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【相場雑感】呼値について

ここにきて日経平均先物の出来高がかなり減少しています。



3万枚に乗せるのがやっとという状態。



一部の大口プレーヤーが板を作り、それのひっくり返しばかりが目立つ状態が続いています。



一部のプレーヤーに支配されてしまうのは、参加者全体が少ないからに他ならないのですが、こういったパワープレーが通用してしまう一因に呼値があるかもしれません。





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表の一番左は呼値をしめしたものです。



その呼値と現在値、今年の平均に日中幅の比率を比較してみました。





米国市場の先物は指数の水準に対して0.01%前後の呼値となっています。



それに対して、日経平均先物は0.1%とほぼ10倍。



ミニやTOPIXで0.05%とほぼ5倍の比率になっています。





さらに日中の値幅と比較してみると、



米国市場の先物は0.76%~0.97%であり、日本市場のそれは3.95%~8.47%と、こちらも5倍~10倍の水準にあります。





この呼値の大きさが板を過剰に厚くさせ、パワープレイで一文抜きにいくという売買手法を可能にしている面があるのです。



数百枚の板を持ち、ミニやSGXでしかけて5円を抜きにいったり、取り消ししたり、自己自己(クロス)をして他の参加者を振り回したり…。





そんな手法が可能なのは、一ティック抜ければコスト以上の利益が残るからという面があるかもしれません。



何ティックか抜かなければ、利益が残らないのであれば、『板を作る』ことによってサヤを抜くということ自体がワークしなくなります。



一方で、買い持ちをして、大量に下に指値買いを入れて買いを厚く見せる行為(いわゆる見せ玉)はより明確に見えてくるでしょう。





それを頻繁に過当な数量やっているところがあれば、相場操縦行為がもっと明確になってくるかもしれません。



少なくとも、小口のプレーヤーも板の順番待ちでイライラするのではなく、もっと細かく利食いをいれたり、損切りしたりが出来るようになります。そして板も自ずと薄くなる。





結果、ターン・オーバー(売り買いがひっくり返る)が増えることにより、売買が活性化する可能性もあります。





何かが変わることに抵抗が大きいのは確かですし、この呼値を利用して利益を上げている大口参加者からはもちろん反対されるでしょうが、一番即効性のある変更かもしれませんね。





本質的にはもっと多様な参加者を増やしていくことが重要なんですが…。



【ビジネス】政治って…

『日本の危機脱却のみが目的。どの政権であれ、相手の足を引っ張るより間違っていれば一緒に方向を正し、日本を守る事が先決。』



孫正義氏のツイート。



自分も本当にそう思う。

実行力や政策遂行能力に欠けるのは、完全なねじれ国会の状況では誰がやっても同じ。

確かに選挙に負けた要因の一つは菅首相の消費税引き上げ発言だったのかもしれない。



しかし、国民世論の大勢は消費税率引き上げやむなしだった。

なのにそれが原因で選挙に負けたと言われ、民主党内のくだらない内ゲバに振り回される。



完全なねじれ国会の下では、野党の協力・理解が不可欠。

だからマニュフェストを修正してでも理解を得ようとした。

そこでさらに民主党内での立場を悪くする。



でもね。

彼が言っていることが誤りだと言いきれますか?



世界的にも高い水準にある法人税率を引き下げなければ、日本国内での企業活動は低迷し、雇用は生まれない。



消費税率を引き上げて、法人税率を上げることを批判するメディアを多い。

強いものを守り、弱いものから取ると…。



でも強いものが弱いものを雇用するのが資本主義経済。

なら雇用を増やしていくためにも、そのかじ取りは正しいと思うのです。

無駄をもっとなくしてからやれ!というのはごもっとも。

しかし、無駄使いをたっぷり許容してきて、多額の借金こしらえた自民党さんが言うのは筋違い。



議論はあっていいと思う。

考え方は様々で、目指すものが同じでも道筋は違うもの。

どれが正解かなんて、結果でしか分からない。

でも最善の選択が取れるように建設的な議論をして前に進んで欲しい。



何をしても批判され、政策遂行しようとしても、国会運営もままならない。

国会をみていると、国を良くする政策議論というよりも足の引っ張り合いばかりが目につく。



少しは孫氏のように考えられないのだろうかと思う。

誰がどうとか、首相が変わればやるとか、そんなことではなく、この日本のために自分が何を出来るのか。

もっと建設的にそれぞれの場所で頑張っていく。



『日本をよくしたい。』



その思いは一つなのだから。



【相場雑感】OSEとSGX

下はちょっと(非常に?)残念なグラフです。





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これは日経平均先物のOSE(大阪証券取引所)とSGX(シンガポール取引所)の売買高の推移を示したものです。

