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【ビジネス】大証ラウンドテーブル

今日は大証さんと何社かの中堅証券との間でのラウンドテーブル。

いくつかの点について議論をしてきた。

即効性のある問題解決は難しいものの、参加者が抱えている問題を取引所に理解してもらうことの意味は大きい。

この日本の市場はみんなで作り上げていくもの。健全な市場育成のためには多様な参加者が必要だ。

アルゴリズムによるHFTだけでもだめだし、ディーラーだけでもだめ。機関投資家や個人投資家、多様な相場感、時間軸の人達がいてはじめて市場に活力が生まれる。

海外市場にただ追随するだけの味気ないローカル市場ではなく、もっと主体性を持った魅力のある市場になって欲しいと願う。

明日、参加するみんなもいっぱい伝えてきて欲しい。
あと文句はいっぱい言っていいけど、参加者の声を自ら聞こうとしている大証さんの姿勢は評価してあげてね^_^;

【相場雑感】今月もお疲れさまでした

ようやく短いのに長く感じる5月が終わりましたね。
出来高も低迷し、かなり苦戦した人も多かったと思います。

さて今日はハッキリとポイントがいくつかあった一日でした。
WSJに出ていた記事。

『ドイツ、ギリシャ債務の早期再編要求撤回を検討』
http://jp.wsj.com/World/Europe/node_243732/?nid=NLM20110531

この記事とユーロの動きに気づいていれば買える相場。
MSCIの需給とかしか頭に入っていなければ、つい売ってしまう相場(それすら入っていないとすればちょっと問題)。

そこから債券先物の動きを見れば、債券先物売り・株式先物買いのオペレーションが出ている可能性に気づく。

立花と思われる売りが出たところは若干迷うものの、前回も傾けたのは2回まで。そこが頭に入っていれば、CSと見られる買い指値が続いている間は買いを引っ張れる。

そしてひっくり返って9600円台乗せ。
基本的な勝負どころはそこで一巡かな。

最後はMSCI絡みの動きもあるので、ちょっと読みづらい。
今月、諦めかけてたけど、ギリギリ1000万円乗ったんで終了しておきます。
別に気にせずやるのもヨシだけど、せっかく届いたのに落ちて終わると来月に響く可能性もある。

せっかく目標クリアしたし、来月はロットアップして入りたいところだけど…来月はメジャーSQ月。個人的にはとても苦手な月です。
SQまでのロールオーバーの期間をどうしのぐか?
自分の中では課題も多く、保守的にいかなければいけない月になると思う。
しっかりと切り替えて、恐らく苦戦するであろう来月に備えておきたい。

デルタ100枚以上でバンバンいけるのはいつの日やら…。
でも全体がかなり低迷している中、無理な勝負に出て大きなロスを出すわけにはいかないし、根気よく積み上げていくしかないね。

しかし、眠い…(-_-;)

【ビジネス】FIAJプレ・ミーティング

今日は6月6日に開催されるFIAJのプレ・ミーティングに行ってきた。

http://www.fiajapan.org/contents/events?language=japanese

正直、面倒くさいな…と思いかけていたが、思っていたより、かなり面白くなりそうだ。

海外からゲッコーの人がパネリストとして参加する。ジョン・フィルデス。

オレ達の対極にいる存在。
ブローカーとしては、某欧州系証券としてみんなは認識しているはず。かなり手口上位にいる。
リクイディティを供給している自分達がいるから、みんなトレード出来るんだと豪語するだけのこたぁあるかな。
HFT(超高速取引)の中核的な存在でもある。

そういうやつとパネルやれるなら、出る意味ありそうだ。

あとはクオンツ的なアプローチをしているスティーブン・マイケル。
個人でも出来るプログラム・トレードを開発・指導されている高橋さん。

みんなタイプも違うし、アプローチも違う。
なんか面白くなりそう(^^)

自分達が戦っている相手を知るにはいい機会かもしれない。
参加費も安いし、時間が空いてる人はぜひ(^^)

あ、オレが一番アナログだ…(笑)

