掴んだのになんで必死になろうとしないのだろう?
スタートが遅くても、知識や経験が全くなくても懸命に努力して伸びていくやつがいる。
もっと有利な状況があって、可能性も持っているのにそれを腐らせてしまうやつもいる。
この場所で成功すれば、年収だって数千万~億超だって夢ではない。
懸命に頑張った先にいくらでもいいことは待っている。
その動機はなんだっていい。
けれど、自分のため、その未来のために懸命になれないやつはどんなに可能性や潜在的な能力を持っていても上にはいけない。
自分がこの世界に飛び込み、必死にあがいてきた中で出会った何人もの一流プレーヤー達。
共通していたのは「自分に厳しい」ということ。
自分に言い訳や甘えを許さず、もっと努力できるはず、もっとやれるはずと自分の可能性に貪欲だった。
夢を見るのは誰でもできる。
夢をかなえられるのはほんの一握りだ。
でもやればできるかもしれない。
やらなければできるものもできない。
限界は自分で決めるものじゃない。
限界は思い知らされて初めて分かるものだ。
そう言い切れるぐらい自分を追い込んで必死にやってみせて欲しい。
ウチに次々と入ってくる若者たちがいる一方で、結果を残せずに去っていく者もいる。
今期は特に好不調の差が激しい。
チームとしては順調に利益を積み上げていても、低迷が長引いているやつも少なくない。
この場所を去るときに不完全燃焼で終わってほしくはない。
オレはマネジメントとしてベストな環境を作ってみせる。
もしシュリンクしていくこの業界が壊滅的な状況になる日が来ても、ウチが最後までそこに立っていられるように。ここにいる連中の夢や将来の可能性を守り切ること。そのためにやるべき努力は全てやりきったと胸を張っていられるように。それが俺の仕事であり責任なのだから、やって当たり前だ。
だからお前らもベストを尽くせ。
悔いを残さないように自分のためにこそ頑張れよ。
半端やって過去にすがったり未練タラタラな辞め方だけはしてほしくない。
ここを去るときに自分は懸命にやるだけのことはやったと胸を張って違う道を選べるようであってほしい。
『自信』
自分の可能性を信じて懸命であること。
俺はそう思ってる。
過信やうぬぼれではなく、自分が足りないこと出来ていないことを正面から受け止めたうえで、自分の可能性を信じて真摯に懸命に向き合うことだ。
入ってくる者もいれば去る者もいる。
去っていく姿をみるのはとても辛い。
去っていかなければならないのだということを決断し通告しなければいけない立場の自分。
何度経験しても慣れることはない。
沢山悩み、苦しんだうえで一定のルールの中で決断していかなくちゃいけない。
組織を守ること、会社の収益を維持すること、新しい可能性を育てること、公平であること。
席にも資金にも限りはある。
その中ではどんなに情のある部下であっても、決断をしなければならないこともある。
頑張ってくれているやつらがいるから組織が守れている。
結果も出せていないにもかかわらず懸命になれないやつのために情ややさしさだけではいられない。
やさしさと厳しさ。
その両方のバランスの中でいつも悩み続けている。
結局最後に言葉として出てくるのは
『頑張れよ!』
の一言だけなんだけれど。