SGXは一単位の乗数が違うため、その分を調整して大証と同じ単位に換算して示してあります(比較しやすくするため)。

期間は2008年からの20営業日平均です。



本来、日本の株価指数先物。そして最も代表的であったはずの日経平均先物。

最近は全体の出来高自体も低迷してきていますが、問題なのはSGXに大証の出来高(売買代金)が迫られているということ(事実上の出来高は完全に抜かれています)。

最近では出来高低迷時にTOPIXにも負けることが増えてきたOSEの日経平均先物。

デリバティブが強みであったはずの同取引所の状況には懸念を持たざるをえない。



地場証券の先物ディーラーの多くがかつては日経平均先物をメインにしていましたが、最近ではTOPIXにシフトするプレーヤーも増えています。

さらに先物の日計りはあまりにも非効率だから現物に…という人も少なくない。



かなり由々しき事態と感じるのは自分だけでしょうか?



最近、プレーヤーとして感じること。

『SGXでやっていれば約定したのに…。』



今、自分もSGXを売買できるような体制作りを進めています。

日経平均先物はあまりにも約定率が低いので、TOPIXの売買に切り替えを進めています。

個人的には一番お世話になったOSEの日経平均先物で頑張っていきたいのですけど…。



こうなってきた要因はいくつもあると思います。



そこには取引所の問題だけではなく、当局サイド、証券会社、運用者自身…それぞれに問題があると感じています。



グローバルでみた場合に日本市場自体の存在価値が低下していることが一番の問題。

また取引所が海外の投資家やHFTなどの誘致を追うあまり、ローカルな参加者へのフォローがおざなりになっていた面もあるでしょう。



あまりにも保守的かつ硬直的な規制や管理体制の下で、地場証券のディーラーは新しいことへのチャレンジをほぼ断たれてきました。

自分たちが変えようとする努力が足りなかった面も多々あると思います。



結果、市場参加者の多様性がなくなり、日計りやHFTなどの短期運用の比率が高くなり、板は厚くなったが、取り消し比率は高くなり、板の信ぴょう性が低下(取り消されてばっかりではねぇ)。

『見せ玉』ばっかりという印象から、一般の参加者は引いてしまった。



相場には多様な参加者が、多様な時間軸で参加してこそ、値動きが生まれ、出来高も増加し、市場が活性化していきます。



一カイ二ヤリや装置の優位性をもって瞬間的なサヤ取りばかりをする資金が市場の中心ではいけないのです。

一見、流動性を与えているようですが、これだけ注文出して取り消しやってりゃ、そんな偉そうな話でもないですからねぇ(^^ゞ



日本市場、国内取引所をマザー・マーケットとしてとらえ、その市場を主として戦う参加者をもっと活性化させなければいけないし、様々な時間軸で参加する運用者を増やさなければならない。



そのためには異なる時間軸での運用を可能とする管理体制や法整備も必要になる。

証券会社の自己売買ではそれが出来ないのなら、運用会社化するしかないのでしょうね。



自分は自分でやるべきことを全力でやるつもりです。

でもそれぞれの立場の人が、それぞれの立場で『何が問題なのか?』を考え、それを本気で変えようとしていかなければ変われない。



でもこの国のポテンシャルはとても高いはずです。

アジアの…世界の金融センターになりえる力はあるはずなのですから。



まずはこのグラフをみて、OSEさんの復活を期待します。

【日常】SNSについて④

昨年、著名ブロガーであった同僚(というか先輩)から勧められて、Twitterを開始。
元部下との飲みをきっかけにブログを開始(伝えていきたいことがあったから)。


そしてアメブロ、mixi、Facebook、Linkedinとやってきた。

Twitterは誰が見ているか分からないというのがあって、途中からブロックしてあるアカウントをメインに切り替えたりしてきた。

仲がいい人がそこには何人もいるので、見たり、ちょっとつぶやいたりということは続けるけど、メインはFBに切り替えていこうと思う。

本人が実名で分かるということは、情報を流す側にもモラルが必要だが、見ている側もそれなりの対応を求められる。
知り合いが知らないうちにこっそりフォローしているってのもなんか好きになれないし。