【相場雑感】疲れる一週間

今週はどーにも疲れる一週間でしたね。
投信設定があって、需給的にはサポートされたものの、出来高がいかんせん少ない。

正直、今週は全然攻める感じになれなかったし、週初にポカをやってしまったんで焦らずコツコツと。
週間でプラスで折り返せたからまぁヨシとしなければいけないかな。

さて、今週は毎朝『今日のポイント』をまとめてみました。
先週末、部下たちに朝のミーティングのやり方変えることを指示して、色々と変化を求めた手前、自分がいつも何を見て朝の準備をしてきているのかを伝えること、そして自身の確認のためにやってみました。

『一カイ二ヤリしかやらないからそんなことは知らなくていい。』

と思う人もいるかもしれません。
それはそれで

『どーぞどーぞ。』

ですが、相場ってつながっているものです。
特に外国人投資家のシェアがこれほど高まっている日本株市場。
海外市場の動きもロクに頭に入れていないで相場に入ること自体、オレには信じられません。

瞬間的な商いにしても、流れの中でのワンポイント。
その流れが見えていれば、より効率的に低いリスクでリターンを取れるはず。

そして一カイ二ヤリが通用しない相場になったとき、相場をしっかりと見て、分析し、考えている人なら、ポジション・トレードやロング・ショート、オプションによるストラテジー…など様々な手法に対応できるはず。

自分はオプション・ディーラーからはじめて、現物株、ロング・ショート、プログラム・トレード、裁定取引、先物のスキャルピングと色々とやってきました。
もちろんどの手法でも一定以上のリターンはあげてきています。

システムが変わろうが、環境が変わろうが、相場を読み、流れを取るということは普遍です。
会社の許容度や、やれる範囲が限られるため、それをフルに活かすことは日系証券では簡単ではありませんが、そういった対応力の高さがこれからの市場では求められてくるはず。

どんなに朝面倒くさくても、相場を知る努力をし、相場に耳を傾け、その声を聞く。
ディーラーほど地道な仕事はない…という自分の思いはそこにあります。

とりあえず『今日のポイント』は今週まで。
いつも調べていることを書いているだけですが、実際書くと15分ぐらいは余計に時間かかっちゃうんで(^^ゞ

嬉しいことに部下たちも、たった一週間で朝会でのコメントが変わってきました。
真剣に調べてるし、漏れもだいぶなくなってきた。
あとはそこから自分で相場を考えていけるようになれば…という感じです。

その変化が見られただけでも嬉しかったし、短期間でよく対応したと褒めてやりたい気持ちです。

今週も皆さん、お疲れさまでした。

【ビジネス】読書

昨日、友人の送別会まで間があったので、丸善に寄ってみた。
なんか時間つぶしに読みたいと思える本がないかな、と思って手に取ったのは

『40代を後悔しない50のリスト』

ちょうどその日、後輩の一人が会社を辞めることになり相談を受けた。
40も近づいている年齢。
力になってやる半面、厳しい現実も伝えざるをえない。

自分がその人生をどう生きるか。
すごく難しい問題だ。
特にディーラーという仕事は…。

20代の頃。
自分は何も持っていない。
失うものなど何もなかった。
ただがむしゃらに頑張り、上を目指すことだけを考えていた。

『もっともっと』

自分が落ちることなんて想像もしなかった。
一日一日、相場で結果を残すことと、相場を学ぶこと、そして少しでも強いディーラーになることだけしか頭になかった。

30になる頃。
ちょうどその頃に師匠や兄貴との決別を経験し、すごくつらかった半面、若手ディーラーというレッテルがはがれ、会社(ディーリング部)の収益の柱として認められはじめた。
プレーヤーとしては一番充実していた時期だと思う。
ポジション枠も増え、自信も芽生えていった。
若手の育成や、やりたいことを積極的にやらせてもらった。
でも裏切りとまでは言わないが、許せない出来事があってその会社を辞めた。

そこからは苦しい思いをいっぱいした。
それまでのようにリスクを取らせてはもらえない。
そんな中で評判だけが先に立ち、過剰な期待、そして悲しいほど制約の多い運用環境の中で結果だけを求められた。
理解してくれる人はちゃんといたけど、背負っている重みは半端なかった。
ある意味では『怖さ』を知った数年だったかもしれない。