FBは人間関係において、物理的な距離を埋めるための補完的なツールとして有効だと感じた。

様々な友人がそこにはいるので、見せる相手を選択出来たりする機能があるのもありがたい。

同じような機能を持っているのはmixiになるのかな(オワコンらしいが…)。

それぞれにしかアカウント持っていない友人もいるので、一応全てカバーしておくけど、メインはFBにしていきます。

そっちの友人も100人を超えてきた。でも全部が知人や友人。
知らない人がいるTwitterやアメブロよりは安心してコメントかけるし。

mixiは続けるけど、頻度は落ちるかも。
でも写真を見せる相手を選んだり出来るのは大きいかな。


トルコに独り旅にいったとき、現地で知り合った外人さん達がみんな
『Facebookはやっているか?』と聞いてきた。
逆に『mixiはやっているか?』とは聞けないからね(^^ゞ
シンガポールや香港、海外にいる友人たちも、日本の携帯メールを持っているのが前提のmixiではつながれないし。


色々とやってみて思う。
それぞれに合ったSNSを使えばいい。
ただそこにどれだけ友人がいるかも大事。

でもFBがすごい理由が少しだけ分かった気がする。
知り合いの人、FBのアカウント持っていたらリクエストくださいね!
ただし知り合いだけにしていますのでご了承ください。

【相場雑感】日本時間でやる意味あんの?

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このグラフは日経平均先物の日中取引だけの値動きをプロットしたものです。

期間は6月27日~7月12日。

6月27日の終値は9590円。

この期間中の高値は10200円。

そして現在は9920円。

つまり610円値上りして、そこから280円ほど下落しているのです。



にも関わらず…

日中の寄りつきから引けまでの値動きだけでみると上昇トレンドの期間ですら、ジリ安のパターンが続いて▲160円まで下落。7月6日のザラ場上昇のおかげでなんとかマイナスを埋めかけたものの、寄りつき買って引けで売るという行為を続けていると600円も上昇するような上昇相場でもヤラレです。



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一方で、こちらが夜間の値動きだけをプロットしたもの。

どちらがまともに動いているかは一目瞭然。

日本時間でやる意味がどんどん薄れている。

この傾向は2005年あたりからどんどん強くなってきています。



値動きが乏しく、出来高も少ない。

板だけが妙に分厚くなり、板を作ってるヤツ次第で10円20円のひっくり返しの応酬。



『相場を取る』『トレンドを取る』

という運用は日本時間の日計りではほぼ不可能です。

結果、一カイ二ヤリの板張りしかやりようがなくなるが、そういった手法ではHFTやコロケーションを使っている方が優位。



結果として地場証券のように、旧来のやり方でしか運用していないところは追いつめられる。

オーバーナイトを積極的に活用するしかないが、夜間のヘッジ手段を持たせずにオーバーナイトリスクをバンバン取らせることも出来ない。

このまま東京時間の市場価値の低下とともに、消えゆくだけの存在になるのかどうか。



夜間取引やアルゴの活用など、地場証券のディーリングは生き残るために自らを変えていかなければいけない。

2007年末にかけて、自分は所属証券の上司にディーリング部の改革案を提出したことがあります。



時間軸の多様化、運用対象商品の多様化、そういった適応力・機動力が保てないのならば、運用子会社を作りファンド化も含めて在り方を変えていかなければ、恐らく追い込まれていくだけだと…。



そのときは上司にもそれだけの危機感がなかったし、管理部門も非協力的で前にはなかなか進まず、自分はリーマン・ショックを前にある出来事をきっかけに退職をしました。



そして地場証券を取り巻く環境は…残念だけど、その当時想像した通りになっていってしまっています。

間に合わないかもしれない。

でも変わらなければ生き残れない。

ならギリギリまで努力していこうと思う。



日本の運用者がもっと自由に、大きなフィールドで戦っていけるように。

【相場雑感】欧州危機の広がり

ついに…というかようやくというか…市場は欧州債務問題に再度目を向け始めました。



実はこの上昇相場の最中もCDSは高止まり。

ずっとくすぶり続けていたのです。

下のグラフはギリシャのCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)推移。



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ギリシャの選挙を通過し、議決についてもクリアし、ギリシャ内部の問題がひと山越えたところで懸念後退…と思いきや、すぐにCDSは切り返し高値を更新していました。