そして40になる頃。
自分がこれからをどう生きていくべきか…ようやく少し見えてきた気がする。
プレーヤーとしての自分を追い求めるだけではだめなのだと思う。
自分が築き上げてきたもの、それは知識だったり、経験だったり、人脈であったり…それを利己的な目的に使うのではなく、仲間やチーム、会社、業界のために活かしていかなければならない。

プレイング・マネージャーである以上、かっこ悪いまねはできないから、それなりの結果は残して当たり前。
会社のリスク許容度に合わせた戦いしかできないが、それも含めてコントロールしてみせること。
20年弱という期間をディーラーとして戦い、勝ち続けてきたことを結果で示す必要はある。

もちろんもっとやりたいというプレーヤーとしての欲がないわけではない(それを失ったら終わりだ)。
ただそういった気持ちと、プロとして、そしてマネージャーとしての自分がすべきことは違う。
自分自身をしっかりと抑制しながら、一歩ずつ進んでいく。
自分自身のコントロールも出来ないやつが、マネジメントなど出来るわけはないから。

でも…いちプレーヤーで生きてきた自分が、様々な経験を経てマネジメントに関わる部分を任せてもらえるのは幸せなことだと思う。

多くのディーラー仲間がこの10年間で業界から去っていった。
過去、月間1億円以上の利益を出してきたような連中でさえも。

成功報酬の高さから、みんなこぞって契約ディーラーの道を選んだ。
結果として、プレーヤーとしての結果が出せなくなればそこでお終い。
それはしかたないことだと思う。

40代になってから、定職がない、アルバイト、事務…。
家族がいれば守らなければならない。
そのためには選んでいられない。
多くの友人がそういった挫折をしていった。
過去にどれだけの実績を残していても…。

本来ならば、マネジメントへの移行をしていくべき年齢。
そのときに生活すらままならない状況に陥る。

40前後ってすごく色んな変化がある。
自分の限界を感じる年でもある。
プレーヤーとして、ただ前だけを見ていた20代、30代とは大きく違ってくる。
これからの50になったとき。
いい40代だったと思えるようにいるためにどう生きるべきなのか。
自分もすごく悩んだ。


しかし、契約ディーラーを選んだ仲間たち。
いちプレーヤーとして生きる道を選んだのなら、なぜもっと必死にやらないのだろう?
親しい友人たちだが、そう感じてしまう。

オレたちディーラーにとって、相場は戦場だ。
生きるか死ぬかの戦いをしている場所。

なのに相場のことを知ろうともせず、新聞も読まず、ただゲームの延長線上でしかやらない。
9時にきて3時に帰る。
そしてあとは飲み。
結果が出せているならいい。
でも結果がロクに出ていないのになぜ努力しないのか?

それで10年20年勝ち続けられると思っているのだろうか?
そんな甘い世界ではない。
自分に厳しくなれないのなら、勝負の世界にはいない方がいい。
いずれつらい時が来ることになるから。

時代が変わり、環境は変化する。
システムの高度化・高速化はアルゴリズム・トレーディングの台頭を促し、オレたちが戦う敵は機械になっていった。

市場のすきまはどんどんなくなっている。
弱いヤツからつぶれていく。

いちプレーヤーとして勝ち続けること。
それもプロとして会社に貢献できるだけの利益を残し続けること。
それはロクに努力もしないで出来ることではないと思う。
それが出来るヤツがいるとすれば、ホンの一握りの天才だけだろう。

契約ディーラーは成功報酬は高い。
ただその道を選ぶ以上、覚悟は必要だ。
最近、仲良くさせてもらっている若手のディーラーには、覚悟が出来てるな…と感心させられるヤツも何人もいる。

でも半端な気持ちでやるのなら、やめた方がいい。
これからの時代。
恐らく地場証券のディーリングはさらに縮小していくだろう。
リストラ、部門閉鎖、自主廃業…。

そんな中でいちプレーヤーとして勝ち続けたいのなら、それだけ懸命に努力しなければならない。
ただその努力が報われたとき、大きな成功が待っているのもこの世界だと思う。
そのためにする努力に無駄なことなんてないと思う。
凡人のオレでもここまでこれたんだから。

後輩たちに厳しい先輩と思われても、彼らが選ぶ道の厳しさを伝えなければ。
そして出来るなら、その努力が報われたときの喜びをマネジメントの立場から、共に喜びたいものだ。

【相場雑感】今日のポイント

昨晩の欧米市場は反発。
どちらもマイナススタートだったが、切り返して取引を終えている。

米耐久財受注額は昨年10月以来の大幅落ち込み(前月比▲3.6%)。ただこれはこれまで好調だった反動と東日本大震災で部品供給が滞ったことなどが影響している。好調だった民間航空機受注が▲30%(元々変動が大きい)、東日本大震災で部品供給が滞った自動車が▲4.5%。

これで売りこまれるということもなく、米国株指数は反発。
業種別指数をみてみるとエネルギー・素材関連がけん引している。
昨日のGS、MSの原油市場に対する強気見通し。これをきっかけにした商品市場の堅調がサポート要因になっている。
米週間統計で留出油の在庫が2年振りの水準まで減少したことも原油上昇の要因になっている。
引き続き、シェブロンやエクソンモービルがしっかり。
ハリバートンなんかも上昇している。

欧州でもCDSの動きが少し落ち着いている。ギリシャのCDSは反落となっており、重債務国問題はいったん小康状態というところだろうか。
フィッチがドイツの銀行についてギリシャ債保有を理由に格下げすることはないとのコメントを出したことが影響している。


昨日の野村投信の『スマートシティ』の設定額は予想通り319億5671万円。
今日の大和投信もそこそこ集まっているようだ。
需給的なサポートがある中だけに、いったんはリバウンドとみるべきかな?
立花センセが利食うのはちと悔しいが…(笑)

あそこは明らかにド素人な商いなんだが、以前大暴れ始めたときも最初の商いはカッコよかったのにその後グチャグチャ…(^^ゞ
1000枚買い連発した後、1000枚売り連発して投げとか、限月交代の際にロールオーバーすりゃいいのに、当限下ぶん投げて、翌限上買ってとか…。
ホントどんだけ金持ちなんだか知らんけど、よくやるわ(^^ゞ
合理的な売買じゃないから、かえって予測がしづらい。
あれだけ玉がデカイと気にしないわけにもいかないし。

あと菅首相がOECDの記念行事でスピーチ。脱原発を示した。そしてサミットではサンライズ計画を発表するとのこと。スイスも脱原発を示しているようだ。ソフトバンクも太陽光発電施設、メガソーラー計画を打ち出している。

太陽光発電とか自然エネルギー関連が中長期的なテーマになってきそうだね。

さて今日はどうしたものか?
短期的には戻りを試す展開と思うが、9500円近辺での動きを見極めてからかな。
今週は手が合っていないし、少しマーケットと距離を取ってみる必要もありそうだ。

まだダウンサイドへの懸念が払しょくされたわけではない(欧州におけるギリシャなどの重債務国問題)。
ちょっと見極めが必要な局面…というところかな。

(追記)
朝も早くから英文レポートが送られてきた。MF GLOBALの東電レポート。SELLで目標株価は158円とのこと。

【相場雑感】今日のポイント

ムーディーズがRBSやロイズなど英金融機関14社の格付け見通しを引き下げ方向で見直すを発表した。加えて、ギリシャが債務再編を行えば、実質的なデフォルトに相当することとなり、同国は資本市場での資金調達が長期に渡り不可能になると指摘。ECBに依存せざるをえなくなるだろうとの見解をしめした。

ただCDSなど債券市場の動きを見る限り、この影響はほとんど出ていない。フィッチなどが既に同じようなコメントをしており、市場は織り込み済みというとこだろうか。

欧州株は昨晩のNY市場の小幅反発を織り込んでいなかったこともあり、リバウンドから始まったが、その戻りは鈍かった。

米国株式市場も小幅反発でのスタートとなったものの、結局下落して終わっている(▲25.05ドル安)。これで3日続落。

4月中旬に生じた調整局面では75日移動平均線あたりがサポートとなって切り返した。今回同水準(12324ドル)まで下落。ここで踏みとどまれるかが焦点となりそう。ここを割り込んでくるとちょっと怖い下落になる恐れも。