そしてここにきて欧州の他の多重債務国への懸念が高まりつつあります。

下が懸念されている各国のCDSの推移です。



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ポルトガル



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スペイン



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アイルランド



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イタリア



CDSとはデリバティブの一種で。債務保証(貸出債権に関わる信用リスクの保証)を売買するもの。

つまりこの価格が上昇しているということは、債務保証料が上がっているということで、市場はデフォルト(債務不履行)に陥るリスクが高いと評価していることになります。



ここで売買されている金額は想定元本にして世界で60兆$にも上っており、非常に大きな規模の市場になっています。



ちなみに1000bpsを超えているギリシャ(2300bps超)、アイルランド、ポルトガルあたりはかなり危険域。

イタリアやスペインなどのCDSはまだ300bps前後にとどまっており、まだまだ大丈夫だろう…と思いもしますが、国債価格の推移をみてみるとちょっと寒い状況です。

特にイタリア国債のここ1週間の下げ方は結構強烈…(>_<)





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イタリア



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スペイン



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ポルトガル



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アイルランド



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ギリシャ



各国の国債の価格でみた日足チャートです。

ちょっと怖いですよね…。



1年前は90~100前後にあったものが軒並み50台まで下落している。

ここにきて急激に動き始めたイタリア・スペイン(どちらも90台)の動きが同じ道をたどっていくのかどうか…。



ギリシャ問題が懸念されているのは、実はギリシャ一国の問題ではなく、ギリシャのデフォルト→他の多重債務国債権価格暴落→破たんの連鎖という構図が一番恐れられるところ。



ギリシャ程度の規模ならいざ知らず、スペインやイタリア(債務残高は米国・日本に次いで世界で3番目)まで飛び火すれば、欧州はその連合体を維持できなくなる恐れすらある。

その怖さが分かっているからこそ、欧州も懸命に歯止めをかけようとしているのでしょうが。



ただ一方で、欧州懸念から逃避的に資金が流入している米国や日本も対岸の火事ではない。



米国は債務上限引き上げに四苦八苦しており、大統領と議会が一致しない状態が続いている。

日本は…話にならない(-_-;)

多額の債務を抱え、金利上昇(=債権の急落)などが生じれば、一気に追い込まれかねないような財務状態にありながら、いつまで経っても首相が辞めるか辞めないかでドタバタしている状態。



脅すつもりはさらさらないですが、リーマン・ショックより怖い国家のデフォルト。

どの国も待ったなしなんですけどね。



といってもそれはそれ、これはこれ。

恐らく常にこの火種はくすぶり続け、どこかで火を噴く恐れはあり続けるでしょう。

でも株価はCDSの高止まりなんて無視して上げてきたのも事実。

この下落がちょうどいい押し目になるのかもしれません。

基本は需給ですからね。



ただここにきてチョロチョロ出始めている公募増資にはちょっと懸念を感じていますが…。



【日常】SNSについて③

とりあえずFBをメインにして、Twitterはサブ的に使うことにしました。

知らないうちに知り合いからそーっとフォローされていたり、アカウントと本人がつながらないTwitterは、匿名性の高さをうまく使えばいいツールだとは思うのですが、自分としてはちょっとその辺がネックになっていて、ブロックかけていたりしたので、FBの見せる相手をグループ分けできるのはしっくりきたので。

最初は使い方全然分からなかったんだけど、使い方覚えてくるとこっちの方が本人分かるし、コメントするにしてもより安心して使えるかなと。

基本的にはメインは
ブログ…mixi
つぶやき…Facebook
※知人限定にさせていただきます。

サブ的に
不特定多数の人に見られてもいいものを
ブログ…アメブロ
つぶやき…Twitter

という感じにします。
なんでTwitterの初期アカウントだった『elliottwave219』は削除しますんでよろしくお願いします。


しかし、東京時間は動かないね…(-_-;)

【日常】SNSについて2

FB色々といじってみてようやくこの良さが分かってきた。

グループ作成とかしっかりやれば、公開範囲を指定できる(mixi同様)。
イベント機能も使えるし、これはよく出来てるわ…。

ツイッターは誰に見られているか分からない怖さもあるし、本人とアカウントがつながらない人も多いので、知らないうちにフォローされていたり、なんか見せる側からするとちょっと微妙。

その点、Facebookは本名ベースだし、メッセージもらっても誰だか分かるし、そのうえ見せる相手を限定できるのなら、こっちの方が安心して使える。

Twitterはわざわざ二つアカウント作って使い分けていたけど、現在のをフリーにして一つにまとめて、メインでコメントするのをFacebookに切り替えようかと思っています。

知り合いの方、FBアカウント持っていたらぜひそちらにお願いします。

【日常】SNSについて

最近、急速にFACEBOOKでのつながりが増えてきた。
ようやく始めました…という人が多いが、本名ベースでやれるせいか、結構年配の方や、堅いお仕事の方、エライお立場の方も入ってる。

取引所の方や金融庁の方、もちろんプライベートでの友人なんかもいるのだが、『今何してる?』のニュアンスがちと難しい(^^ゞ 飲み仲間や友人たち、若手ディーラーに向けてつぶやきたいことと、そういった方々向けにつぶやきたいことはだいぶ内容が違うから…。
ま、そういった自分もいることを知ってもらってもいいかな、と割り切ってはいるのだけれど…。

ただ本人が分かるというのはかなり助かる。
Twitterとかはアカウント名は分かるけど、本人とのひも付けが難しくて、親しいメンバーは分かっていても、この人誰だっけ?なんて状態になることもしばしば。

シャープ製のAndoroid携帯を使っていた時はそれでも連絡先にTwitterアカウントを登録しておけたからまだ管理出来ていたけど、一番困るのはフォローリクエストもらっても、メッセージ付きでリクエストが来ないから誰だかわからないこと。アカウント名から誰々だろうな?でOKするしかない。

かといってフリーで見れるアカウントは既に700名弱のフォロワーがいて、誰がみてるか全然分からないから、何でもかんでもつぶやけない。特に証券ディーラーという仕事柄、ウカツにつぶやくのは危険だし。

ブログの方もmixiは知人限定にしている。
結構、日常ネタや色んなことを書いているから。
ここ最近の改変は大不評だが、見せる相手を選択できる便利さは大きい。
写真をアップしても、見せたい人にだけしか見れないように出来るしね。
いっぱい撮った写真を渡すのには一番便利。
ただ名前表示すんのはいいけど、明らかに偽名というか無茶な名前でも登録出来ているわけで…FACEBOOKのように本名になっていない時点であまり意味がないような気もしますけど…(^^ゞ

アメブロはメンテ中が多いし、いつの間にやら200人近いアメンバーになっていて、限定記事にはしているものの、知らないうちに色々とみられていることが多いようなので、あまり日常ネタとか、突っ込んだネタはアップ出来ない。

知らない人から、『いつもブログ拝見しています。』と言われることが増えてきた最近。
自分がブログを始めた理由は、
ファンド時代の同僚に著名ブロガーの方がいて、色々と煽っていただいたのと(^^ゞ
若手の後輩達に伝えていきたいことがあったから…。
自分の若手の頃の苦労や、失敗や挫折、そしてそれを乗り越えてきた道筋とか。
今は直接の部下や後輩たちもいて、それぞれがとても大切な存在。彼らには直接伝えてやれるけど、業界の後輩にはこういったSNSや飲みにいったときぐらいしか伝えてやれない(飲んだらきっとそんな話はしないけど…)。
だからブログを始めた。

mixiはちょっとした日常も含めて、結構見てる人が分かっているから気楽に書ける。
昔の友人や、物理的に離れた友人たちと交流できるSNSはとてもいいと思う。ただそれは本人が分かっているものに限るけど。

アメブロは誰が見てるか分からないから、仕事関係でこれはいいかな、と思えるネタをコピペしてる。

ちなみにLinkedinも使っているけど、特に何も更新しておらず、定期的に知り合いが増えていくだけ…外国人比率が高い(^^ゞ


ま、何が言いたいかというと…。

ブログを楽しみにしてくれていると言ってくれる人もいるので、退会とかはしないと思うけど。やっぱり自分はブロガーではないし、全部限定記事にしている時点で、アクセス数を増やしたいわけでもない。Twitterでもメインはブロックしているアカウント。つまりフォロワー増やしたいわけでもない。でもネットから広がったリアルの交流もとっても意味があったから、それはそれで大事にしようと思う。