ナスダックはすでに割り込み、100日線(2763.8)も割り込んでいる。4月18日の安値2706.50を割り込むと下値切り上げの形が崩れる。

新築住宅販売は前月比で増加はしたものの、水準は低いまま。今年2月に統計開始以来最低の27万8000戸まで落ちこみ、3月に30万1000戸、そして4月32万3000戸と回復傾向にはあるものの、住宅市場の低迷は払しょくできず市場の反応は鈍かった。経済指標は1勝1敗でニュートラルかな。

原油などの商品はGSやMSの原油相場見通し上方修正もあって堅調だったものの、株式市場はそれに反応しきれない。それでも個別銘柄をみると商品市場堅調の影響は出ている。シェブロンやエクソンモービルがダウをサポートしている格好。

日本株も原油高がポジティブに働くセクター(素材関連など)に限られた物色が起きるかも。

欧州株は23時(日本時間)以降の下落が目立っている。DAX指数も7200回復までいっていたが、そこから50以上も反落(△29.14)。かろうじて前日比プラスは維持したものの、米国株はその時点の水準よりも下落しているので、今夕の欧州株は軟調なスタートが予想される。なんとか下げ止まりの兆しをみせてはいるものの、ここからのユーロの動きがポイントになるかな。

日本株ADRはマチマチ。アドバンテストやソニー、トヨタあたりがしっかりだけど、持続するかなぁ?
メガバンクがちょっと弱めな印象。ただこれもマチマチ。

日本株は今日明日が正念場になりそう。
4月19日につけた安値9405.19円(先物は9380円)を割り込んでくるとちょっと厳しい。TOPIXはすでにその水準を割り込んでいる。下に崩れると…。

クレディ・スイスはそれほど積極的ではないものの、どちらかといえばショート・バイアスを続けている。
9400円割れの動きが出たときにトレンド・フォロワーの売りが出てくるかどうか?
立花センセが大暴れしているんで、日計りではそっちも警戒が必要。

1000枚~2000枚単位の分かりやすい玉ながら、流動性の枯渇したこの市場であれだけ板出されると、動きが止まる…(-_-;)
逆に向かってたら、スゲー疲れる相手だ。

ただ昨日の手口でハッキリとしたように日計ってくる可能性が高いから、パターンはある程度読みやすいかな?すぐに慣れるでしょ(^^ゞ

あと注意しておきたいのは三菱UFJ証券の先物買い。今週に入り225とTOPIXを連日の買い越しをしている。結構ポイントになるところかもしれない。

今週はファンド勢のポジション調整の動きが出やすい半面、投信設定もある。
今日は野村の『野村日本スマートシティ投資』。募集金額は1200億円。このところ株式投信は不人気なんでお金はそんなに集まっていないと思われるが、天下の野村さんが販売会社なのでちょっと注意が必要。

短期的なリバウンドで9500円台回復、そして維持できないと次の下落がちょっと怖いところ。ここからの下落は短期調整の域にとどまらず、震災後安値8227.63円→10017.47円の上昇に対する中期的な調整局面入りを意味する。その調整は最小で9333.74円、最大で8911.33円までのものに発展する恐れもある。

出来高も低迷しており、ダウンサイドにもそれほど強いトレンドが発生するとは思えないし、まだそのシナリオをメイン・シナリオとするには時期尚早だけど、頭の隅には置いておいた方がよさそうだ。


mixiの方ではちょいちょいアップしますが、こっちはちょっと使いづらいんでたまに更新って感じになっちゃってます^_^;
知人限定にはさせていただいていますが、知り合いの方はmixiの方でお願いします(^^)

【トレード】あ"ー

今日は朝から軟調展開を予想。
やはりギリシャ問題の再燃、今回はちょっとやばい感じもする。
中国の不安定さも考えれば、一目均衡表の雲を割り込んで始まり、そしてダウントレンド入りが明確になる可能性もあると思っていた。

ドンピシャ!
朝イチのトレードで100万超すっきり取れた。
そのあとは取ったり取られたりになってしまったが、前場は100万プラスで折り返す。

しかし、落とし穴はしっかり待っていました(-_-;)

後場、弱いとみて売りから入る。
でも妙に銀行が高い。
昼違うことやってて枝野発言を見落としていた(>_<)

うかつだった…。

一回踏まされ、銀行の動きをみてドテンロングに。
そこでバチンを喰らい、一気にチャラに…(T_T)

そこからはどうにもなりませんでした。
取ったり取られたり…場口銭ヤラレの1日。

どうしても1000万という数字を意識してしまい、つい焦っている自分がいた。
先週までの自分をしっかりと思いだして、『待ち』が出来るトレードをしなければ。

今日は安易なポジション・テイクがいっぱいあった。
1度や2度じゃない。
こんな商いしていたら、どこかでポカをやる。

相場見通し云々の前に、自分自身のコントロールをしっかり取り戻さなければ。

しかし、まだ手口出てないけどCS売りの立花ドタバタのイメージなんだけど、実際のところは…?

あ"ー無駄に疲れた(>_<)

【トレード】相場の事前準備

<p>先週末、朝のミーティングのやり方を変えようとみんなに提案した。<br />これまで毎朝、全員が今日の相場見通しを話すという形でやっていて、自分も入社してしばらくは様子をみながら、それでもいいかな?とちょっと思っていたのだが…。</p><br /><p>各自がQUICKや日経新聞や証券紙という同じ情報ソースを見て、そこから導き出される見通しはどこかで読んだと感じるものも多いし、同じようなコメントが多く、ちょっと間延びした感があった(中には話長ぇよ…というのもチラホラあって(^^ゞ)。</p><br /><p>だからみんなが話している間は耳では聞いているものの、端末叩いて色々と見ながら聞いていることが多かった。</p><br /><p>寄り前という貴重な時間。<br />注文の入り方を観察するだけで、時として寄り前後の商いでのポイントが見つかる場合もある。<br />そういった時間にミーティングをやるなら、もう少し効率的に出来ないかな、と思っていた。</p><br /><p>先日のGDP。<br />発表されたときに俺が声を上げたが、事前に頭に入っていなかったヤツがいたっぽい。<br />確かに、経済統計で大きくブレることは少なくなったし(機械受注の時間が変わってから)、あまり気にしてもしゃあないかもしれない。</p><br /><p>ただ中長期的に見た場合、経済指標の推移は軽視するべきではない(ファンダメンタルズ・ベースの運用を目指すときには必須)。<br />そして米国市場などは経済指標で乱高下することもしょっちゅうだ。<br />日本のGDPですら、しっかりチェックできていないのだから、寝ている(もしくは飲んでいる)時間帯の米国経済指標なんて気にもしていないかもしれない…。<br />今後、オーバーナイトでポジション・トレードする場合には、これらも頭に入っている必要がある。</p><br /><p>マーケットでリスクを取っている以上、相場に影響を及ぼす可能性のある情報は頭に叩き込んでおく。<br />面倒くさくても事前に調べられるものは調べておく。</p><br /><p>ということで、朝はテーマを絞って何人かに報告させることにした。<br />相場見通し的なものは誰かがまとめて話して、最後に総括、漏れがないかの確認して終わり。</p><br /><p>テーマは<br />・欧米市場の動向およびチェックポイント<br />・経済指標およびイベント(重要な会議や会見など)<br />・新聞チェック</p><p>これらを毎朝誰かがみんなの前で話す。<br />当然、全員チェック出来ていて当たり前。<br />だから俺がその日その日で指名する。<br />いつ当てられるか分からないからちゃんとやらざるをえない。<br />そうでもしないと習慣づけることはできないから。</p><br /><p>でもね、ダメ出しする以上、俺自身は毎朝当然のようにやっている作業なんだよね(^^ゞ</p><br /><p>例えば、週末の米国株。<br />ただ下げたではなく、どう下げたのかを気にしているか?<br />原油価格の動き。終わってみたらプラスだが、場中はどう動いたか?<br />ザッと見ただけでも頭に叩き込んでおく必要があるのは下記のこと。</p><br /><p>・ドイツ連銀総裁バイトマン氏が『ギリシャが債務期限延長を行った場合、ギリシャ債はECBリファイナンスオペの担保として不適格になる』と発言。同債については自主的な債務再編であってもデフォルトとしてみなすとしてフィッチが格付けを引き下げ(BB+→B+、見通しもウォッチネガティブに)。ギリシャを中心にCDSが軒並み上昇(CDSはどういった水準にあるのか?そして欧州株の動向に警戒が必要。DAX指数などがどういう位置にあるのか確認できているだろうか?)。</p><br /><p>・米国株式ではギャップが急落(▲17%)。要因は綿価格(原材料高)の上昇や中国の人件費上昇で20年ぶりのコスト上昇にさらされている。ユニット当りの製造コストは20%上昇し、製品の値上げペースを上回るとの見通しを示した。他にも衣料小売りのエアロポスタルが1株利益見通しを16セント(アナリスト予想は27セント)。(日本ではFリテにどう影響を及ぼすか?もし影響が出た場合は指数寄与度も高いから注意が必要)</p><br /><p>・米国株では金融株の下落が目立つ。<br /></p><p>・原油は22時過ぎ(日本時間)から一時急落、一時間弱の間に96ドルまで突っ込んだ後、急反発1時過ぎにはプラスを回復し、1.18%高で取引終了。相変わらず不安定な動きを続けている(ただプラスだからと引けだけ見ていたらその不安定さには気づけない)。</p><br /><p>・株価も原油価格の乱高下に合わせるかのように寄り付き後に大幅下落、そして反発を示したものの、こちらは高値圏を維持できずに引けにかけて再度売られる展開に。CME日経平均先物も安値近辺で取引を終える。</p><br /><br /><p>経済指標やイベントも頭に入れておく必要がある。</p><br /><p>今週、注目点は一応サミットになるのかな。