賛否両論あるだろうけど、最終的には本人が分かるSNSだけを使っていくことを自分は選ぶのかな。

そんな気が最近ちょっとしています。

【コラム】フィスコ『週刊展望』(07/08)

さて、今日も相変わらずな日中の値動きでしたね。
ミニSQにも関わらずこの出来高…(-_-;)
そしてこの値動き…(-_-;)
終わってます…(>_<)

とりあえず限定記事ということで、今週のコラムを転載しちゃいます。
出来ればフィスコさんの『週刊展望』購読してあげてくださいね(^^ゞ


 日経平均株価はついに10000円台を回復!いよいよ震災前の水準をほぼ回復してきました。とってもめでたいことなのですが、日本市場で日計りやっている(特に先物)ディーラーはとーってもストレスのたまる相場展開じゃないでしょうか?
 なぜなら…トレンドは完全に上昇なのに日本時間で上がらない、動かない。値幅がない、出来高もない。『どーせ走らないだろう。』とは思うものの、ホントにそうなってみると『なんだかなぁ…。』と感じる毎日です(-_-;)


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 さて上のグラフはなんでしょう?6月27日の『0』を起点に推移しています。これは6月27日の日経平均先物の始値9620円を起点として日中(東京時間のみ)のみの先物の値動きをプロットしたものです。夜間の値動きを排除するため、前日比の誤差は調整してあります。つまり、日中の値動きだけを示したグラフになっています。
 で、6月27日の日経平均先物の始値は9620円。7月8日の先物の終値は10160円。実に△540円も
の上昇幅を記録しているのですが、日中だけの値動きをみるとこの通り…(-_-;)

寄り付き買うとやられる相場…つまり陰線が多く、7月6日のザラ場上昇だけが唯一といっていいほどのトレーディング・チャンスだったと言えます。ザラ場の動きだけなら、この2週間で▲40円。夜間で△580円もの上昇になっている。つまりそれだけ日本市場に主体性がなく、海外市場が上昇した分、朝は高く始まるものの、その後はこう着という状態が続く。しかも、週末はミニSQだというのに出来高も少なく、外資系証券注文動向のフローもかなり少なめ。日本市場の存在感の低迷振りは来るとこまで来た…そんな感じすら受けます。

 こうなってしまった背景にはいくつかの要因があります。一つは売買の短期化。ディーラー、デイ・トレーダーも日計りが多く、夜間ヘッジ手段を持たない状況では一カイ二ヤリを中心とした売買にならざるをえない。そこにHFTなどのサヤ取りが加わり、買えばすぐに売ることを考えるような市場参加者がかなりのウェイトを占めてしまっていること。そして投資主体の構造的問題。トレンドを作っているのは外国人投資家。彼らが買えば上がる。しかし、売っているのは信託銀行(年金)や個人。年金や個人は東京時間でしか売買をしない。つまり、その時間帯はがっつり逆張りの売りが並んでおり、それをぶち破るような買いフローが入ってこないと抜けるような動きにならない。外国人投資家は日本株について、かつてほどウェイトを高めておらず、海外が上がった分のリバランス程度の買いしか入ってこない。そして年金や個人のいないイブニングや夜間ではすんなりと上にいく。

 構造的な問題はありますが、何よりも日本市場にもっと多様な参加者が増え、そして日計りのみではなく、もっと長いスパンでの運用をする参加者が増えてこないと、こういった状況はさらに強まっていくでしょう。ホント危機的ですよ!
プロフィール

tetsu219

Author:tetsu219
元証券ディーラーです。
二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち上げてみたりと色々やってきて、とある証券会社でディーリング部長になり、今はシンガポールでヘッジファンドの設立・経営をやっています。

基本仕事ネタです。
更新は気が向いたときだけ(^^;
でもこのブログを通じて運用を志す若い世代の人たちに何か伝えられること、その一助になればと思っています。

初期は限定記事にしていましたが、今は開き直って全部公開にしてますのでお気軽に(笑)

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