<br />特に株価に直結した材料は出なさそうだが、そういった重要イベントが控えているときは、あまり大きくポジションを動かしてくる可能性は少なくなる。ボラティリティの低迷が続く可能性も(稼ぎづらい相場が続くのかぁ…)。</p><br /><p>国内経済指標<br />23日 景気一致CI指数(前103.6)、景気先行CI指数(99.5)、全国スーパー売上高(0.3%)<br />25日 4月貿易収支(前196.5B、予▲703.7B)、同季節調整済(前96.3B、予▲695.9B)<br />26日 対外・対内証券投資<br />27日 東京・全国CPI(全前0.0%、予0.3%(前年同月比))、小売店販売</p><p>26日~27日 ドービルでG8サミット<br />28日 ブリュッセルで日・EU首脳会議</p><br /><p>米国経済指標<br />24日 新築住宅販売件数(300K→300K)、前月比(前11.1%、予0.0%)<br />25日 4月耐久財受注(前2.5%、予▲2.5%)、貿易収支(前1445M→予1000M)、経常収支(前3626M、予1450M)<br />26日 1-3月実質GDP改定値(前1.8%→予2.2%)、新規失業保険申請者件数(前409K、予400K)<br />27日 4月中古住宅販売成約、4月個人所得、4月個人支出</p><p><br />と、自分はほとんど毎朝、自宅でこれらのことをチェックし、新聞も一通り目を通して会社に来る(電子版に切り替えてから、ちょっと細かいところを見落としがちになっているんで、朝刊だけでも紙ベースに戻そうかと思ってる)。</p><p>だから『朝起きるの早いね』といつも言われる(^^ゞ</p><br /><p>その程度の準備もせずに、朝会社にきてから端末で記者の相場見通し読んで、自分の相場観組み立てている時点でいつまでも素人から抜けられない。<br />運用のプロとして、市況、材料、ニュースなどから自分自身の目でみて組み立てていく力がなければいけない。ザラ場中に判断するのは自分なのだから。</p><br /><p>厳しい言い方になるけど、記者(解説者)のコメントみて相場決めてる時点で運用者としてはプロとは言えない。少なくともその記者以上の目を持つことはできないし、判断も遅れる。</p><br /><p>プロである以上、自分の目で見て考える。<br />記者も含めて他人の意見も聞いていい。<br />そこに『なるほど』と思えるところがあれば修正してもいい。<br />ただ自分で考える努力を怠って、他人の意見で相場決めている時点で話にならない。</p><br /><p>記者にも後輩が何人もいる。<br />彼らも努力はしているが、正直まだまだなヤツもいる。<br />こいつはいい目持ってるな、いい記事書くなというヤツもいる。<br />彼らは彼らなりに、多くの人の目にさらされているから必死だ。</p><br /><p>それでも運用の現場で戦っているのは俺たちディーラー(トレーダー)なんだよ。<br />実際にそこで損をしたり、利益を上げたりしているのは俺たち。<br />戦場で戦っている自分たちが、従軍記者のコメント見ながら戦いを考えるなんてことはおかしな話だ。<br />誰よりも必死に考えて、生き抜く努力をして当たり前。</p><br /><p>相場を張ってりゃ楽しいかもしれない。ちょっとしたゲーム感覚だ。<br />しかし、ここはお遊びの場じゃなく戦場。<br />損をすれば会社や投資家が傷つく。<br />給料もらって、損出して会社に迷惑かけてりゃ世話がない。</p><p>俺たちが勝ち続けられないと、会社や投資家がいずれはディーリング業務を諦めて撤退することになる。すでにそういう会社が出ているし、知っているだけでも予備軍はいっぱいある。</p><br /><p>個人でプラスは当たり前。<br />それすら出来ていないなら、相場が難しいなんて甘えたことは言わずに死にも狂いで勝つための努力をしなければならない。<br />そのうえで負けたら潔く去るだけ。</p><br /><p>出来るならもう一点、ディーリング部として、組織として黒字が出ているかどうかぐらいはみんなも知っていて欲しい。<br />実際には自分の範囲で勝つことしかできないけど、組織が負ければそこで終わりなんだから。そういったことを意識できるようになると、また違った目線でこの仕事が見えてくると思う。</p><br /><p>勝つために必死で頑張って負けることもある。<br />でも最低限の努力すらしないで、楽して相場やって生き残ろうなんて甘い話。<br />人の何倍も努力したヤツだけが10年20年生き残り続けられる。<br />伝説のS氏もシンガポールのUも、知り合いの一流プレーヤーたちもみんな誰よりも努力をしていた。</p><br /><p>今の部下たちにも、『経験の差』『知識の差』があるから○○さんは出来る…なんて逃げはして欲しくない。少なくとも現在の俺より努力しないで、経験も知識もないアイツらが俺に追いつくことなんて出来はしない。</p><br /><p>先日のブログで、『ディーラーはレベルが低い』とメディアの相場解説者に言われたと書いた。残念ながら、否定できないんだよね…。<br />だから面倒くさくても、自分で調べる、考える…それが当たり前なんだということをみんなに身に付けて欲しいと思う。</p><br /><p>これからは少しずつ厳しくやっていかないといけないかもしれない。<br />難しい相場はこれからも続く。その中でアイツらを守ってやるのは、彼ら自身の結果でしかない。要するに難しい中でも結果が出せるように彼らを成長させることでしか守ってやれない。</p><br /><p>ついてきてくれるといいんだけど…。</p>

【トレード】カッコ悪いなぁ…(^^ゞ

今日は一日ズルズルでしたね(^^ゞ

テクニカルに従ってやってれば、そんなに苦労するマーケットではなかったはずなんだけど…。
Fリテとかの妙な強さから、つい下がったトコ買いと考えてしまう。
素直に流れに乗れていない。

後場もバスケット売り越しだったし、戻り売りを基本にしなければいけなかったのに。

ただでさえアンワインドの動きが活発で、個別銘柄の動きにもバラつきが目立つ相場。
そんな中で一部の個別銘柄の動きでつい流れに逆らうトレードばかりしてしまう。

この動きでほとんど買いから入っていた…(-_-;)
ま、それでも▲50万ならまだ最小限の怪我と割り切るべきかな(^^ゞ

さ、切り替え切り替え♪

しかし、コータが後ろで見てんのにカッコいいとこ見せらんなくてごめんね(笑)

プロフィール

tetsu219

Author:tetsu219
元証券ディーラーです。
二十数年ディーラーやって、シンガポールにも一時期行ってヘッジファンドを立ち上げてみたりと色々やってきて、とある証券会社でディーリング部長になり、今はシンガポールでヘッジファンドの設立・経営をやっています。

基本仕事ネタです。
更新は気が向いたときだけ(^^;
でもこのブログを通じて運用を志す若い世代の人たちに何か伝えられること、その一助になればと思っています。

初期は限定記事にしていましたが、今は開き直って全部公開にしてますのでお気軽に(笑)

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